デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のレビュー・感想・評価
全61件中、21~40件目を表示
後章への期待大!!!自分的、今年NO.1作品で決定!!!
デデデデは原作未読ですが、浅野いにおさんの作品は「おやすみプンプン」を全て読んだのでどんな絶望が待ち受けているか心を躍らせてずっっと待ってました!(笑)
まず自分の大好きな不穏な空気が初っ端から始まり、楽しく普通に生活している中でも常に母艦が上にあるという異常の中で進む物語がもう、、、既に最高😂
キャラクターも個性的というか、モブや犬ですら個性的過ぎる(笑)
どこを見ても面白いし言い回しもずっと面白い!顔も面白いw
特にひろしは声も良い上にガチガチの害悪ネット民な感じが凄く好きですww
声優は詳しくないですが、豪華な声優陣なんだなということはわかりました。
中盤まではホンワカな日常な感じだったのに、急激に門出が超鬼畜正義マンになって急展開で驚きました!
幼少期からの侵略者と出会った世界線
出会わなかった世界線があるのかな??
パラレルワールドなのか、妄想なのか、世界の書き換え?そんな所を予想しつつ後章を楽しみに待ちます(原作は絶対に映画を観てからだ、我慢我慢…)
でんぱ組好きで昔聴いていたので
コラボ曲の「あした地球がこなごなになっても」のメロディ流れて!!(⊃ Д)⊃≡゚ ゚ウワァァァァ!!!ってなりましたww
侵略者はそもそも攻撃をしてきた訳でもないのに
人間側が拒絶し一方的に攻撃してきた分の逆襲が今後どう来るのか…
初めから受け入れていたら侵略者とも共存できたのではないかと、思ったり。
けど、母艦が来たせいで犠牲になった人々もいる訳で…
終盤で、「私は偏見で決めつけない」と言っていた女性が乗った飛行機が政府の兵器によって撃たれてしまったり
何もかもがうまく噛み合わない感じが、よりリアルさを増してとても良いです。
当たり前に今生きている幸せを噛み締められます…
声優&主題歌はあのちゃんと幾田りらさんという超BIGアーティスト
声優の方はどうなのかな〜と思ったけど
本当に違和感を感じない演技で感動しました!!
キャラクターそのままというか、本当に門出とおんたんが喋っているような感じがします👍👍👍
主題歌も2つとも鑑賞前から毎日聴いています、最高です。
既にデデデデのガチファンになったので原作からグッズまで自分が満足できるだけ楽しませて頂きます🙏🙏
こんな最高の映画をつくってくれたことに感謝。
後章楽しみ!!
•キャラがまず魅力的だし、ストーリーも予想がつかなくてすごい面白い!
•ところどころに出るふざけ合いも笑えるし、絵も綺麗!
•自転車のハンドルとかツッコミどころめっちゃあるのにスルーしてるの面白い!
絶望の国の幸福な若者たち
映画が始まって3分くらいで、怒涛のスピードで展開する。あっという間に物語としてのお膳立てが完了。
母艦に爆弾を投下する場面。直下の街も道連れ。ウクライナ・イスラエル・ガザの、市民が普通に生活している都心にミサイルが乱暴に撃ち込まれる映像を連想してしまう。
彼らが東京上空に居続ける理由は、この爆撃が原因で動けなくなったから。いつまで待っても助けはこない。彼らは見捨てられた民。いつかは食糧も尽きる。地上に降りると人間に殺される。地獄。
原作では、中学生が石をぶつけるだけで小型船が墜落したりする。「侵略者」と呼ばれているけど、戦闘力はゼロ。
5人の友情を確かめ合ったクリスマスの夜に不幸な事故。
翌朝。
「・・ニュース見た?」
「うん・・」
言葉が続かない・・・・・
空気を読まずにいつものようにガンガンしゃべりまくるおんたん。思い詰めて声をかける門出。
人間と「侵略者」。
君たちが仲良くなるために共通の敵が必要ならその役割は僕が引き受けよう!
キホちゃんが亡くなった後日、学校の屋上で母艦に向かって叫ぶ。
そこに謎の少年が現れる。
ここで一気に映像が展開する。「回想シーン」などという、ありきたりなものではない感じ。喪黒福造の「ドーーーン!」みたいなことかと(たぶん違うけど)
きっかけがあったのはショッピングセンターの駐車場の場面。いつものように人助け活動をしていた門出は、駐車場の車内で熱中症でぐったりしている男の子を見つける。助けようとして、加減を間違えて車を吹っ飛ばしてしまう。焦燥しているところに親が現れる。いかにもバカっぽい親。
バカな大人に対する怒りを感じつつ、人助けをやり直したくて「困っている人」を無理やりに探す。「少し失敗したけど自分は間違ってない」という思いが、そう駆り立てる。UFOを見たという時に誰も信じてくれなくて、逆にそれが原因でいじめられるようになった悔しさもある。
自分は間違ってない。
間違ってない。
間違ってない。
人助けは「正義の執行」となり、エスカレートしていく。
もともとそこまで正義感が強かったわけではない。ただ、引っ込みがつかなくなってしまった。
「おんたんだけは助けてあげる」
そのひとことで二人は決裂。そりゃそうだ。
5月24日に公開される後編ではどうなる?安直に予想がつくのは、闇に堕ちた小比類巻にそそのかされた門出がまた暴走する展開。その暴走をおんたんが止めようとする。
(自分は原作読んでるので実際どうなるのか知ってるけど)
原作と比べるとかなりカットしてかなり詰め込んだ印象。原作はいろんな視点で読むことができる描写になっていて、なんなら小比類巻にも共感できるところがあったりするけど、映画では時間が限られていてそんな悠長なことはやってられないので、分かりやすく熱い展開に振り切った感じ。ふざけてる場面なんかでも、本当はふざけてないことが分かるような音楽がついてたりする。
すごくよかったと思います。
原作もよかったけど直球勝負な吉田玲子の脚本が熱い。
この映画は、信念を貫いた原作者にとってはご褒美みたいなもの。この映画を見たことがきっかけで原作に興味を持つ人が増えるといいな。自分の精神は無限の時空にまたがって存在していて、互いに共鳴し合っていると考えると、他の時空を生きる自分に恥じない生き方をしたいと思う。そう思えるようになったことで、この作品には感謝している。
巨大UFO飛来!日常と化す非日常 異常事態下でも変わらない学校生活、友情の日々 …だけではなかった!!
巨大UFOが、東京上空に突然出現!
勝手に攻撃した米軍のために、周辺一帯は大規模な被害に遭う。
しかし、UFOはほとんど動きを見せないまま、日々は過ぎていき、上空に停止ししたまま存在するUFOは日常の景色のようになり、人々は徐々に生活を取り戻していく。
そんな中で、仲良し女子高生グループの毎日が描かれる。
3.11やコロナ禍に通じる、日常と非日常。
とんでもないマクロな出来事が起きているけれど、目の前のミクロで身近なことも大事なリアル。
それらが繊細に描かれていて、笑えたり、微笑ましかったり、泣けたりする。
その世界で生き生きとしているキャラクターたち。
さらに、SF的で、ミリタリーの要素や、ディテールもリアルで楽しい。
そんな前半から、後半でがらりとテイストが変わって、主人公二人が一気に”当事者”となるのが凄い。
急に、直接、刺さってくる。
劇中で登場する漫画「いそべやん」も効いてる。
そして、物語は劇的に急展開!!
後章に、つづく。
どうなってしまうのだろうかと、素直に楽しみ。だけど心配。
原作未読なので、みんなネタバレしないでね!
後章がはやく観たい!
期待を超えてきた。面白かった!(原作未読)
映画館で一度予告を観て、面白そう!と思い、鑑賞。
観終わって、まず思うのがはやく後章観たい!
まだ分からないことだらですごい続きが気になる。
後半の展開はどういうこと⁉︎
後章公開されたら絶対観に行きます。
あと主人公2人の声優が、すごく上手で、キャラクターに合っていた。物語が進むところだけでなく、なにげない会話のシーンとかも良かった。
個人的に良かったのが、おんたんの「知ってるよ!」このシーンは本当に良かった。
前章からどうなっていくのか…後章が楽しみです!
よぉわからんけど後編に期待!ドラ○もんだった!?
原作とかは全く知らずに視聴。
ざっくりと感想言うと、前半は日常系少女アニメ?みたいな、後半はひたすらに怒涛の展開。一言一言に考えさせられるというか表現が難しい、、、。
前半は、ほんとに恋する少女って感じでほのぼのしてる(やたらセックスとか言ってるけど)ので、後半とのギャップが凄い。正義と何か、何をもってして悪と断言できるのか、、、。ある日急に強大な力を持ってしまったら色々なことを考えてしまうのだろう、、、
そして、謎の少年と会った時の過去話、、、、。
時系列がバラバラで意味深なことも多く、前編だけでは伏線ありまくりでした!
引き込まれるストーリー展開なので、後編に期待しながら待つことにします!
あと、あのちゃんも幾田りらさんも思ったより上手かった!
「デ」のパンフくださいで反応した店員さん、原作読んでるね
2024.3.26 イオンシネマ京都桂川
2024年のアニメ映画(120分、G)
原作は浅野いにおの原作マンガ『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション(小学館、全12巻)』
首都上空に突如現れた謎の物体にちょっかいをかける人類を描いたSF映画
監督は黒川智之
脚本は吉田玲子
物語は、千葉の沖合に謎の球体が現れ、それに対して米軍が兵器を使う様子が描かれて始まる
それによって、首都圏にダメージが起こり、さらに球体は東京へと向かってきてしまう
それから3年後、首都圏にはいまだに球体が浮上したまま、何の進展もなく、日常が過ぎ去っていた
地元の高校に通う小山門出(幾田りら)は担任の渡良瀬(坂泰斗)に絶賛片想い中で、親友のおんたん(あの)は、焚き付けるように面白がって眺めていた
門出はおんたんの他にキホ(種崎敦美)、亜衣(島袋美由利)、凛(大木咲絵子)と仲が良く、いつでも5人一緒に行動していた
彼女たちは男とは縁の無いスクールライフに突入していて、キホはそこから抜け出したいと考えていた
クラスメイトの小比類巻(内山昴輝)に恋をしているキホは、その想いを伝え、念願のリア充への道を歩み出す
それでも、友情が変わることなく、日常はそのまま流れていくように思えていたのである
映画は、その後、球体が母艦と名付けられ、母艦から偵察機のようなものが出てくる様子を描き、それらを排除するために「歩仁」という兵器が開発される様子が描かれる
そして、その偵察機を見事に打ち落とし、その中身は米軍によって管理させてしまうという流れを汲んでいく
ある日、近くで偵察機が落ちたのを知ったおんたんは、墜落現場に向かい、そこで偵察機から落ちたと思われる謎の物体を拾う
それは何かの通信機のように思えたが詳細はわからず、そんな彼女に門出が中学の時にハマっていたアイドルに激似の少年(入野自由)が接触してくる
そして、門出の過去がおんたんの記憶の中に流れ出し、その母艦との関係性が仄めかされていく、という内容になっていた
原作は12巻で完結し、本作は4巻ほど進み、門出の過去譚が挿入される構成になっている
どうやら原作とは違う結末になるとのことで、それを書き下ろしているのが原因なのかわからないが、公開が1ヶ月伸びるという状況になっている
連続月での開催で組んでいたスケジュールはご破算になったが、それよりも後章のクオリティを上げることを選んだのだろう
前後編の作品なので、単体での評価は難しいが、話題の人を声優に当てている弊害はそこまで感じない気がした
生粋のアニメファンからは総スカン状態だが、下手すぎて聞いてられないということは無い
だが、その話題の人のファン層と原作のファン層、ひいてはアニメファン層とは微妙なズレがあるように思うので、興行的には成功しづらいと思う
ともかくはクオリティの高めて完成させ、円盤で回収しようという目論見があるのかな、と勘繰っている
いずれにせよ、サクサク動くし、会話劇は面白いし、女の子は可愛いしで、個人的にはOKなのだが、いかんせん周囲に勧められる人がいないのは残念である
いわゆるSFアニメで、社会風刺を取り込んでいるスタイルで、エッジの効いた台詞回しが特徴的なのだが、内輪向けのノリがキツすぎる印象は拭えない
そう言った意味においても、深夜アニメでやった方が成功したんじゃないか、と思うものの、スケール感とか音響などを加味すると、映画館で観れたことは良かったのかな、と感じた
世界はすでに壊れていて
公開は知ってたのですが
だんだん気になってきて観賞
YOASOBIの幾田りらと
あのが主演声優を務める
というのも話題の一作
最近のマルチアーティストは
レベル高いわほんま
「8.31」
東京上空に突如出現した
全長5000mの地球外生命体の母艦
その脅威で8万人近くが犠牲になる
その後アメリカ軍が突如A爆弾を母艦に
使用し大田区上空で停止
それから3年後
東京では微量なA線が観測され続け
上空の母艦は停止したまま
時折宇宙船が降りて来るが
自衛隊で対処できており
宇宙人も発見次第射殺
脅威はなくなったところで
どこか壊れながら
あたりまえのように回っている
卒業間近の女子高生たちを中心に
描かれる日常
この作品感想としては
非常に面白かった
原作は未見だが
どこかしこ共感性の塊なのである
とりわけこの
どこか世界が壊れながら回る
というところに非常に共感性が
高いのはやはり
COVID-19に関する世界が
変わっていく有様を実際に
目の当たりにしたからであろう
原作の連載は2014年から
というところからは
東日本大震災の福島原発事故
などもおおいに影響している
のでしょうね
現実世界も危機を迎えて
きたものです
今年だって元旦から大震災
まるでシャレになってない
ネットは陰謀論にまみれ
いい大人がおかしな話に騙され
親が信用できなくなる
世界が壊れていくということは
大きなことでも小さなことでも
起こっているんですな
そんな日常の中でもそれぞれ
色々なものを抱えて生きてる
そんな中主人公のひとり
小山門出は大好きなドラえも・・
じゃなかった「イソベやん」の
秘密道ぐ・・あわわ「内緒道具」
をいつもくだらないことにしか
使わないのび・・「デベ子」
にイラつき
私ならもっと世の中が良くなる
よう使うのにといつも考えている
タイミングで夏期講習の夏に
「思わぬ出会い」から運命が
変わっていたようです
平穏なようで
市中で平気で迎撃砲をぶっ放す政府
その宇宙船の墜落に巻き込まれて
死んでしまう友達
日常は壊れ続けていく
そう
突然兵器使ったアメリカ軍とか
自衛隊の迎撃とかが市民への影響
とかに配慮する描写がまるでない
んですよね
これももう壊れているっていう
演出なのかなと思いながら
観てました
果たして門出や凰蘭は壊す側なのか
壊される側なのか・・
まだまだ謎なことだらけで
5月末の後章も楽しみですな
思ってたより、色々考えさせられる作品
20代の娘におすすめされたので、「劇場内が若い女の子ばっかりで、50代おっさん1人で観に行って浮かないかな?」と、ビクビクしながら映画館に行ったら、意外と自分より年上っぽい初老の男性もいて、ホッっと一安心でした(笑)。
本作の知識は一切無く、鑑賞前の本作のイメージは、他の映画の予告動画でのみ判断すると、「2人の高校生の主人公っぽい人達が、突如襲来した宇宙船を見て〝ヤバい〟と思いながら、日常に非日常が組み合わさった生活に馴染みつつ、ただ単に女子高生達がわちゃわちゃしてるだけの映画」なのかなぁと思っていました(原作ファンの方、すみません)が、実際は全然違いました。
本作を鑑賞して、「日常に非日常が組み合わさった物語」という予想は間違っていませんでしたが、自分が想像していたよりずっと、この映画には色々な要素が表現されていて、奥深い作品だなぁと感じました。
劇中前半の主人公達の高校生編では、突如襲来した宇宙船にいつ襲われるか分からない事実(非日常)を主人公達が受け入れ、日常の高校生活を楽しみながらも、「ありふれた日常に突如訪れた友人の死」「安易に対話では無く対立を選択する人間の愚かな行為」「戦争が起こりそうな環境での人間の心理」「ネット社会に依存し過ぎて歪んでしまう人間の思想」など、現代社会に当てはめても、「戦争」や「死」を十分に考えさせられる描写が映し出されています。
そして、劇中後半の主人公達の小学生編では、何処にでもありそうな小学校生活の描写の中に「いじめ」「弱者が歪んだ正義感を持ったら、一体どうなるのか?」「人間がもし、未知の生物に遭遇したらどう対処する?」など、もし、自分が主人公の立場だったらどんな気持ちだっただろう?もし、主人公の立場だったらどんな行動を取っただろうか?と、色々想像させるような内容となっています。
本作はサブカル的な作品で、あのちゃんと幾田りらさんが主人公達の声優という事で注目を浴びていますので、本作を知らないほとんどの人は、多分サブカル好きが軽い気持ちで楽しむ作品なのか?と考えていると思いますが、実は物語の中身は奥深くて世間に訴えるような「メッセージ」も多く、本作をもっと幅広い世代に見て欲しい作品だと感じました。
本作を鑑賞した総合評価ですが、初見では意味が分からない部分も多く、又、主人公達の独特のわちゃわちゃした雰囲気が苦手な人も中にはいるかもしれませんが、ストーリー自体はしっかりしている作品でした。本作を全て理解出来た訳ではありませんが、本作は2部作という事で後編で理解出来なかった部分は回収出来ると期待を込めて、星4.5とさせて頂きました。
それぞれの“絶対”
元々が相当カオスな作品ながら、ぶっ飛んだところをやや抑えて全体のバランスが取れていた。
それでも、見た目も会話も演出も、リアルさと異常さがシームレスなので、混乱する人も多いかも。
不穏さを通奏低音とした、平穏で非日常な日常がBGM含めよく表現されていた。
作画も非常によく、動きも色彩もイメージ通り、あのわけのわからない文字もうっすら出てた。
過去の門出の肥大した自意識と、取り返しのつかない罪悪感は見ていて本当にツラいものがある。
ひろしがおんたんに語った台詞が皮肉。
違和感のあるところもあったが、このへんの幾田りらは上手かった。
あのちゃんは見事にハマッていて、「はにゃにゃフワ〜」を口に出して許される貴重な存在。
「知ってるよ!」も素晴らしかったし、ところどころ久野美咲にソックリで驚いた。
小比類巻だけはカッコよすぎと思ったが、ラストで納得したし、他キャラも完璧。
前後編で足りるのかと思っていたが、サスガ吉田玲子、しっかりまとまっていました。(もちろん後編次第だが)
原作を見返してないので不明だが、過去描写はかなり前倒してたかな?
マコトが絡んでないあたりはどう処理するのかというところ含めて、後編に期待。
全部をひっくり返した原作の展開はあまり好きではなかったので、もう少し軟らかな着陸を望む。
侵略者と正義とイソべやん
かつてSF映画に登場する宇宙人は、侵略者の象徴のように脅威的な存在として描かれていた。
それが友好的な『E・T』などを経て、最近は人類に気づきをもたらす存在として認識されるようになってきた。
信じる、信じないは別にして、実は目に見えないだけで、今も宇宙人はごく身近なところで人類を見守っているのかもしれない。
さて、この作品では突如巨大な母艦が地球に現れるものの、乗組員としての宇宙人の姿も映し出されず、それが侵略者なのか、それとも気づきをもたらす友好的な存在なのかも分からない。
母艦は現れた日から特に人類にコンタクトを取るわけでもなく、たまに偵察機を飛ばすだけ。
ただ独自の判断で米軍が母艦に新型爆弾を投下したために、都市では大きな被害が出てしまう。
それでも異常な事態にも関わらず人間は慣れるもので、いつの間にかそれが存在するのが当たり前の日常として退屈しながら受け入れていく。
そんな異常な日常が二人の女子高生の視点を通して描かれていく。
ちょっと変わり者の門出と凰蘭は、それぞれに小さな悩みを抱えつつも、大切な仲間たちと共に日常を過ごしていく。
彼女らの日常があまりにも普通であればあるほど、宙に浮かぶ母艦の存在と、それに向き合う政府の姿勢が異常に感じられる。
偵察機の墜落などのアクシデントはあるものの、特に母艦からの攻撃もない。
それにも関わらず政府は母艦を駆逐するための策を講じようとする。
むしろ人間側の攻撃によって犠牲者が出てしまう。
彼女たちの大切な仲間であるキホも、攻撃の巻き添えを食らって命を落とす。
平穏に見えた日常が、呆気なく覆されてしまう。
実は墜落した偵察機には宇宙人の乗組員がいたのだが、政府はそれを隠蔽する。
自衛隊の末端隊員には真相は知らされず、彼らはただ命令に従って地上に逃げた宇宙人を始末するだけ。
真相は上層部のほんの一握りの人しか知らない。
この映画に登場する宇宙人は何の象徴なのかと考えさせられたが、むしろ宇宙人よりも脅威なのは実は一部の力を持った人間であり、宙に浮かぶ母艦は今の世界の危機を象徴しているのかもしれない。
実は世界は危機的状況にあるのにも関わらず、門出や凰欄たちのように多くの人間が平穏な日常だと思いこんで毎日を過ごしているのかもしれない。
中盤までは宇宙人の存在はずっと隠されたままだが、おそらく人間に扮した宇宙人が凰欄に接触した場面から急展開を迎える。
物語は門出と凰欄が出会った小学生時代に遡る。
二人は伴にUFOを目撃するという体験を共有していた。
そして何と二人はUFOの乗組員である宇宙人とコンタクトしていたのだ。
宇宙人は自分たちが侵略者であるとも、人類に気づきをもたらす存在であるとも告げる。
その宇宙人はひ弱な存在ではあるものの、地球よりも遥かに高度な技術を持っていた。
門出と凰欄は宇宙人の差し出す道具を用いて、人間がとても思いやりがあって友好的な存在であることを示すために人助けをする。
最初は純粋な人助けのためだった。
しかしいつの間にか、歪んだ正義感により門出はこの世界から悪人を消し去るために、宇宙人の力を使うようになってしまう。
彼女の行為により何の関係もない人々まで犠牲になってしまう。
心が壊れた門出はすべての事実をなかったことにして、記憶に蓋をしようとする。
そして再び現代のパートへ。
回想シーンが何を示すのかは後章で明らかになるのだろう。
世界が破滅に向かっていくかのようなクライマックスに、これからどのように物語が展開していくのか期待させられた。
回想シーンとは性格が正反対だったが、生真面目でありながら担任に恋してしまう危うさも兼ね備えた門出と、一人称がボクで勝手気ままで自由人である凰欄のキャラクターが面白かった。
そして無口でBL好きな凛や、一見イケメン風(回想シーンでは本当にイケメン)の引きこもりオタクの凰欄の兄ひろし、そして明らかにドラえもんを意識したキャラクター、イソべやんの存在も面白かった。
総評は後編の後で、でも良かったです
幾田りらの声で門出ちゃんを、あのちゃんの声で凰蘭ちゃんを声優挑戦が話題です。
しかし、話はSF×学園生活。真面目にない設定ですけど(宇宙船浮いたまま)、日本政府ですとありそう?攻撃してこなければ普通に生活する東京都民はやりそう。それにアメリカの新兵器初発に日本上空でやってみたり、回収した武器や宇宙人を日本政府に黙って持ち帰りとか、当たり前にありそうな話。
途中から「いそべやん」(ドラちゃんのオマージュ)のぬいぐるみを着せた宇宙人にタケコプターもどきの飛行道具やモノを吹き飛ばすペン形兵器をもらって暴走する門出ちゃんが本当の正義の味方の葛藤を背負って飛び降り自殺したり、というのはなかなか今まで見て来なかった設定で面白かった。
大型宇宙船にビームみたいなのが当たり、数千人いや数万人の防護服宇宙人が地球に落ちてくるシーンは圧巻でした(気持ち悪さの意味で)。
しかし、前編です。後編をどうまとめ上げるか(原作未読勢です)。宇宙人の地球侵略まで数ヶ月みたいなコメントが画面に流れて、地球がどうなるの?をわくわくして2か月待ちましょう。
世界観を楽しむ作品か
浅野いにおの漫画原作で、SF日常コメディ。突如、東京上空に現れた宇宙人の円盤。当初はパニックを起こすも、3年も経つと円盤がある世界が日常となる。
最初は、円盤を横に置いたままハイテンションな学園コメディになるのかな〜と思いきや、ちゃんとシリアス展開になるのが、意外でした。
小学生の回想シーンは、魔法少女もの、になっていたし。まほいく、みたいな話。SFコメディで、主人公の門出とおうたんの成長譚になって、ちゃんとSFミステリーの伏線も回収するのかな〜。原作未読なので、後編も楽しみ。
主演のあのちゃん&幾田りら、も良かったです。こういう個性的なキャラは、俳優や個性的なアーティストもハマりますね。
色々と考察したくもなりますが、それよりも厨二病妄想を全開にして、この面白すぎる世界観に浸かりながら楽しむのが良い作品、かと。
観て良かった。浅野ソラニン大好き
2人の声優に期待してませんでしたが、上手くてびっくり☆
中盤からのデストラクションが良かったです♪
懐かしの小学校を思い出した。
モラトリアム。
ドラえもん全巻読み返したくなりました
デデデ、原作読んでないので、後編も期待!
エンディングの曲も良かった
はにゃにゃフワーッ! 8.31イソべやん襲来~そしてゆけゆけJKデーモンズ!
まぁ何ざんしょ(*^。^*)・・・コノ変わりネタ作品は。
120分も前章(3/22公開)魅せておいて、そして後章(5/24公開)へ続く~
まるで展開流れは春の嵐そのもの。
CV:あのちゃん、そして 幾田りらさんの超掛け合いコンビで贈る
予測不能の破壊アニメが世界を炸裂し席巻する!
今日は「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章」を観に行ったよ。
場内のお客さんは、こんなんスキ~ってオーラ出てるアニメファンが多そう。
・・・― ― ― ・・・
前半はインディペンデンスデイさながらの UFOが東京上空に急にやってきて、アメリカ軍の攻撃を行う8.31の出来事とその後。
JK5人組の何とも言えん炸裂した会話に呆気に取られるが楽しい。
特に小山 門出(CV:幾田りらさん)と 中川 凰蘭(おんたん)(CV:あのちゃん)の関係が軸となって非日常を展開していく。
UFOから時折小型船が地上に遣ってくるが防衛戦兵器が機体を撃破。
そんな墜落機体の事故で 仲間の栗原キホが死亡する。
絶句する門出達、ただ一人おんたんだけは平常を装っていたがホントは心が張り裂ける位 号泣していたのである。
(ココはそんな演出する遣ろうと読めてました)
そんな或る日、おんたんは怪しい青年に扮した宇宙人に出会う。
(会話語尾が聞き取れない様な演出がされている)
後半、そこから 一気に昔の過去の自分へ。(門出と出会った頃の時代)
昔のおんたんは メッチャ大人しい子でビックリ。
その自分と、門出と そして宇宙人(ミニオン似の奴)を発見し
助けた展開が始まる。
宇宙人と何故か日本語で会話できる(ポケト-ク耳栓)ユニット付けたら意思疎通が出来ちゃう~ 辺りから 少し展開詰まらなく感じたかな。
イソべやんに奴を隠すも、このドラえもんへのオマ-ジュ的内容が 何処となくディスてって、お腹からツール出したり、空を飛んだり。
門出はすっかり 独善的キャラに。それを止める おんたん。
彼女を平手で叩く所は良かった。そして 門出のメガネの割れるエピソ-ドはここに有った。
終盤、凄まじい防衛軍攻撃で、UFOから宇宙人が落下。さぁどうなる??
ここで 前章は終わり、後章へ。
・・・― ― ― ・・・
人間関係は良く描かれてて楽しいと思う。特に会話展開、流れは良いんじゃないかな。明らかにドラえもん、でしょ? これアリなら良いけど ダメやんって思う人はバッシング出そう。まあ、気にせず別物として思えば良いだけですけどね。
イソべやんに出てくるデベ子(CV:TARAKOさん)これが最後作なのかなと・・・そう思うと哀しくも思う。
果たして後章の彼女等は どうなるのか。
ハチャメチャコンビを観に どうぞ劇場へ!
浅野いにおが令和に仕掛ける「日常 vs. 非日常」
あのちゃんの声優、クセになる!といった感じの青春活劇では収まらず、空に突如現れた巨大空母の中で過ごす高校生と、空母の撃墜を目論む自衛隊と政府の対比。
とにかく展開がバババンと変わっていき、目まぐるしく鮮やかに青春キラキラな場面に浅野節が刻み込まれていったかと思えば日本が危なっかしくなる場面が挟まれ、日常に非日常や恐怖が侵入しどんどんとサイコパスに変化していく。
1番平和的な存在の門出ちゃんの、回想での闇堕ちシーンは良かったし、キホちゃんの事件の後の空元気なおんたんで泣きかけた。
いいエンタメでした。後篇も観に行く。
後篇が楽しみ
原作を大人買いしようかと迷ううちに公開、けっきょく未読のまま鑑賞。
前半は前半でシンプルながら深みのある物語。あのちゃんの背面での一言にウルっと。そして後半の想像を超える展開に、原作を読まず後篇を待つことにした。
あのちゃんも幾田りらもとても上手で感心した。曲も良かったデデデデデス。
全61件中、21~40件目を表示