ニール・ジョーダン : ウィキペディア(Wikipedia)
ニール・ジョーダン(Neil Jordan、1950年2月25日 - )は、アイルランドの映画監督・脚本家・小説家。スライゴ県スライゴ出身。
略歴
カトリック系の聖ポールカレッジで宗教教育を受け、アイルランド国立大学ダブリン校 (UCD) でアイルランドの歴史と文学を学ぶ。ゴシック・ホラーや歴史物や恋愛物などを手がけ、ハリウッドで活躍するアイルランドを代表するストリーテラーである。
1992年に発表した『クライング・ゲーム』がアカデミー賞6部門にノミネートされ、脚本賞を受賞。『マイケル・コリンズ』でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を、『ブッチャー・ボーイ』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞している。
現在はダブリン郊外のダン・レアリーに住んでいる。最初の妻との間に2人、結婚に至らなかった交際相手との間に1人、二番目の妻との間に2人、計5人の子供がいる。
邦訳作品
- 『獣の夢』 山田和子訳 福武書店 1992.2(原著1983年)
- 『チュニジアの夜』 西村真裕美訳 国書刊行会〈文学の冒険〉1994.11(原著1976年)
フィルモグラフィ
映画
- 殺人天使 Angel (1982) 監督・脚本
- 狼の血族 The Company of Wolves (1984) 監督・脚本
- モナリザ Mona Lisa (1986) 監督・脚本
- プランケット城への招待状 High Spirits (1988) 監督・脚本
- 俺たちは天使じゃない We're No Angels (1989) 監督
- クライング・ゲーム The Crying Game (1992) 監督・脚本
- インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア Interview with the Vampire: The Vampire Chronicles (1994) 監督
- マイケル・コリンズ Michael Collins (1996) 監督・脚本
- ブッチャー・ボーイ The Butcher Boy (1997) 監督・脚本・製作総指揮
- IN DREAMS/殺意の森 In Dreams (1999) 監督・脚本
- ことの終わり The End of the Affair (1999) 監督・脚本・製作
- ギャンブル・プレイ The Good Thief (2002) 監督・脚本・製作総指揮
- ダブリン上等! The Actors (2003) 原案
- プルートで朝食を Breakfast on Pluto (2005) 監督・脚本・製作
- ブレイブ ワン The Brave One (2007) 監督
- オンディーヌ 海辺の恋人 Ondine (2009) 監督・脚本・製作
- ビザンチウム Byzantium (2012) 監督
- グレタ GRETA Greta (2018) 監督・脚本
- 探偵マーロウ Marlowe (2022) 監督・脚本
- The Riker’s Ghost (TBA) 監督
テレビシリーズ
- ボルジア家 愛と欲望の教皇一族 The Borgias (2011-2013) 企画・製作総指揮、計4話監督
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/09/25 08:04 UTC (変更履歴)
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