夢見びと

劇場公開日:

夢見びと

解説

偽りの関係を演じるために出会った男女が、夢への情熱と現実のはざまで葛藤しながらも本当の自分を見いだしていく姿を、歌とダンスでつづったミュージカルドラマ。

独身の売れない漫画原作家マサは長年疎遠だった父が危篤であることを知り、自分の充実している姿を見せて父を元気づけようと、レンタルファミリーに偽装妻を依頼する。マサに妻として雇われた女優カナコは、さまざまな偽りのキャラクターを演じる日々を過ごしながら、歌手になる夢と現実の間で悩んでいた。偽りの夫婦を演じることになった2人はマサの父の見舞いに向かうが、ひょんなことから妊娠という嘘まで重ねることに。マサの父や親族の前ではその場限りの演技を続ける2人だったが、思いがけず父の容態が回復したことから、2人の偽りの関係にほころびが生じはじめる。

「東京不穏詩」の川口高志が主人公マサ、映画やCM、舞台など幅広く活動する森川由樹が女優カナコを演じた。イギリス出身・日本在住で映画監督と会社員を兼業するKenjo監督の長編デビュー作。

2021年製作/102分/日本
配給:モクカ
劇場公開日:2024年4月13日

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映画レビュー

5.0ララランド好きにはたまらないミュージカルと身近な世界の融合

2024年4月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

見ている身近な世界で起きそうな出来事にKenjo監督の独創的な発想でミュージカルのキラキラが詰まった素敵な作品!

キャラクターそれぞれがいろんなことに悩みながらも自分たちの道をしっかりと進んでいく強さが自分の人生に重なって、とても感動しました。

ララランド好きにはたまらないミュージカル作品でした!舞台挨拶でも貴重なお話が聞けて良かったです!

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りん

4.0知恵と工夫のミュージカルでなかなか楽しい作品だった

2024年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

インディーズとは本質的に相性の決してよろしくないであろうミュージカルというジャンルに果敢に挑んだ本作に敬意を評したい。

日本語の歌詞が西洋音楽のメロディにのりにくいという和製ミュージカルの問題は置いておいて、全体的にとても楽しい作品に仕上がっている。MGM製ミュージカル華やかなりし頃の作品への憧れとリスペクトを感じました。主演の女優さんは、バレエのバックグランドのあるかたのようでとても踊る姿が美しい。

あと日本の屋外の風景が絶望的にフォトジェニックじゃない(看板、コンビニ、自販機)なかで色々と工夫(夜間撮影、照明、色彩設計など)して決して画面がビンボー臭くなってないのには好感がもてた。

あえて欲を言えば、個人的にはもう少し笑いの要素があってもよかったかなと。あとエンディングはやはり歌って踊るシーンで終わらせて欲しかったとも。

昨今、歌って踊るはインド映画の独壇場。昨年は韓国映画で「人生は、美しい」というミュージカルとストーリーを両立させた佳作もありましたが、邦画もこういった企画に予算がつくようになると楽しいのですがね。

都内単館上映と観やすい環境ではないが、ご興味を持たれたら、ぜひとも劇場に足を運んで応援いただきたい作品です。

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ばとー

5.0「楽しむ気持ちがあれば楽しむ時間になる」

2024年4月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

今年56本目。

上のセリフ好き。
江戸時代の大老井伊直弼の言葉で上の者も下の者も楽しむ気持ちがなければ一日として生活することは出来ない。やる事はやって後は楽しむ事ですね。舞台挨拶で森川由樹さんが初登壇。Kenjo監督、川口高志さん、森川由樹さん3人のトークが面白かったです。自分がミュージカル映画が凄い好きで、監督が作品の構想を練っている時が丁度「ラ・ラ・ランド」がヒットしていた時期で、ミュージカル映画にしようといきさつを仰ってました。男女の恋愛に発展するかどうかの微妙な心の揺れ具合が心地よかったです。

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ヨッシー

4.5今までありそうでなかった日本映画

2024年4月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

KENJO監督のこの作品は、美しい映像と音楽に溢れた日本では珍しいミュージカル映画です。
マサとカナコは自分の気持ちを言葉では上手く表現できません。でもその気持ちはマサやカナコの歌の中で見事に表現されています。
少々説明不足でストーリーから置いていかれそうな時もありますが、後になれば納得し追いつけます。何より、インディーズでありながら大きなスケールの作品に仕上げたKENJO監督、登場人物の複雑な心情をミュージカル(歌)という形で表現した脚本・音楽・演出、そしてそれらを見事に演じきった俳優陣に心から拍手を送ります。

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ぴよみん

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