全米映画ランキング : 2005年2月11日～2005年2月13日

ソニー作品がトップ3を占拠。ウィル・スミス主演作が首位

先週末はソニー・ピクチャーズ作品がトップ3を占拠。これはユニバーサルが89年9月にアル・パチーノ「シー・オブ・ラブ」、ジョン・ヒューズ監督「おじさんに気をつけろ！」、ロン・ハワード監督「バックマン家の人々」で達成して以来の快挙。まず、初登場で首位となった「最後の恋のはじめ方」は「MIB2」「バッドボーイズ2バッド」「アイ，ロボット」「シャーク・テイル」といった最近の出演作すべてが1億ドル突破というウィル・スミス主演のラブコメディ。3日間でおよそ4300万ドルという興収は、ラブコメ作品のオープニング記録で、ウィル・スミスはアクション以外でも稼げることを証明した格好。監督は「エバー・アフター」「メラニーは行く！」のアンディ・テナント、共演はエバ・メンデス。2位は先週首位だった「ブギーマン」。この週末も1000万ドル以上稼いでおり、最終的には6000万ドル付近まで届きそう。3位のアイス・キューブ主演「アー・ウィー・ゼア・イェット？」は公開4週目ながら粘り強い興行を展開。夏に公開される、同じソニー・ピクチャーズ配給の「トリプルX」の続編（主演がビン・ディーゼルからアイス・キューブに交代）にも期待がかかる。また、初登場5位のスタートとなったディズニー・アニメ「くまのプーさん ザ・ムービー／迷子になったランピー」は「くまのプーさん」シリーズの最新作。

2005年2月15日更新　藤井竜太郎