全米映画ランキング : 2007年5月4日~2007年5月6日

全米映画ランキング:2007年5月8日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2007年5月4日~2007年5月6日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1

Spider-Man 3
「スパイダーマン3」

Columbia
(ソニー)

4,252 1 151,116,516 151,116,516
2 1

Disturbia

Paramount/ DreamWorks

3,132 4 5,844,363 60,007,779
3 4

Fracture

New Line

2,365 3 3,696,060 26,728,823
4 2

The Invisible

Hollywood Pictures

2,019 2 3,261,374 12,482,712
5 3

Next

Revolution/ Paramount

2,733 2 2,892,335 11,958,976
6

Lucky You
「ラッキー・ユー」

Warner Bros.
(ワーナー)

2,525 1 2,710,445 2,710,445
7 7

Meet the Robinsons
「ルイスと未来泥棒」

Walt Disney
(ブエナビスタ)

2,107 6 2,619,654 91,925,051
8 5

Blades of Glory

Paramount/ DreamWorks

2,113 6 2,409,106 111,738,387
9 6

Hot Fuzz

Rogue

1,266 3 2,219,346 16,310,098
10 10

Are We Done Yet?

Revolution/ Columbia

1,704 5 1,744,619 46,150,924

「スパイダーマン3」怒濤の新記録ラッシュ。「ラッキー・ユー」は6位スタート

ついに幕を開けた07年の全米サマーシーズン。その幕開けを担った「スパイダーマン3」が業界の期待に見事に応え、公開初日に約5930万ドル、公開3日間では約1億5100万ドルという歴代新記録で好スタートを切った。これまでの記録は昨年の「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」が持っていた約5580万ドル(初日)、約1億3560万ドル(公開3日間)で、「スパイダーマン3」はそれぞれで上回る記録を叩き出した。また、4252という上映館数も史上最多で、劇場1館あたりの平均興収でも新記録を樹立。批評家からはシリーズを通して最も水準の低い出来と書かれているが、そんな風評をものともしない怒濤の新記録ラッシュを巻き起こした。パート1は約4億370万ドル、パート2では約3億7300万ドルとダウンしている本シリーズの全米のトータル興収だが、パート3では再び4億ドルの大台に乗る可能性も出てきた。「スパイダーマン3」の陰に隠れてひっそりと公開したのが6位の「ラッキー・ユー」。ワーナーが公開延期を重ねてきた小品で、監督は現代ハリウッド随一の職人監督カーティス・ハンソン。ラスベガスを舞台にエリック・バナ演じる不器用なギャンブラーと、その父親で伝説のギャンブラー(ロバート・デュバル)、田舎から出てきた歌手志望の娘(ドリュー・バリモア)が織りなす、まったりとした人間ドラマ。地味すぎたか、ボックスオフィスでは全く振るわなかった。

2007年5月8日更新 藤井竜太郎

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