ジョセフ・コジンスキー : ウィキペディア(Wikipedia)

ジョセフ・コシンスキー(Joseph Kosinski、1974年5月3日 - )は、アメリカ合衆国の映画監督、脚本家、映像作家、映画プロデューサー。

CGIやコンピュータ・グラフィックスを駆使した映像制作の分野やアクション映画の監督で知られている。1982年に公開された『トロン』の続編である2010年公開のSF映画『』で映画監督デビュー。これまでの作品は、『Halo 3』のCM「Starry Night」Official website work portfolio.や、賞を受賞した『Gears of War』のCM「Mad World」2007 AICP Show Best Visual Effects.など、主にCGI関連のテレビCMを手掛けてきた。

生い立ち

コシンスキーは、フランス系カナダ人のパトリシア(旧姓プロヴォスト)とポーランド系の医師ジョエル・コシンスキーの息子として、ウィスコンシン州ミルウォーキーで生まれDirector Joseph Kosinski on Tron: Legacy and the Limitations of CGI-Created Actors、アイオワ州マーシャルタウンで育ったThe building of a legacy

キャリア

初のメジャー作品は、特殊効果を駆使した『』。『トロン: レガシー』はディズニーデジタル3-DとIMAX 3Dで、2010年12月に公開されたComic-Con: Tron 2 Retitled TRON Legacy; IMAX 3D; Concept Art and New Scene Revealed. Posted on Thursday, July 23, 2009 by Peter Sciretta on SlashFilm。

2005年にカリフォルニア州ロサンゼルスに移住した後、を書き始め、それが最終的に社の『Oblivion』というタイトルの未発表グラフィックノベルへと発展したJoseph Kosinski On Oblivion。2010年8月、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズが権利を取得した。ウィリアム・モナハンは映画化に際して、その脚本を手がけた。2011年3月、Karl Gajdusekが脚本を書き直すと報じられた。この映画をPGレーティングにしようとする試みが失敗に終わったことで、ディズニーは権利を放棄し、ユニバーサル・ピクチャーズがPG-13レーティングに同意して、その権利を獲得した。1億2000万ドルの予算をかけた『オブリビオン』は、トム・クルーズを主役に起用し2012年3月に撮影を始め、その後、2013年4月に公開された。

2015年初めには『トロン』第3作の監督を務めることが決定していたが、同年5月にディズニーがこのプロジェクトを中止したことが発表された。2017年には、(山岳地帯の消防隊員)の実話を基にした『オンリー・ザ・ブレイブ』(旧題:Granite Mountain)を監督した。2017年6月、『トップガン』の続編『トップガン マーヴェリック』の監督を務めることが発表された。

コシンスキーは、70年代のSF映画『2300年未来への旅』Warner Bros. Bets on Kosinski for 'Logan's Run' , by Chris McKeown, on 22-08-2007, Sci Fi Updates website.や『ブラックホール』Black Hole remake by Tron Teamのリメイク、SF映画『Archangels』、『』の脚本家とクリストファー・C・ロジャースによるタイトル未定のアクションスリラー、『The Twilight Zone』の映画化'Tron' Helmer Joseph Kosinski to Direct 'Twilight Zone' Film (Exclusive)、ビデオゲームシリーズ『グランツーリスモ』の映画化など、いくつかの未製作のプロジェクトに取り組んでいる。

学究的環境

コシンスキーは、スタンフォード大学工学部機械工学デザイン科を卒業後、(Columbia Graduate School of Architecture, Planning and Preservation;GSAPP)の修士課程を修了し、現在は同大学に建築学の非常勤助教授として籍を残し、3Dモデリングやグラフィックの分野で学生を支援しているBeyond the Blob—Digital Technology in Columbia's Graduate School of Architecture, Planning and Preservation, from Columbia Interactive.。2008年には、建築学を学んだこと、CMで技術的な限界に挑戦したこと、そして最終的に長編映画に進んだことについて詳しく語っている5D Future of Immersive Design Conference

コロンビア大学建築大学院修士課程修了後、映像クリエイターとしてナイキやAppleなどのCMを手がけたこともあった。

受賞歴

  • 2007年 AICPショー - 「Gears of War」のCM「Mad World」で最優秀視覚効果賞を受賞
  • 「アサシン クリード ユニティ」と「Destiny "Become Legend"」のCMでAICP最優秀視覚効果賞を受賞

フィルモグラフィ

長編映画

題名 監督 製作 脚本 備考
2010 Tron: Legacy 初監督作
2013 オブリビオンOblivion 原作(オリジナルのグラフィックノベル)も担当。
2017 オンリー・ザ・ブレイブOnly the Brave
2022 トップガン マーヴェリックTop Gun: Maverick
スパイダーヘッドEscape from Spiderhead Netflix映画
2024 ツイスターズTwisters 原案
2025F1 ポストプロダクション

出典

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/08/29 22:54 UTC (変更履歴
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