国内映画ランキング : 2006年10月28日~2006年10月29日

映画ランキング : 2006年10月31日発表(毎週火曜更新)

全国週末興行成績:2006年10月28日~2006年10月29日 (全国動員集計)興行通信社提供

順位

先週

作品

メイン館

上映週

1

木更津キャッツアイ/ワールドシリーズ

配給:アスミック

シネマライズほか 1
2

父親たちの星条旗

配給:ワーナー

丸の内ピカデリー1ほか松竹・東急系 1
3 1

涙そうそう

配給:東宝

日劇2ほか東宝系 5
4 2

ワールド・トレード・センター

配給:UIP

日劇1ほか東宝系 4
5

ただ、君を愛してる

配給:東映

丸の内TOEIほか東映系 1
6 3

地下鉄(メトロ)に乗って

配給:ギャガ、松竹

丸の内ピカデリー2ほか松竹・東急系 2
7 4

ブラック・ダリア

配給:東宝東和

日比谷スカラ座ほか東宝系 3
8 6

フラガール

配給:シネカノン

シネカノン有楽町ほか 6
9

虹の女神/Rainbow Song

配給:東宝

TOHOシネマズ六本木ヒルズほか東宝系 1
10

トンマッコルへようこそ

配給:日活

シネマスクエアとうきゅうほか 1

※ファーストラン時点

「木更津キャッツアイ」、怒濤の首位奪取。「星条旗」は2位発進

日米のプロ野球シーズンの終了したタイミングで、「木更津キャッツアイ/ワールドシリーズ」が首位に躍り出た。シネマライズがメイン館ながら全国244スクリーンでの同時公開で、公開2日間の成績は、動員が約21万9000人、興収が3億233万円という堂々たるもの。03年の1作目「日本シリーズ」は興収15億円を記録しているが、今回は20億円以上は確実で、展開次第では前作の倍となる30億円まで狙えるところ。また、イーストウッドの硫黄島2部作第1弾「父親たちの星条旗」は、同じく動員が14万2500人、興収1億8700万円という成績で2位に甘んじた。12月公開の第2弾「硫黄島からの手紙」の方が日本市場におけるポテンシャルは高いはずだが、相乗効果が出るまでにはあと1カ月以上かかる。そして「いま、会いにゆきます」の市川拓司の原作を、「NANA2」を降板した宮崎あおいと、玉木宏の主演で描いた「ただ、君を愛してる」が初登場で5位に。2日間の興収は1億1700万円ほどで、今ひとつハジけ切れてない。やはりこの手のドラマは東宝でないと難しいのか。その東宝も、岩井俊二がプロデュースした「虹の女神」が9位デビューとやや意外。2日間で興収3730万円だから、最終的には2~3億円だろう。10位には、05年韓国ナンバーワンヒット作「トンマッコルへようこそ」が辛くもランクイン。さて、今週末は「デスノート」の後編が公開となるが、10月27日の前編地上波オンエアは、24.5%という視聴率を記録したそうだ。後編への追い風となるか?

2006年10月31日更新 駒井尚文

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