マリオ・カサス(Mario Casas Sierra, 1986年6月12日 - )は、スペイン・ア・コルーニャ県ア・コルーニャ出身の俳優。テレビドラマ『Los hombres de Paco』や『El Barco』、映画『El camino de los ingleses』、『空の上3メートル』、『その愛を走れ』などの演技で知られている。
まずはいくつかのコマーシャルに出演し、2005年にはテレビドラマ『Obsesión』に脇役として出演。その後はテレビドラマ『Motivos personales』、『Mujeres』にも出演した。2006年にはアントニオ・バンデラス監督の『El camino de los ingleses』で映画デビューし、国内メディアの注目を集めた。同年にはラ・セクスタのテレビドラマ『SMS』に出演。2007年から2010年に放送されたアンテナ3のコメディドラマ『Los hombres de Paco』では国外の視聴者にも存在を知らしめた。2009年には2つのヒット映画、『Fuga de cerebros』と『灼熱の肌』に出演し、前者ではの相手役、後者ではの親友役を務めた。この2作品は揃って公開初週の興行収入第1位を記録している。2010年にはパコ・カベサス監督の『Carne de neon』に出演。同年の最高興行収入記録を上げた『空の上3メートル』ではマリア・バルベルデの相手役を務めた。2012年には『Tengo ganas de ti』でバルベルデやクララ・ラゴと共演。
2011年から、カサスはブランカ・スアレスとともにアンテナ3のテレビドラマ『El Barco』に出演している。2012年に20ミヌートス紙が行った「セクシーな俳優」の調査では2位にランクインした。2012年にはアルベルト・ロドリゲス監督の『UNIT 7 ユニット7/麻薬取締第七班』に出演しOPENING NIGHT FILM AND RECEPTION: Unit 7 (Grupo 7) Moving Image, 2014年4月4日、同じく2012年にはクララ・ラゴらとともに『その愛を走れ』に出演した。2013年には3本の映画に出演。1本目はシャム・マディラジュ監督の『』であり、アメリカ人俳優のジェシカ・ロウンズ、ジェームズ・レマー、サン・カン、ディエゴ・ボネータなどと共演した。2013年後半には監督の『Ismael』に出演し、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督の『スガラムルディの魔女』にウーゴ・シルバとともに出演した。マイケル・ラドフォード監督の『La mula』ではマラガ・スペイン映画祭で男優賞を受賞している。2013年末から2014年初頭にはバンデラスらとともに、コピアポ鉱山落盤事故を主題とする英語作品『チリ33人 希望の軌跡』を撮影した。2015年にはイグレシア監督のコメディ映画『グラン・ノーチェ!最高の大晦日』に出演し、監督のロマンティックドラマ『Palmeras en la Nieve』に出演した。