国内映画ランキング : 2003年11月8日~2003年11月9日

映画ランキング : 2003年11月11日発表(毎週火曜更新)

全国週末興行成績:2003年11月8日~2003年11月9日 (全国動員集計)興行通信社提供

順位

先週

作品

メイン館

上映週

1

マトリックス・レボリューションズ

配給:ワーナー

丸の内ルーブルほか松竹・東急系 1
2 1

キル・ビル

配給:ギャガ・ヒューマックス

丸の内ピカデリー1ほか松竹・東急系 3
3

g@me.

配給:東宝

日劇2ほか東宝系 1
4

阿修羅のごとく

配給:東宝

日劇3ほか東宝系 1
5 3

ティアーズ・オブ・ザ・サン

配給:ブエナビスタ

日劇1ほか東宝系 3
6 4

リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い

配給:フォックス

日比谷スカラ座1ほか東宝系 5
7 10

インファナル・アフェア

配給:コムストック

渋谷東急ほか松竹・東急系 5
8

スカイハイ/劇場版

配給:東映

丸の内東映ほか東映系 1
9 5

“アイデンティティー”

配給:ソニー

ニュー東宝シネマほか東宝系 3
10 14

木更津キャッツアイ/日本シリーズ

配給:アスミック

シネマライズほか 2

※ファーストラン時点

「レボリューションズ」が他を圧倒。「g@me.」が3位、「阿修羅~」が4位

一足早く公開された「マトリックス・レボリューションズ」を含め、実に16本の新作映画が封切りとなった週末。衆議院選挙の投票率は芳しくなかったが、映画館の客足はまずまずといったところ。予想通り圧倒的な強さで首位デビューを果たした「レボリューションズ」は、9大都市の動員数(「日刊興行通信」掲載館)を計算する限りでは、上位10作品の54%、同じく15作品の50%を超えるシェアを獲得。平たく言えば、この週末に映画を観にいった観客のほぼ2人に1人が「レボリューションズ」を観た勘定(詳細なデータは11日更新の「ニュース&噂」にて)。ちなみに今週末の全米ボックスオフィスでは、上位10作品の総興収に対する「レボリューションズ」のシェアは28.6%に過ぎない。おかげで、2位の「キル・ビル」、5位「ティアーズ・オブ・ザ・サン」、6位「リーグ・オブ・レジェンド」といった続映作品は、動員数が前週比で軒並み50%前後落ちるという急ブレーキ状態。新作にしても「g@me.」「阿修羅のごとく」といった日劇2、同3のチェーンで公開された東宝の邦画2本が3、4位に、また東映の「スカイハイ」が8位にそれぞれランクしているが、それほどパワフルな感じはしない。そんな中で前週14位の「木更津キャッツアイ」が、シネマライズ1館(2スクリーン)のみの動員数ながら10位に食い込んでくるという大健闘。今週末の全国拡大で、どこまで順位を上げてくるのか楽しみだ。

2003年11月11日更新 駒井尚文

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