田村恵 : ウィキペディア(Wikipedia)
田村 恵(たむら けい、1976年5月22日 - )は、福岡県田川郡糸田町出身の元プロ野球選手(捕手)。現在は広島東洋カープのスカウトを務める。
経歴
、鹿児島商工高等学校に入学。その年の夏の甲子園では1年生ながら控え捕手としてベンチ入りする。その後1年の秋から同期の福岡真一郎(九産大 - プリンスホテル)とバッテリーを組み、には春夏連続で甲子園に出場する。
、校名が「樟南高等学校」に変更される。その年の夏の甲子園ではチームの主将を務め、準優勝という成績を収めた。当初は進学予定であったがその後、同年のドラフト会議で広島東洋カープから6位で指名され、契約金3000万円、年俸400万円で入団する。
、一軍初出場を果たす。以降、2000年までの3年間で一軍の試合に計62試合出場するが、に戦力外となった。同年オフに現役を引退する。
現役引退後、スコアラーを経て、から広島東洋カープの九州地区担当スカウトを務める。2013年のドラフト会議では、担当スカウトとして球団史上初めて抽選に臨み、大瀬良大地の交渉権を獲得したことで話題になった。
人物
高校時代、福岡真一郎とのバッテリーはアイドル的な人気を博した。田村も「黒縁眼鏡の捕手」として注目を集め、強肩も相俟って「古田2世」と評されることもあった。城島健司を差し置いて高校日本代表で正捕手を務め、小野仁らとバッテリーを組んだ。
本職は捕手だが、二軍(ウエスタン・リーグ)では外野・内野での出場もあった。
スカウトとしては選手の伸びしろを重視しており、スカウト活動では「選手が24、25歳になった時の成長曲線を描く」ようにしているという。田村が担当した選手には、上述した大瀬良の他にも安部友裕、松山竜平、今村猛、中﨑翔太、戸田隆矢などがいる。
詳細情報
年度別打撃成績
広島 | 28 | 44 | 41 | 4 | 9 | 2 | 0 | 0 | 11 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 7 | 3 | .220 | .273 | .268 | .541 | |
12 | 23 | 20 | 1 | 5 | 1 | 0 | 0 | 6 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 | .250 | .318 | .300 | .618 | ||
22 | 19 | 19 | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | .105 | .105 | .158 | .263 | ||
通算:3年 | 62 | 86 | 80 | 6 | 16 | 4 | 0 | 0 | 20 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 5 | 0 | 0 | 9 | 4 | .200 | .247 | .250 | .497 |
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記録
- 初出場:1998年7月30日、対阪神タイガース16回戦(阪神甲子園球場)、7回裏に捕手で出場
- 初先発出場:1998年8月8日、対横浜ベイスターズ21回戦(広島市民球場)、8番・捕手で先発出場
- 初安打:同上、5回裏に川村丈夫から中前安打
- 初打点:1999年10月6日、対横浜ベイスターズ27回戦(広島市民球場)、8回裏に阿波野秀幸から中前適時打
- 初盗塁:2000年6月11日、対中日ドラゴンズ13回戦(ナゴヤドーム)、9回表に二盗(投手:エディ・ギャラード、捕手:中村武志)
背番号
- 60 (1995年 - 2002年)
出典
関連項目
- 福岡県出身の人物一覧
- 広島東洋カープの選手一覧
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/09/13 13:06 UTC (変更履歴)
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