劇場公開日 2024年3月30日

ゴッドランド GODLANDのレビュー・感想・評価

全23件中、1~20件目を表示

4.0圧倒的なまでの没入体験映画

2024年3月30日
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鑑賞方法:試写会

これは圧倒的なまでの没入体験映画である。いざ見始めるとスクリーンの境界線を超えて引き摺り込まれ、あたかも自身がデンマーク人牧師と共に19世紀のアイスランドの荒々しい大自然を旅している気にさせられる。あの生きる意志すら根こそぎ奪い去ってしまう寒さ。大地の冷たさ。死を感じるほどの河の無慈悲さ。かと思えば噴火音と共に容赦なくマグマが流れ出す壮絶さ。これと比べれば人間の命なんて拭けば飛ぶような存在だ。カメラがゆっくり旋回するたび、360度回転しきった先でどんな情景が映し出されるのか、不安で堪らなくなる自分がいた。見知らぬ土地や文化での布教という意味ではどこか『沈黙-サイレンス-』と通じるものを感じるが、一方で言葉の通じない現地ガイドとの関係性が予想外の方向へ転じていく様には心のざわめきが高鳴るばかり。この複雑怪奇な顛末について、彼らの中でどんな心理模様が作用したのかいまだに私は答えが出せずにいる。

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牛津厚信

3.0主人公の言動には全く共感できないけど アイスランドの景色は雄大で美...

2024年4月30日
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鑑賞方法:映画館

主人公の言動には全く共感できないけど
アイスランドの景色は雄大で美しかった。

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khs69

4.519世紀後半、アイスランドを統治していたデンマーク。 若きデンマー...

2024年4月25日
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鑑賞方法:映画館
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りゃんひさ

2.0歴史的背景を知らないと分からない

2024年4月24日
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鑑賞方法:試写会、映画館

アイスランドの自然が映像としてよく描かれていた。
主人公の行動は謎すぎて全く共感できず、最後まで❓だった。試写会では、上映後にアイルランド研究をしている大学教授の解説があり、当時のデンマークとアイルランドの歴史的背景などを聞いて、やっと少し分かったが、それがないと、理解不能なストーリーだと思った。

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poke143

3.5アスペルガー的気質の若き牧師が直面する、アイスランドの厳しい自然と布教の現実。

2024年4月16日
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鑑賞方法:映画館
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じゃい

3.0予告編を見て、素晴らしい映画だと思ったが…。

2024年4月14日
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鑑賞方法:映画館

私の直感は当たる事が多いが、これは外れた。ワグナーが「ニーベルングの指輪」の創作に北欧神話(アイスランド・サガ)からヒントを得たと知ってから、アイスランドに関心を持っていた。

辺境の地で、人が住むような土地ではない。そんな地に人が住んだら、どうなるのか。そんな映画だった。私にはよくわからなかった。

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いなかびと

3.0基本的に静かで退屈な感じ。

2024年4月12日
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鑑賞方法:映画館

アイスランドで見つかった木箱、その中に入っていたデンマーク人の牧師が撮った写真にインスパイアされたそう。

基本的に静かで退屈な感じで、開始1時間ごろから躍動的になって少しは面白くなってきます。

終盤は大きな事件も…

そして、予想外の終わり方。

終わってから、あらすじ読んだら、アイスランドはデンマークの植民地だったとの事。

その辺の歴史に詳しいと、もっと理解できるのかな?

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RAIN DOG

2.5Natural Bone

2024年4月12日
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宗教の布教を目的とした牧師が色々と巻き込まれる系の話かな〜くらいの印象で鑑賞。

布教しにきたら通訳が亡くなってしまい、そのためか意思疎通が取れなくなって険悪な雰囲気になった根っこがひん曲がった宣教師と地元民のわだかまりがメインだったなぁという印象です。

全体的にゆっくりとした時間が流れる作品なので、アクションやゲテモノ好きの自分からしたら、どうしてもウトウトしてしまうなというのが強く出てしまい、そのせいか登場人物の誰にも共感できなかったのが惜しかった気がします。
最後の方、殴り合いじゃ〜くらいのテンションで殺し殺されをやっていたシーンは不謹慎ながら笑ってしまいました。

自然めいいっぱいのロケーションはとても美しく、現地に行ってみたいという気持ちにさせてくれましたし、終盤の白骨化していくまでの過程を緑や雪などで表現していたのはとても幻想的で良かったです。
長回しでジーッと行動を映すのがかなり好みで、撮影方法とか凝ってんなぁとうなりました。

馬好きからしたらたくさん馬が出てきてくれるので、そこだけでも大量加点したいくらいです。

撮影周りだったりは良いのに、肝心の物語にはのめり込めずの作品でした。こういう作品をしっかり堪能できる大人になりたい。

鑑賞日 4/11
鑑賞時間 9:50〜12:20
座席 F-13

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ブレミン

3.0写真の被写体の表情から、ルーカスの生き様が見えてくるのは残酷だと思う

2024年4月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

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Dr.Hawk

5.0美しく、不穏

2024年4月6日
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知的

スクリーンで観るべき圧倒的な映像。
頑なに対立し続ける男たちとそれを見下ろす自然
犬が可愛い。

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sfgthh

5.0アイスランドに興味ある人、北欧好き必見!

2024年4月6日
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鑑賞方法:映画館

アイスランドの想像を絶する自然の中に放り込まれたような衝撃でした!圧倒されましたが、二人の正反対の男の対決?が驚きの結末を迎えてまた、びっくりしました。
この体験は、映画館でしか味わえないと思いました。
もう一度、見に行きます❗️

追伸 この布教に行く牧師が、性格悪すぎて笑える

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エミリーとフーちゃん

2.5大自然を前に自分を律せなかった者の末路

2024年4月5日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

氷河の上で宣教師がダゲレオタイプのカメラで撮影するポスター。見るからに荘厳さを漂わせる1枚、かつ難解な映画だろうなぁという印象を持ちつつも、興味を惹かれました。
 たしかに難解で鑑賞後も悩んでしまう映画でしたが、古さを醸し出すためか1.33:1という正方形に近いアスペクト比と、角の丸みが彼らを覗くように見ているように感じ、没入感はなかなかのモノ。ここは作り手の工夫を感じます。

 そんな本作、ストーリーとしてはデンマークの宣教師が教会からの命を受けアイスランドの地の教会を建てるというもの。しかしその宣教師の前にはアイスランドの自然と言語の通じない現地住民が立ちはだかり、宣教師はその逆境に抗っていく・・・てな感じです。

 しかし、この宣教師、自分は好きにはなれません。というのも、言葉で言うてもホントのところで周りに対し感謝しているとは思えないからです。厳しいアイスランドに自然に対し、身も心もボロボロになる宣教師ですが、助けてくれるのは現地住民です。そんな人たちに対し感謝の意が見られません。逆に現地住民:アイスランド人が尊く見えてくるのです。たとえデンマーク人を嫌っている人(アイスランドは過去にデンマークの植民地であったためか)でも、命の危機の前では助けを優先する。ボロボロで口数も減った宣教師に対し優しく接する。住民は少ないけれど助け合ってこの地で生きているのを感じます。なのに宣教師ときたら、案外冷たく接し、いつの間にか「あなた牧師でしょ?」と言うような行動に走っていくんです。

アイスランド人が慈悲ある方々に見え、かたや宣教師は俗人だったのかと。

 その時、少し話は逸れますが、“神とは?”という問いが自分の中に出来てました。そして自分の今持っている答えとして“自己を律するためにある存在”という考えがあります。神の行いは良き行い、つまり神の教えは自分が良い方向に進むための道標、ということは己を律するには神の存在が必要である、という考えを自分は持っています。それに照らし合わせた時、宣教師の行いはどうか?どう考えても自分を律せていないではないか。それゆえ彼は最後、悲しき最後を迎えてしまいます。彼は、アイスランドの地で、自分が信仰する神に試されたのです。

自分を律する力があるかどうか。

本作は、それを投げかけているのではないかと、自分は思います。

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asukari-y

4.0冷たい距離感。

2024年4月2日
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鑑賞方法:映画館

振り返ってみると宣教師の布教ものは指を折るだけでも5本ほど思い浮かぶが、中でも上位に食い組んだような気がする。
映画冒頭の未開の地への布教活動への指令は、満たされた食事をしながらで、ついで感満載。そんな教会で勤めているからか、言動に幼さを感じられ、未熟そのもので頼りない宣教師が主役(後半では「神に身を捧げる」などの能書を垂れていたが)。
デンマーク>アイスランドとの関係性が前提にあるからか、命を助けられたにもかかわらず宣教師から自ら歩み寄ることはない。むしろシャットアウト。この冷たい距離感が、アイスランドの手付かずの豊かでありながらも、厳しい自然とやけに相性良く感じた。
小さなスクリーンサイズで濃厚な時間だった。

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ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。

3.5映画としては悪くない、 けど牧師にとにかくむかつく それでもアイス...

2024年4月1日
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映画としては悪くない、

けど牧師にとにかくむかつく

それでもアイスランドの景色の素晴らしさを見るだけでも良い

セリフ少なめだけど全然飽きなかった

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jung

2.0壮絶な雰囲気は強烈に伝わってきます

2024年4月1日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

ロケーションは物凄いとは思いますが、内容があまりにも・・・
あの画角も、本当に意味があるのかどうか・・・きっかけはそうだとしても・・・
長いし、正直、時間を無駄にしてしまった気がしています

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SH

3.5信念を貫く強さと謙虚さ

2024年4月1日
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鑑賞方法:映画館

厳しい環境や言葉が通じない苦しさ以前に
ルーカスにはそれがなかったように思う

なかなか面白かったので他の作品も見たいと思い調べたら東京ノーザンライツフェスティバルで上映していたとは
見逃していた…
コロナ禍で中止になって以来復活してないけど、ノーザンライツフェスティバル好きなので再開待ってます

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m m

5.0宗教が必要なくらい厳しく、宗教なんの役にも立たないくらい厳しい土地って事かなぁ。

2024年4月1日
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鑑賞方法:映画館

私こういう映画が好きなんだなと改めて思った。
死ぬほど美しく巨大なアイスランドの自然が、ちっちゃい画面のなかで無限に広がって見える。
デンマーク統治下のアイスランド厳し過ぎる自然の中、信仰の必要さと無力さ、その両方を画面が言葉少なく執拗に語りかけて来ます。
主人公の牧師もどう見ても神経質で生命力を感じない写真オタの澄んだ瞳が大自然で生き残れない感満載。まったく現地の人とコミュニケィション取れなかった主人公の上から目線が敗因。通訳失った時から詰んでた。

冒頭のアイスランドで発見された銀盤写真から着想した、、という事自体監督の創作だそうだ。
原題の意味も「厳しい土地」的な意味らしい。ゴッドランドだからしかたないね。

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masayasama

3.5傲慢な余所者と冷淡な現地人

2024年3月31日
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jax

1.5中途半端な超小物

2024年3月30日
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単純

難しい

19世紀後半、布教の為に植民地のアイスランドへ渡ったデンマーク人牧師の話。

季節は夏、冬になる前にアイスランドの村に教会を建てると言ってデンマークから出かけた牧師が、通訳や現地ガイドと共に馬で島を旅するストーリー。

川でのアクシデントでの発言に‼??お前のせいだろ!と違和感バリバリ。
その後の行動もどうも…牧師とはいえども、村について感謝を述べなきゃならんのは、神様の前にガイドにだろっ!

村の立地が映されておぼえた違和感に作中で触れてくれたと思ったら、そんなことの為にだし。

中盤からは教会建築中の出来事をみせていくけれど、形がなければ何も出来ない。ポンコツですか?
もしかして厄介払いでアイスランド行きを命じられたのか?

終始テンポはまったりだけど、どういうこと?という感じで一応作中には引き込まれるものの、結局どういう意図でこの作品が作られたのかは良く見えず、まさかのアンチキリスト教ですかね…。

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Bacchus