ナディーン・ラバキー : ウィキペディア(Wikipedia)

ナディーン・ラバキー( ラテン文字化: Nadine Labaki 1974年2月18日 -)は、レバノンの映画監督、俳優。監督兼主演の映画『キャラメル』の成功により、アラビアン・ビジネス誌の「世界で最もパワフルなアラブ人100人」で、女性のトップ5に選出されているBanking trumps Power 100 as most powerful industry アラビアン・ビジネス 2008年4月1日。

来歴

1974年2月18日、レバノンのバーブダットで生まれる。

1993年に大学入学の資格を取得し、1997年、ベイルートのサン・ジョセフ大学(メディア学)を卒業。

大学在学中に製作した短編映画『パステール通り11番地』11, Rue Pasteur Liban (1996) アラブ世界研究所(フランス語)が、1998年、パリのアラブ世界研究所アラブ映画ビエンナーレで1位。

2002年から2003年、ミュージックビデオやコマーシャルフィルムで数々の受賞をする。

2004年、カンヌ国際映画祭のレジデンス制度により、初の長編映画『キャラメル』の脚本をジハード・ホジェイリーとロドニー・アル=ハッダードと共に執筆した。

2005年、レバノン映画『』にて俳優としてデビューし、主演を務める。

2007年、映画『キャラメル』にて、監督・主演を務め、世界的に高い評価を得た。

主なフィルモグラフィ

日本語題原題 クレジット 備考
2007 キャラメルسكر بنات 監督・脚本・出演
2011 私たちはどこに行くの?وهلأ لوين؟ 監督・脚本・製作・出演
2014 リオ、アイラブユーRio, Eu Te Amo 監督・脚本・出演 オムニバス映画セグメント「O Milagre」のみ
2018 存在のない子供たちکفرناحوم 監督・脚本・出演

出演のみ

  • ボスタ! 踊る幸福の赤いバス Bosta (2005)
  • 友よ、さらばと言おう Mea culpa (2014)
  • チャップリンからの贈りもの La Rançon de la gloire (2014) ヌール役
  • 歌声にのった少年 Ya tayr el tayer (2015)

受賞とノミネート

映画祭・賞 部門 作品名 結果
アカデミー賞 2018 外国語映画賞 存在のない子供たち
カンヌ国際映画祭 2011 ある視点賞 私たちはどこに行くの?
エキュメニカル審査員特別賞
2018 パルム・ドール 存在のない子供たち
審査員賞
エキュメニカル審査員賞
トロント国際映画祭 2011 観客賞 私たちはどこに行くの?
英国アカデミー賞 2018 非英語作品賞 存在のない子供たち
ゴールデングローブ賞 2018 外国語映画賞 存在のない子供たち
クリティクス・チョイス・アワード 2018 外国語映画賞 存在のない子供たち

参考文献

関連項目

  • [[:en:File:Caramel poster.jpg|映画キャラメル・ポスターのナディーン・ラバキー]]
  • ナンシー・アジュラム

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/02/04 12:35 UTC (変更履歴
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