ユリアーネ・ケーラー : ウィキペディア(Wikipedia)
ユリアーネ・ケーラー(Juliane Köhler、1965年8月6日 - )はドイツの女優。
経歴
ニーダーザクセン州ゲッティンゲン生まれ。父親は人形劇役者。1985年から1988年までニューヨークでウタ・ハーゲンに師事。同時にH.B.スタジオにも参加。またミュンヘンでダニエラ・グリュックに師事してバレエも学んでいる。1988年にハノーファーのニーダーザクセン州立劇団に所属し、舞台女優としてキャリアを開始。1993年にバイエルン州立劇団に転じるが、1997年に映画『Aimée und Jaguar』の撮影スケジュールが遅れて劇団の出し物に出られなくなったために解雇された。1999年からミュンヘン室内劇団に所属している。
映画への出演は1990年代初頭から。1999年の2作、『点子ちゃんとアントン』と『Aimée und Jaguar』で注目を集め、ベルリン映画祭、バイエルン映画賞、連邦映画賞でそれぞれ最優秀女優賞。2001年にはカロリーネ・リンク監督のアカデミー賞受賞作『名もなきアフリカの地で』に主演。さらに2004年、ドイツ映画『ヒトラー 〜最期の12日間〜』では、アドルフ・ヒトラーの愛人(後に妻)であるエファ・ブラウンを演じて話題になった。ドイツ国内のテレビドラマへの出演も多い。2008年にはポール・シュレイダー監督の『Adam Resurrected』に出演した。
娘が2人いる。
主な出演作品
公開年 | 邦題原題 | 役名 | 備考 |
---|---|---|---|
1999 | Aimée und Jaguar | リリー | |
点子ちゃんとアントンPünktchen und Anton | ベッティーナ・ポッゲ | ||
2001 | 名もなきアフリカの地でNowhere in Africa | イエッテル・レドリッヒ | |
2004 | ヒトラー 〜最期の12日間〜Downfall | エヴァ・ブラウン | |
2008 | ベルリン陥落 1945Anonyma - Eine Frau in Berlin | エルケ | 日本劇場未公開 |
2010 | 穏やかな暮らしUna vita tranquilla | レナーテ | 日本劇場未公開 |
2012 | 誰でもない女Zwei Leben | カトリーヌ・エーヴェンセン・ミュルダール | 日本劇場未公開 |
2016 | ヒトラーに屈しなかった国王Kongens nei / The King's Choice | ダイアナ・ミュラー | |
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/08/06 00:29 UTC (変更履歴)
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