フランチョット・トーン : ウィキペディア(Wikipedia)

フランチョット・トーンFranchot Tone, 1905年2月27日 - 1968年9月18日)はアメリカ合衆国ニューヨーク州出身の俳優。英語ではフランショー・トーンと発音。

来歴

父親は会社経営者で、裕福な家庭に生まれる。コーネル大学で学ぶ。

大学卒業後に1929年に『エイジ・オブ・イノセンス』でブロードウェイデビュー。1932年に映画界入り。ジョーン・クロフォードジーン・ハーロウベティ・デイヴィスキャサリン・ヘプバーンなどの人気女優の相手役として1930年代に活躍した。クロフォードとは1935年に結婚したが4年後に離婚。

クラーク・ゲーブルチャールズ・ロートンと共演した『戦艦バウンティ号の叛乱』(1935年)ではゲーブル、ロートンと共にアカデミー主演男優賞にノミネートされている。他の代表作は『南風』(1933年)、『ベンガルの槍騎兵』(1935年)、『熱砂の秘密』(1942年)など。1950年代にはテレビドラマへの出演が多くなり、『十二人の怒れる男』(1954年)や『ヒッチコック劇場』、『トワイライト・ゾーン』などに出演。また同じ頃、ブロードウェイに戻って舞台出演も多くこなした。1960年代初頭から晩年には、再びハリウッドに戻って映画へ出演するようになった。

主な出演作品

公開年邦題原題役名備考
1933 今日限りの命Today We Live ロニー
獨裁大統領Gabriel Over the White House ハートリー・ビークマン
1933 真夜中の処女Midnight Mary トム
南風The Stranger's Return ガス
踊り子の母Stage Mother ウォレン・フォスター
爆弾の頬紅Bombshell ギフォード
ダンシング・レディDancing Lady トッド・ニュートン
1934 ムーラン・ルージュ Moulin Rouge ダグラス・ホール
駒鳥の唄Sadie McKee マイケル・アルダーソン
世界は進むThe World Moves On リチャード
わたし純なのよThe Girl from Missouri T・R・ペイジ・ジュニア
生活と恋愛Gentlemen Are Born ボブ・ベイリー
1935 ベンガルの槍騎兵The Lives of a Bengal Lancer フォーサイス
無軌道行進曲Reckless ボブ・ハリソン
男子牽制No More Ladies ジム・サルストン
戦艦バウンティ号の叛乱Mutiny on the Bounty バイラム
青春の抗議Dangerous ドン・ベロウズ
1936 断固戦うべしExclusive Story ディック・バートン
海峡の惨劇The Unguarded Hour サー・アラン・ディアデン
陽気な姫君The King Steps Out フランツ・ヨーゼフ1世
暁の爆撃隊Suzy テリー・ムーア
豪華一代娘The Gorgeous Hussy ジョン・イートン
空駆ける恋 Love on the Run バーナバス・ペルズ
1937 偽装の女Quality Street ヴァレンティン・ブラウン
戦友They Gave Him a Gun ジミー・デイヴィス
花嫁は紅衣装The Bride Wore Red ジュリオ
1938 三人の仲間Three Comrades オットー・コスター
1939 ファスト・アンド・フューリアスFast and Furious ジョエル・スローン
1943 熱砂の秘密Five Graves to Cairo ジョン・J・ブランブル
春の序曲His Butler's Sister チャールズ・ジェラード
1944 幻の女Phantom Lady ジャック・マーロウ
黒い河Dark Waters ジョージ・グローヴァー
1947 どたばたハネムーンHoneymoon デヴィッド・フラナー
1948 恋はかくの如くEvery Girl Should Be Married ロジャー・サンフォード
1951 花婿来たるHere Comes the Groom ウィルバー・スタンリー
1962 野望の系列Advise & Consent 大統領
1964 いっちょう頂きLa bonne soupe ジョン・K・モンタジー
小さな逃亡者See How They Run フロード テレビ映画
1965 危険な道In Harm's Way CINCPAC I

参照

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/06/06 14:18 UTC (変更履歴
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