全米映画ランキング : 2024年12月6日~2024年12月8日

全米映画ランキング:2024年12月9日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2024年12月6日~2024年12月8日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 モアナと伝説の海2

Moana 2
「モアナと伝説の海2」

Walt Disney
(ディズニー)

2 52,000,000 300,039,013
2 2 ウィキッド ふたりの魔女 3 34,850,000 320,509,000
3 3 グラディエーターII 英雄を呼ぶ声

Gladiator II
「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」

Paramount
(東和ピクチャーズ)

3 12,450,000 132,743,000
4 4 レッド・ワン

Red One
「レッド・ワン」

Amazon Studios
(ワーナー・ブラザース映画)

4 7,003,917 85,785,000
5 Pushpa: The Rule - Part 2

Pushpa: The Rule - Part 2

Prathyangira Cinemas

1 4,880,967 9,337,562
6 インターステラー

Interstellar
「インターステラー」

Paramount
(ワーナー・ブラザース映画)

1 4,425,000 4,425,000
7 俺だけレベルアップな件 ReAwakening

「俺だけレベルアップな件 ReAwakening」

Sony Pictures/Crunchyroll
(アニプレックス)

1 2,400,000 2,400,000
8 Y2K

Y2K

A24

1 2,113,923 2,113,923
9 For King + Country: A Drummer Boy Christmas - Live 1 2,055,486 2,617,135
10 5 The Best Christmas Pageant Ever 5 1,525,000 34,490,377

「モアナと伝説の海2」V2! 「プシュパ」続編、「俺だけレベルアップな件 ReAwakening」など新作5本登場

12月第1週の北米映画市場は、歴史的な成功をおさめた前週から引き続き好調を維持し、週末3日間の興行収入ランキングのトップ10に、新作5本が登場。4200カ所以上で上映された大ヒットディズニーアニメの続編「モアナと伝説の海2」が、週末3日間で興収5200万ドルをあげ、首位を守りました。累計興収は3億ドルを突破し、早くも2024年に公開された作品のなかで5位にランクインしています。

不朽のミュージカル「ウィキッド」を映画化した「ウィキッド ふたりの魔女」(ユニバーサル)も、2位をキープし、週末3日間で興収3400万ドルを記録。累計興収は3億2000万ドルを超え、24年に公開された作品のなかで4位となっています。

インドのアクションスリラー「Pushpa: The Rule - Part 2(原題)」(Prathyangira Cinemas)は、5位に初登場しました。同作は、高級木材の密輸で成り上がる主人公プシュパ(アッル・アルジュン)を描いた「プシュパ 覚醒」(2021)の続編で、スクマール監督が続投。週末3日間で興収930万ドルをあげ、第1作の約7倍となるオープニングとなりました。この記録は、インド映画としては、「バーフバリ 王の凱旋 完全版」「RRR」に次ぐ歴代3位となります。

公開10周年を記念した、クリストファー・ノーラン監督作「インターステラー」(パラマウント)の再上映は、6位にランクイン。165カ所以上のIMAXスクリーンで上映され、週末3日間で興収440万ドルを記録し、同週末最高の劇場平均興収をあげました。7位は、韓国発の小説・漫画を原作とする人気テレビアニメの劇場上映版「俺だけレベルアップな件 ReAwakening」(ソニー、クランチロール)。英語吹き替え版と字幕版が交互に上映されており、週末3日間で興収240万ドルを記録しました。

A24のホラーコメディ「Y2K(原題)」は、8位デビュー。タイトルに「Y2K(“Year 2000”の略語)」とある通り、2000年問題(コンピュータシステムが西暦2000年代を1900年代と誤って判断し、システムの停止や誤作動などのトラブルが発生する可能性が指摘された問題)をノスタルジックに描いています。2000年問題が、コンピュータによる人類への反乱だと判明し、新年パーティを楽しむ高校生たちが、騒動に巻き込まれていきます。ジェイデン・マーテル(「IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」)、ジュリアン・デニソン(「ゴジラvsコング」)、レイチェル・ゼグラー(「白雪姫」)らが共演。「ブリグズビー・ベア」の脚本を手がけたカイル・ムーニーがメガホンをとり、ジョナ・ヒル(「21ジャンプストリート」)が製作に名を連ねています。製作費1500万ドルに対し、興収210万ドルをあげました。

9位は、オーストラリアのポップ・デュオ「for King & Country」のクリスマスコンサート映画「For King + Country: A Drummer Boy Christmas – Live(原題)」。24年に公開されたクリスチャン系ミュージシャンの映画は、4月の「キセキを紡ぐ愛の唄」以来、2本目となります。週末3日間で興収200万ドルを記録しました。

2024年12月9日更新 Dan Knighton

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