大塚隆史 : ウィキペディア(Wikipedia)
大塚 隆史(おおつか たかふみ、1986年8月22日 - )は、日本の男性総合格闘家。千葉県市川市出身。T・GRIP TOKYO 高田馬場所属。第2代、第3代DEEPバンタム級、フェザー級王者。元WSOF GCバンタム級王者。
来歴
中学からブラジリアン柔術を始める。またレスリングを始め、自由ヶ丘学園高等学校在学時にはインターハイに出場、3年次の中国大会では60kg級個人の部で準決勝に進出した(優勝した大澤茂樹に敗退)インターハイ個人・60kg級成績 日本レスリング協会公式サイト。また全国高校生グレコローマン選手権でも60kg級で準優勝を果たしている全国高校生グレコローマン選手権 日本レスリング協会公式サイト。日本体育大学進学後も東日本学生秋季新人戦(フリースタイル60kg級)で優勝、全日本選手権にも出場した。しかしその後「減量苦や学業上の理由が重なり、寮から逃げ出した」と本人は後のインタビューで語っている大塚隆史選手 インタビュー其の一 レスリングエリート編 The Wild Side of the DEEP 2008年12月5日。
2006年6月11日、W-カプセルのオープニングファイトで総合格闘技デビュー。12月にはDEEPのフューチャーキングトーナメントにも出場した。
2007年5月19日、ブラジルのFury FCに出場、レアンドロ・イッサにTKO勝ち。年末の大会にも出場し、ホドリゴ・ルイスにTKO勝ちを収めた。
2008年7月12日、Fury FCライト級王座決定戦でハファエル・ドス・アンジョスと対戦し、1-2の判定負けを喫し王座獲得に失敗した。その後はDEEPに出場、金原正徳と昇侍相手に2連勝を収めた。
2009年3月8日、DREAM初参戦となったDREAM.7のフェザー級(-63kg)グランプリ1回戦でビビアーノ・フェルナンデスと対戦し、0-3の判定負けを喫した。
2009年8月23日、DEEP 43 IMPACTのDEEPフェザー級タイトルマッチで王者三島☆ド根性ノ助に挑戦し、5-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。
2010年5月29日、ケージ開催となったDREAM.14で宮田和幸と対戦し、1-2の判定負け【DREAM】KIDが金網で復活のKO勝利!桜庭がグレイシーに敗戦、マッハも一本負け(2) 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年5月29日
2010年7月3日、DEEP 48 IMPACTのDEEPフェザー級タイトルマッチで挑戦者の松本晃市郎と対戦し、2-3の判定負けを喫し王座陥落した【DEEP】大塚隆史が陥落!松本晃市郎が超接戦を制して新チャンピオンに 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年7月3日。
2010年10月24日、DEEP 50 IMPACTで前田吉朗と対戦し、0-2の判定負けを喫した【DEEP】死闘!菊野が帯谷を判定で退ける、青木&ミノワマン&長南は快勝 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年10月24日。
2011年5月29日、DREAM JAPAN GPのバンタム級日本トーナメント1回戦で大沢ケンジと対戦し、1-2の判定負けを喫した。
2011年6月24日、DEEP 54 IMPACTのDEEPバンタム級王座決定戦で中村"アイアン"浩士と対戦し、5-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。DEEP2階級制覇となった。
2012年2月18日、DEEP 57 IMPACTのDEEPバンタム級タイトルマッチで挑戦者の前田吉朗と対戦し、チョークスリーパーで一本負けを喫し王座陥落した【DEEP】廣田、ラズマゼが初防衛!ルーカス娘、前田、横田が新チャンピオンに 格闘技ウェブマガジンGBR 2012年2月18日。
2013年6月22日、韓国開催のROAD FC 012でイ・ユンギュンと対戦し、0-3の判定負け。当初はキム・スーチョルと対戦する事になっていたがスーチョルが欠場したために対戦相手が変更された MMAPLANET 2013年5月25日【RFC12】キム・スーチョル×大塚消滅に関し、RFC代表が言及 MMAPLANET 2013年5月28日。
2014年4月29日、DEEP 66 IMPACTのDEEPバンタム級王座決定戦で大沢ケンジと対戦し、5-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。DEEPでは三度目の王座載冠となった。
2014年12月31日、DEEP DREAM IMPACT 2014でのDEEP×パンクラス対抗戦でパンクラスのバンタム級王者である石渡伸太郎と対戦し、KO負け。
2015年5月16日、DEEP 72のDEEPバンタム級タイトルマッチで挑戦者の北田俊亮と対戦し、判定勝ちで王座の初防衛に成功した。
2016年8月27日、DEEP 77 IMPACT & DEEP JEWELS 13 レスリングでアジア選手権3位のバータル・アズジャブハラン相手に2R 2:35チョークスリーパーにて一本勝ち。この試合より所属ジムがT・GRIP TOKYO 高田馬場へと変更される。
2016年12月17日、WSOF GCバンタム級王座決定戦でフェルナンド・ヴィエイラと対戦予定だったが、ヴィエイラの体重超過により大塚が不戦勝という形で初代王座に認定された初代王者・今成がDEEPフェザー級王者返り咲き 大塚はまさかの相手失踪でWSOF王座戴冠 スポーツナビ 2016年12月18日。
2017年5月13日、DEEP CAGE IMPACT 2017のDEEPバンタム級タイトルマッチで挑戦者の石司晃一と対戦し、3-2の判定勝ちで2度目の王座防衛に成功した。
2017年7月30日、RIZIN初参戦となったRIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 1st ROUND -夏の陣-のバンタム級トーナメント1回戦でアンソニー・バーチャックと対戦し、2-1の判定勝ち。
2017年12月29日、RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 2nd ROUNDのバンタム級トーナメント2回戦でカリッド・タハと対戦し、フロントネックロックで一本勝ち。
2017年12月31日、RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 Final ROUNDのバンタム級トーナメント準決勝で石渡伸太郎と再戦し、0-3の判定負け。
2018年3月2日、DEEPバンタム級王座を返上したことが発表されたDEEP 4.28 後楽園ホール:大塚隆史が返上のバンタム級王座を賭け、37歳のベテラン・北田俊亮と韓国の新鋭・ソン・ジンスが1年8か月ぶり激突 バウトレビュー 2018年3月2日。
2018年8月26日、DEEP 85 IMPACTでビクター・ヘンリーと対戦し、ボディへの右前蹴りでKO負け。
2019年5月12日、DEEP 89 IMPACTでPXCバンタム級王者のトレヴィン・ジョーンズと対戦し、チョークスリーパーで一本負け。
2020年11月23日、修斗に初参戦。修斗バンタム級環太平洋王者の安藤達也と対戦し、TKO勝ち修斗 11.23 後楽園ホール:大塚隆史、修斗初戦で環太平洋王者の安藤達也を撃破「佐藤選手と岡田選手、できますか?」 バウトレビュー 2020年11月23日。
2021年3月20日、PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.2の修斗世界バンタム級タイトルマッチで王者の岡田遼に挑戦し、0-3(49-46、48-47、50-45)の判定負けを喫し、王座獲得に失敗した【修斗】岡田遼が大塚隆史に判定勝ちで初防衛、平良達郎が前田吉朗を61秒失神チョークで極める GONG 2021年3月20日。
2021年6月27日、RIZIN.29のバンタム級JAPANグランプリ1回戦で獅庵と対戦し、3-0の判定勝ちを収めた【RIZIN】白鳥大珠が決勝で皇治を破り優勝! バンタム級GP大阪ラウンドは激闘の金太郎、ボンサイ柔術ヤマニハ、大塚隆史、瀧澤謙太が2回戦進出 ゴング格闘技 2021年6月27日。
2021年9月19日、RIZIN.30のバンタム級JAPANグランプリ2回戦で扇久保博正と対戦し、0-3の判定負けを喫した【RIZIN】GP2回戦・朝倉海、井上直樹が激闘の判定勝ち、扇久保が大塚との神経戦を制す、瀧澤が元谷を1R KO! 矢地、堀江、太田が勝利、浜崎が藤野との死闘制す、昇侍がKO勝ち! ぱんちゃんが判定勝ち ゴング格闘技 2021年9月19日。
人物・エピソード
- 暴言プレジデントのニックネームの表すとおり、ビッグマウスとも受け取れる発言をすることがある。DREAM.14の煽りVでは、宮田和幸に対し、「ボディビルのコンテストじゃねぇぞって」「オヤジ狩りとかね」と挑発、修斗世界バンタム級王者の岡田遼に対し「マイクが気持ち悪い」「修斗修斗うるせーし」などといった発言を残している。
- 古代ローマのグラディエーターを彷彿とさせる独特なデザインのトランクスを履いて試合に臨んでいた時期がある。
戦績
プロ総合格闘技
アマチュア総合格闘技
獲得タイトル
- 第3代DEEPフェザー級王座(2009年)
- 第2代DEEPバンタム級王座(2011年)
- 第5代DEEPバンタム級王座(2014年)
- 初代WSOF GCバンタム級王座(2016年)
出演
- REVIVAL これが日本の総合格闘技だ(2015年)
関連項目
- 男子総合格闘家一覧
- DREAM選手一覧
- WSOF王者一覧
- DEEP王者一覧
- RIZIN選手一覧
外部リンク
- T-grip Tokyo 高田馬場ジム
- DREAM 選手データ
- DEEP 選手データ
- RIZIN 選手データ
- 大塚隆史の暴言日記 - 本人によるブログ
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/10/21 10:44 UTC (変更履歴)
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