全米映画ランキング : 2006年11月3日~2006年11月5日

全米映画ランキング:2006年11月7日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2006年11月3日~2006年11月5日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1

Borat: Cultural Learnings of America for Make Benefit Glorious Nation of Kazakhstan

20th Century Fox
(フォックス)

837 1 26,455,463 26,455,463
2

The Santa Clause 3: The Escape Clause

Walt Disney

3,458 1 19,504,038 19,504,038
3

Flushed Away
「マウス・タウン/ロディとリタの大冒険」

DreamWorks/Aardman
(アスミック)

3,707 1 18,814,323 18,814,323
4 1

Saw III
「ソウ3」

Lions Gate/Twisted
(アスミック)

3,167 2 14,805,871 59,382,706
5 2

The Departed
「ディパーテッド」

Warner Bros.
(ワーナー)

2,785 5 7,722,388 102,004,054
6 3

The Prestige

Touchstone/ Warner Bros.
(ギャガ)

2,305 3 7,505,268 39,135,541
7 4

Flags of Our Fathers
「父親たちの星条旗」

Paramount/ Warner Bros.
(ワーナー)

2,375 3 4,419,657 26,550,769
8 7

Man of the Year

Universal

2,388 4 3,665,580 33,848,800
9 5

Open Season
「オープン・シーズン」

Columbia
(ソニー)

2,458 6 2,968,832 81,254,598
10 14

The Queen
「クィーン」

Miramax
(エイベックス)

387 6 2,909,966 9,986,970

「ボーラット」が2本のファミリー映画を退け、衝撃の首位デビュー

全米週末のボックスオフィスは、わずか837というスクリーン数ながら、約2650万ドルの興収をあげた「ボーラット:カルチャラル・ラーニングス・オブ・アメリカ・フォー・メイク・ベネフィット・グロリアス・ネイション・オブ・カザフスタン(偉大なる国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習)」が首位にたった。1館あたりのアベレージはなんと3万1660ドル。500館以上の公開でここまで高いアベレージは歴代初という快挙である。内容はイギリスの人気コメディアン、サシャ・バロン・コーエンがカザフスタンのジャーナリスト、ボーラットに扮し、米国内で滅茶苦茶な取材を繰り返すコメディで、批評家からも高評価を受けている。配給のフォックスは、この予想外の大ヒットを受け、劇場数を3倍に増やし約2500館での拡大公開を決定。全米で1億ドルを狙うという。2位に入ったのはティム・アレン主演の「ウォルト・ディズニーのサンタクローズ3/クリスマス大決戦!」。こちらは3458館で約1950万ドルの興収。初登場3位はドリームワークスアニメーションと「ウォレスとグルミット」で知られるアードマンの「マウス・タウン/ロディとリタの大冒険」。ヒュー・ジャックマンとケイト・ウィンスレットが声優として参加。10位にはイギリスのベテラン、スティーブン・フリアーズ監督が英国王室の内幕を描いた「クイーン」がランクイン。ヘレン・ミレンが女王エリザベス2世に扮する。

2006年11月7日更新 藤井竜太郎

過去のランキング