野村浩三 : ウィキペディア(Wikipedia)
は、日本の俳優。本名は尾棹 一浩(おさお かずひろ / おざお かずひろ)。旧芸名は。
東京府北豊島郡練馬町(のちの東京都練馬区)出身。明治大学商学部卒業。
来歴
劇団俳優座第3期生。同期には愛川欽也、渡辺美佐子、江幡高志、塚本信夫、穂積隆信、本郷淳などがいる。
1953年、『落葉日記』で映画デビュー。1954年、俳優座養成所卒業。藤本プロ所属。本名でデビューののち、1955年の松竹入社の際に野村浩三に改名。
1958年に東宝に移籍。同年公開の東宝特撮映画『大怪獣バラン』(本多猪四郎監督)で生物学者・魚崎健二役で主演。主役はこの作品だけであったが、特撮映画には多数出演し、欠かせない存在となっている。その後、野村明司に改名した後、第一協団に移籍。
テレビドラマでは1966年、『ウルトラQ』第22話「変身」でモルフォ蝶の鱗粉を浴びて巨大化する男・浩二役を演じた。
松竹大船撮影所の俳優による研究グループ、船の会のメンバーだった。
2010年1月12日、死去した。満78歳没。
出演作品
映画
- 落葉日記(1953年) - 混血青年
- 美貌と罪(1953年) - 隈部
- 愛人(1953年) - 昌充
- 若い瞳(1954年) - 森和郎
- よい婿どの(1954年) - 南村浩
- 女人の館(1954年) - 丹野周一郎
- 美貌の園 前篇「嘆きの花」・後篇「愛憎の夜」(1956年)
- この世の花 完結篇 第九部愛の裁き 第十部砂の抱擁(1956年)
- 大怪獣バラン(1958年) - 魚崎健二
- 日本誕生(1959年) - 大伴麻毛理
- 宇宙大戦争(1959年) - 戦闘ロケット隊隊長
- ガス人間第一号(1960年) - 川崎
- 世界大戦争(1961年) - 石橋
- どぶろくの辰(1962年、東宝)
- 妖星ゴラス(1962年) - 観測員
- 太平洋の翼(1963年) - 大和の当直将校
- 青島要塞爆撃命令(1963年) - 艦隊参謀B
- 大盗賊(1963年)
- ゴジラシリーズ
- モスラ対ゴジラ(1964年) - 自衛隊員
- 三大怪獣 地球最大の決戦(1964年) - 調査隊隊員1
- クレージー映画
- 日本一のゴマすり男(1965年)
- 日本一のゴリガン男(1966年) - アラジニア大使館の通訳
- クレージー大作戦(1966年) - 宝石店に来る警官
- フランケンシュタイン対地底怪獣(1965年) - 記者A
- フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(1966年) -
- 日本のいちばん長い日(1967年) - 中村俊久中将
- 脱出(1972年) - 阿部課長
- 鏡の中の野心(1972年) - 美容学校理事長
テレビドラマ
- 顔(1959年)
- 越路吹雪ショー 私が一番おめでたい(1960年)
- 女(1960年)
- 残像(1960年)
- くりすます・ロータリー 第1話(1960年)
- 地唄(1962年) - 垣内譲治
- 結婚 第15話「正規」(1962年)
- くちづけ(1962年)
- 珠はくだけず(1962年)
- お江戸日本橋(1965年)
- ウルトラシリーズ
- ウルトラQ 第22話「変身」(1966年) - 浩二(巨人)
- ウルトラセブン 第19話「プロジェクト・ブルー」(1968年) - ミヤベ博士
- 帰ってきたウルトラマン 第36話「夜を蹴ちらせ」(1971年) - 警視庁・神田刑事
- 青春とはなんだ 第32話「エレキで助けろ」(1966年) - 高井の父を轢いたトラック運転手
- ありがとう 第17話、第28話(1970年)
- 火曜日の女シリーズ「人喰い」(1970年、NTV)
- プレイガール (12ch / 東映)
- 第28話「裸の女に手をかすな」(1969年)
- 第46話「銀嶺の対決」(1969年)- 山崎
- 第81話「男殺しの用心棒」(1970年)- 川口
- 第104話「スリラー死神からの脅迫状」(1971年)- 高瀬部長
- 第159話「裸になって殺されて」(1972年)- 湯川
- 第181話「ヌードダンサー殺人事件」(1972年)
- 第182話「たまき撃たる!!」(1972年)
- 第195話「聖しこの夜の暗殺者」(1972年)
- 第210話「全裸の美女は朝狙え!」(1973年)
- 第240話「裸の女にゃトゲがある」(1973年)
- 第246話「スター歌手殺人事件」(1973年)
- おらんだ左近事件帖 第3話「尼になった姉妹」(1971年)
- 冠婚葬祭屋 第6話「夫貸します…ですヨ」(1972年)
- 緊急指令10-4・10-10 第5話「カブト虫殺人事件」(1972年) - 加賀美
- 太陽にほえろ! 第43話「きれいな花にはトゲがある」(1973年)
舞台
- からす
- 最後の一兵
- 襤褸と宝石(1952年) - 楽士
- 女人の館(1954年) - 丹野周一郎
- 大和撫子
その他
- 眠り男セザレ(1954年) - 演出
注釈
出典
出典(リンク)
参考文献
外部リンク
- ※名義の経緯も明記。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/09/29 05:26 UTC (変更履歴)
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