クラッシュ(1996)のレビュー・感想・評価
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ドンドン傾倒してしまうその危うさ
1996年に観たのならアダルト映画🔞と見誤ってしまうが、
これは秀作だ。
交通事故と言う目を逸らしたくなる現場を、
私達はマジマジと高速道路上で、
ガン見しようとして長い渋滞を経験する。
そんな衝撃的なダイナミックところに
傾倒してしまいハマってしまうヤツがいる。
いるいるいる
このダイナミズムを偶然ではなく
故意に事故らせるヤツも出てくる。
いるいるいる
ダイナミックなエネルギーを鎮めるため、
生愛死を言う最大のdynamismに向かう。
想像していた以上に綺麗な画面に性描写だった。
ギリギリのところで制御されたアダルトではない良い映画マル
いろんな変態
以前から気になってた映画で、今回やっと観られたわけですが、わたしにはなんかピンとこなかったかも。
変態ですよね、これはもう。
自分の快楽が得られれば、なんでもいい誰でもいい死んでもいいってやつですよね。
ほかに人生の楽しみはないもんかって、そんなこと真っ当に思ってしまう自分がバカみたい。
痛いのが、快感?なのかな。
いんや、わたしは痛みに弱いのでこれはわからん。
めちゃくちゃに破壊する痛みでエクスタシーを得るのであれば、たとえば末期のガンの痛みなんかでも恍惚とするのかしら?とか、帰りの電車で色々考えてしまった。
それとも痛みとはちと違うのかな。
いえ、変態が嫌なんと違います。
変態にもいろんなバージョンがありますよね。
わたしは変態村って映画がとっても好きでDVDで時々見返したりしてますが、あそこに出てくるひとたちの変態っぷりの方がわたしにはしっくりきます。
とは言え、わたし自身は変態ではありませんが、
なんて自分で言ってる人ほど変態かもしれん。
変態村が好みっていってる地点で怪しいもんだ。
変態変態と連呼してしまい、恥ずかしいやら、ごめんなさい。
痛いのは嫌です。(加筆•修正)
クローネンバーグは好みなのだが、作品により共感できないものと興味を引くものがはっきり分かれる。今回は前者でした。
生を感じることで性を感じるのだろう。極端になれば死と隣り合わせのなる生こそ、最もエクスタシーを感じる性。
先日鑑賞したブレスレスは未だ理解できるが、こちらは理解不能。
理解できないエロばかりで眠かったが、惹きつけるものは有る。
ドライブインシアターで観よう。
のっけから、飛行機の格納庫での濡れ場から始まるんでびっくり。その後も、交通事故で打ち所が悪かったのか、出てくる連中は、どいつもこいつも、傷フェチ、事故マニアとド変態大行進で、とてもついていけません。とは言え、交通事故とセックスが死と生のメタファーのようにも感じられ、全編満載のベッドシーンも強烈でありながら、とても官能的で美しく、妙な魅力があります。特に主人公の妻役のデボラ・カーラ・アンガーのクールビューティー振りに参りました。
まさしく、鬼才たる由縁がこの作品
クローネンヴァーグ以外に、こんなシナリオを誰が書ける?
交通事故の衝撃、死の恐怖、直接的な肉体の痛みがフェティシズムの脈絡に則って快楽に変わる人たち。衝撃的だ、余りにも衝撃的な発想だ。否、発想ではなく現実かもしれない。自分の生活や人生で中々出会いそうもない経験を映画を通して体験出来る。才能溢れる監督によって、異次元の体験が出来るのも、映画の醍醐味の要素である。とても興味深い映像体験だった。レヴューは濡れ場シーンばかりがフューチャーされているが、エロスとタナトスが組んず解れつする見事なカット割りが、台詞と演出と俳優陣の蠱惑的な演技力によって優れた映像美へと昇華されていたのも発見だった。映像にしろ、文学にしろ、音楽にしろ、あらゆる表現手段において、快楽の延長線上に迎える死への憧れは持って来いのテーマである。
圧倒的、ド変態。。。。
1963年型の真っ黒い"リンカーン" 走り続ける エンジン火が噴くまで〜♪
鉄、錆びた鉄、女性器を表すようなロザンナ・アークエットのエグくてグロい傷。
直接的な暴力描写は皆無、自動車事故からメタリックな痛々しさ、性的欲求からの変態的Sex、アブノーマルからゲイ&レズの関係性、最も危険な性の吐口的な暴力描写と当て逃げは当たり前的な御勘弁。
デヴィッド・リンチとかポール・バーホーベンなんかが撮っていてもおかしくは無いような、クローネンバーグが撮るべくして撮った原作者J・G・バラードとの相思相愛的、バロウズ以来に。
衝突事故からの生=性、ギリギリに死から逃れた恐怖心を解放した後に満たすは性欲的興奮のみ!??
世の中には色んな人が居る。
こんなにSEXばっかしてたっけ。
交通事故、事故車、カーSEX、傷口フェチ。
世の中には色んな人が居るのだなあ、と思いました。
車中バックで犯られるホリー・ハンターの手羽が凄い。
で、音楽イイね。車では聴けぬが。
異常が正常の地平となった それがラストシーンの意味だと理解した
異常性愛がテーマ
デヴィッド・クローネンバーグらしく、エグいシーンが多い
しかしスキャナーズやヴィデオドローム、ザ・フライといった感じではない
どちらかというとデビッド・リンチぽい
自動車事故の衝撃が、異常性愛のきっかけになっていく物語
正常という規範がクラッシュすれば、性愛もまたクラッシュする
いやもともとクラッシュしていた夫婦ならばどうか?
異常が正常の地平となった
それがラストシーンの意味だと理解した
事故によって得られる性と生の悦び
デビュー以降、センセーショナルかつタブーの領域に挑むかのようなテーマの作品を撮り続けるデヴィッド・クローネンバーグだが、本作はその中でも一番理解度が低いかもしれない。
自動車事故を機に、異性だけでなく同性同士、さらには車同士と、あらゆるセックスを繰り広げる登場人物たちに共感できる人は少ないと思う。
それでも、普通とか理性とか一般常識にクエスチョンを投げ続けるクローネンバーグ。
今回のリバイバル上映は、4Kリマスターによる無修正がウリとなっているが、改めて観直すとそこまで過激に感じられないかもしれない。それだけ、21世紀となった現代社会が過激になりすぎたのかも。
異常な性愛
この夫婦はそれぞれ別のパートナーでセックスを楽しんでいる。通常のセックスだけでは満足できなくなっていたのだ。ジェームズ・ディーンの事故を再現するシーンもすごいものだったが、観客も皆異常な快感を味わっているのだろうか?あり得ない設定なだけに、冷めた目で見てしまう。しかし、予備知識を全く持たずに観ても、気持ちが伝わる自分が怖かった。
もし、自分にこのような性癖があったらと思うとぞっとする。自慰、酒、...
もし、自分にこのような性癖があったらと思うとぞっとする。自慰、酒、喫煙に中毒性がありなかなかやめられないのと同じように彼らも交通事故での性的欲求を抑えきれない。とても人ごとに思えなかった。
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