土屋理敬 : ウィキペディア(Wikipedia)
土屋 理敬(つちや みちひろ、1965年 - )は、日本の劇作家、脚本家、俳優。
来歴
東京都出身。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。演劇集団円の演劇研究所に所属していたが、同士とともに劇団おばけおばけを発足させた。俳優として舞台に出演していたが、それだけでなく、脚本や演出も行った。近年では、演劇のみならず、テレビアニメの脚本を多く手がけている。カサヰケンイチが監督した『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!シリーズ』『MAJORシリーズ』『キミキス pure rouge』や、富沢信雄が監督した『二十面相の娘』においては、各話の脚本だけではなく、作品全体を通してのシリーズ構成も手がけている。アニメーション映画をはじめとする映画においても活動の場を広げており、加戸誉夫が監督した『劇場版MAJOR メジャー 友情の一球』にて脚本を担当した。また、もともと在籍していた古巣にあたる演劇集団円では、重松清の小説『カシオペアの丘で』を舞台化する際に、土屋が脚本、演出などを手がけたげきぴあ編集部「台本と演出を担当した土屋です。」『舞台のウラ話 from 演劇集団円演出 土屋理敬 vol.2 - げきぴあ』ぴあ、2011年4月15日。。
作風
原作が既に存在する場合を除けば、戯曲のタイトルに人名を冠するのが特徴である。劇団おばけおばけでのオリジナル戯曲は、『田村さんはどうもアヤしい』、『石塚さんアップアップ』、『コツゼンと横山さん』、『嵐の中の広志さん』と、いずれもタイトルに登場人物の姓が含まれている。また、演劇集団円など他の劇団のために書き下ろした戯曲にも、『梅津さんの穴を埋める』など同様の例が散見される。
作品
テレビアニメ
劇場アニメ
- 劇場版MAJOR メジャー 友情の一球(2008年) - 脚本
- 映画かみさまみならい ヒミツのここたま 奇跡をおこせ♪テップルとドキドキここたま界(2017年) - 脚本
OVA
- MAJOR -メッセージ-(2010年) - 脚本
- Lostorage conflated WIXOSS -missing link-(2017年) - シリーズ構成
Webアニメ
漫画
- 怪盗ペルティング (白石れいん シナリオ 原作)
- 無重力ガール - 企画協力(古市直彦と連名)
小説
- 小説 MAJOR 横浜編(2008年) - 著
- 小説 MAJOR 福岡編(2008年) - 著
舞台
- 田村さんはどうもアヤしい(1996年) - 作、演出
- 石塚さんアップアップ(1998年) - 作、演出
- コツゼンと横山さん(1999年) - 作、演出
- 嵐の中の広志さん(2001年) - 作、演出
- 梅津さんの穴を埋める(2005年) - 脚本、演出
- 田中さんの青空(2008年) - 脚本
- 高橋さんの作り方(2010年) - 脚本
- カシオペアの丘で(2011年) - 劇作、脚本、演出
出演
舞台
- 石塚さんアップアップ(1998年)
関連項目
- 演劇集団 円
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/09/25 06:14 UTC (変更履歴)
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