ラ・カリファ

劇場公開日:

ラ・カリファ

解説

「ルートヴィヒ」「夕なぎ」などに出演しヨーロッパ映画界で人気を誇った女優ロミー・シュナイダーが、許されざる恋に落ちた女性を体当たりで演じた1970年製作の社会派メロドラマ。

亡き夫の遺志を継いでストライキのリーダーとなった女性が、かつての仲間であった工場長の男性と対立しながらも次第にひかれ合っていく姿を、巨匠エンニオ・モリコーネの甘美なメロディに乗せて描き出す。「Mr.レディMr.マダム」シリーズのウーゴ・トニャッツィが工場長を演じ、イタリアの脚本家アルベルト・ベビラクアが長編初メガホンをとった。

モリコーネによるテーマ曲は数ある彼の作品の中でも特に人気が高いことで知られるが、映画自体は日本では長らく未公開のままだった。2024年4月、特集企画「エンニオ・モリコーネ特選上映 Morricone Special Screening×2」にて日本初公開。

1970年製作/91分/イタリア・フランス合作
原題:La califfa
配給:キングレコード
劇場公開日:2024年4月19日

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映画レビュー

2.5ロミーをモリコーネのメロディで愛でるのみ

2024年4月28日
iPhoneアプリから投稿

2年前の回顧上映で、知性と色気が共存した魅力でファンになったロミー・シュナイダーの未公開作です。さらに音楽がエンニオ・マエストロ・モリコーネと来たら見逃せません。ストーリーは、労働運動のリーダーのロミーと対立関係の会社の社長とのベタなメロドラマなんだけど、キャラ設定がブレブレの上、エピソードやカットもぶつ切りで何がどうなってるのかさっぱりわかりません。キャスト、音楽は超一流なんだけど、監督・脚本が素人の作ったようなしまりのなさで、まさにリラの無駄遣い。エンニオ・モリコーネのメロディは、後年の代表作『ニュー・シネマ・パラダイス』を彷彿とさせるのに、とんだマエストロの無駄遣い。役者では、ロミー・シュナイダーの美しさと凛々しさはパーフェクトだし、ベッドシーンもいっぱいあるけど、とんだロミーの無駄遣い。

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シネマディクト

3.5二人ともお人好し?

2024年4月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

難しい

イタリアの1968年は日本ともドイツともフランスとも北米とも違うようだ。労働組合、ストライキなど労働者運動がメインであることかなあと思う。2年前のイタリア映画祭で見た「赤い砂漠」(公開1964年・アントニオーニ監督)を思い出した。

労働者と経営者の分断、経営者間の軋轢を描く社会派映画にロミー・シュナイダー、というのはいいけれど恋愛が絡むとは想像外だった。彼女は顔が広く仲間からも信頼されている肝っ玉姉さんである。でもまさか彼女が仲間と共に糾弾している経営トップのドベルドと恋仲になるとは!でもドベルドOKと思えるようになった。理由は彼がだんだん若々しく見えてきたこと、素直になったこと、彼女の気の強さを愛する男であること、自分自身もかつては労働者で苦労してきたことを忘れずにいる人間であったこと、友達を大事にする(一晩中庭に立っていた友を寝ずに見守っていた)人・・・だから。それでも彼女もドベルドもいい人過ぎるというかお人好しだった。経営者側は全く甘くなかった。

チグハグ感が気になってしまってモリコーネの音楽が印象に残らなかった!残念。シュナイダーの眼と鼻と唇がとても美しかった。ヨーロッパの俳優は母語が何であれ、独・仏・伊・英など複数の言語を話せる人が多くて素敵だと思った。

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talisman

1.5メロドラマにはイマイチかな?エンニオ・モリコーネさんの音楽

2024年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

映画館の最盛期の1970年に日本で公開されていない映画なので、ロミー・シュナイダーさん以外の見どころは有りませんでした!

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aki007
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