99%、いつも曇りのレビュー・感想・評価
全4件を表示
そんなに曇ってない。
特に生活に不満なく暮らす中年夫婦。ある日親戚から子供は作らないのかと言われたことをきっかけに子を持つという価値観の違いが見えてくるというストーリー。
ここで重要になるのが妻の一葉がアスペルガー傾向にあるということで、この作品自体がそこをテーマにしている。一葉本人もそのことに悩みを抱えているけど、正直私にはよくいるせっかちでちょっと空気読めない人くらいな感じで、むしろいいお母さんになるんじゃないかなと思ったくらい。旦那さんが人格者過ぎて「変わった奥さん」みたいな大袈裟なキャラになってるだけな気がする。ま、きっとこの微妙さが狙いなんだろうけど。
面白いタイトルだと思ったけど、ここに関してはあまり意図が分からなかった。
夫婦とは!
東京映画祭で観ました。
結婚する相手によって人生は大きく変わる。
自分が選んだ人がアスペルガーだとしたら。
大なり小なり不一致な部分はどんな夫婦にもあって、この映画はいろんなカップルに観てほしいと思いました。
個性
アスペルガーの45歳の主婦が、子どもがいないことを親戚からやいやい言われ、考える話。
主人公がアスペルガーという設定だけど、比較的というかかなり軽度な感じでしょうか…叔父さんも弟もなかなかのものですね。
結構そこら辺にいるレベルの猪突猛進型だけど、それが多かったり早かったりという感じで、ちゃんと診断されて自身で認識されている設定なんですね。
ということで話しはわかるけれど、結局夫婦の過去の出来事に対するわだかまりというか齟齬というかコミュニケーション不足がメイン?
切っ掛けではあるけれど、なんかアスペルガーはあまり関係無いようなところのお話しで、でもアスペルガーを強調してくる感じがあって、つまらなくはないけれどコレと言って…という感じ。
丁寧につくられた良い作品
和歌山県田辺市の弁慶映画祭で観ました。映画の出だしから、「女に二言はない」という一葉のセリフから笑わせ貰い、これは面白い作品かな と思いました。ストーリーに一切のムダがなく、映画が終わるまで時計を見ることはありませんでした。最後の一葉と大地のセリフも考えられていて、ラストシーンだと思ってて軽く観てると、この作品の良さを見逃します。これはおすすめです。
全4件を表示