内田伸輝 : ウィキペディア(Wikipedia)
内田 伸輝(うちだ のぶてる、1972年11月20日 - )は、埼玉県出身の映画監督、脚本家。
略歴
10代から画家を目指し油絵を学んでいたが、絵筆をカメラに持ち替え独自の世界観を映像で表現し始める。
ドキュメンタリー映画『えてがみ』が、第25回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)審査員特別賞、第28回香港国際映画祭スペシャルメンションを受賞。
初長編劇映画『かざあな』では第8回TAMA NEW WAVEグランプリや主演女優賞をはじめ、第30回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)で再び審査員特別賞を受賞。
第27回バンクーバー国際映画祭ドラゴン&タイガーアワード部門で上映される。
2010年、長編劇映画2作目となる『ふゆの獣』で第11回東京フィルメックス最優秀作品賞を受賞。
ロッテルダム国際映画祭、香港国際映画祭、サン・セバスティアン国際映画祭など数多くの映画祭上映され、2011年7月、テアトル新宿他にて全国劇場公開される。
2012年長編映画『おだやかな日常』(監督、脚本、編集)長編劇映画4作目となる『さまよう獣』が2013年連続で全国劇場公開される。
『おだやかな日常』は釜山国際映画祭にてワールドプレミア上映後、東京フィルメックス、ロッテルダム国際映画祭、テッサロニキ国際映画祭他、国内外多数の映画祭で上映。
2013年10月に台北(台湾)にて劇場公開される。2014年6月、カナリア諸島地球環境映画祭2014にて最優秀作品賞。
『ぼくらの亡命』(2016年)第17回東京フィルメックス、第7回サハリン国際映画祭で上映。2017年7月、ユーロスペース他にて全国劇場公開した。
2020年夏に撮影した長編映画『女たち』では監督、脚本、編集を担当。第43回モスクワ国際映画祭メインコンペティションに選ばれる。
フィルモグラフィー
- えてがみ(2002年)監督・撮影・構成・編集
- かざあな(2007年)監督・撮影・プロット・編集
- ふゆの獣(2010年)監督・撮影・プロット・編集
- おだやかな日常(2012年)監督・脚本・編集
- さまよう獣(2012年)監督・共同脚本
- キエル(2013年)監督・脚本・編集
- その顔(2014年)監督・脚本・編集
- 赤い森(2014年)監督・脚本・編集
- ぼくらの亡命(2017年)脚本・監督・プロデューサー・美術・録音・音響効果・整音・編集
- 躾(2018年)監督・脚本・編集
- croquis(2018年)監督・脚本・編集
- スウィート・ランデヴー(2018年)監督・編集
- 女たち(2021年)監督・脚本・編集
受賞歴
『えてがみ』(2002年)
第25回ぴあフィルムフェスティバル PFFアワード2003 審査員特別賞
第28回香港国際映画祭 ドキュメンタリー部門 スペシャルメンション授与
『かざあな』(2007年)
第8回TAMA NEW WAVE グランプリ ベスト女優賞
ひろしま映像展2008 グランプリ 企画脚本賞 演技賞
第30回ぴあフィルムフェスティバル PFFアワード2008 審査員特別賞
『ふゆの獣』(2010年)
第11回東京フィルメックス コンペティション部門 最優秀作品賞
『おだやかな日常』(2012年)
カナリア諸島地球環境映画祭2014 最優秀作品賞
参考文献
- 東京フィルメックス最優秀賞!「ふゆの獣」内田伸輝の監督論
- 内田 伸輝 (映画監督)映画「ふゆの獣」について
- 内田伸輝 (映画監督)杉野希妃 (プロデューサー、女優)映画『おだやかな日常』について
- 『おだやかな日常』内田伸輝監督&杉野希妃さんインタビュー
- 非寛容を恋愛に乗せて 『ぼくらの亡命』内田伸輝監督特別インタビュー
- ✴︎三夜連続✴︎内田伸輝監督『ぼくらの亡命』を徹底的に理解しよう!第一夜”オフィシャル座談会”「描かれている「亡命」は「見たくなかった」今の日本人の姿--」
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2022/11/03 13:54 UTC (変更履歴)
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