立花直樹 : ウィキペディア(Wikipedia)
立花 直樹(たちばな なおき、1950年7月12日 - )は、日本の元俳優。本名、遠藤 広樹(えんどう ひろき) 『福島民報』 1976年6月16日付朝刊、8面。 『河北新報』 1972年5月9日付朝刊、8面。。
東京都出身。日本大学芸術学部音楽科中退。芸映に所属していた『福島民友』1971年1月7日付夕刊、2面。。
人物
4歳からヴァイオリンなどを学び、大学ではトランペットを専攻していた。俳優デビュー以前には、ハイソサエティーにエレクトーン奏者として参加している。
1970年、映画『学園祭の夜 甘い経験』(東宝)の主演オーディションに合格して俳優デビュー。当時の紹介記事では「せっかくつかんだチャンスを逃さないように一生懸命やり、改めて演技の勉強をするつもりです」と述べている。
1972年、TBSの刑事ドラマ『刑事くん』で、仲雅美に代わって桜木健一の相棒となる若手刑事・板垣一彦役でレギュラー出演。当時の紹介記事では「歌も楽器も芝居も何でもできるタレントになりたい」と述べている。
1973年放送の特撮テレビドラマ『ジャンボーグA』(毎日放送)では、主人公である立花ナオキを演じ、1976年放送の特撮テレビドラマ『ザ・カゲスター』(NET)でも主人公の姿影夫を演じた。
『ザ・カゲスター』終了前後となる1976年11月からは、刑事ドラマ『特別機動捜査隊』(NET)に佐田刑事役でレギュラー出演した『福島民友』1976年11月10日付朝刊、7面。。
その後は時代劇や刑事ドラマなどのゲスト出演を経て、1970年代後半に俳優を引退。引退後は運動用品店を経営していたが、同業者に大麻を販売したとして送検されたことがある『読売新聞』 1984年12月11日。。
特技は、歌唱、トランペット。1972年の紹介記事では、50曲以上の作品を作詞・作曲しているとの記載がある。
出演
テレビドラマ
- 木下恵介・人間の歌シリーズ / 冬の華(1971年、TBS) - 北山貞介
- コートにかける青春(1971年 - 1972年、CX)- 曽根
- キイハンター 第200話「SOS接吻泥棒」(1972年、TBS) - ジョー
- なんたって18歳! 第24話「ロマンスがいっぱい」(1972年、TBS) - 治
- 刑事くん 第30話「行くぞ若き力」 - 第57話「人間たちの祭り」(1972年、TBS) - 板垣一彦
- 緊急指令10-4・10-10 第19話「大空を飛ぶ少年」(1972年、NET) - 末永新也
- 光る海(1972年 - 1973年、CX) - 次郎
- アイちゃんが行く! 第10話「八幡平の恋人たち」(1972年、CX) - 工藤健一
- ジャンボーグA(1973年、MBS) - 主演・立花ナオキ / ジャンボーグAの声(1・2話)
- 大江戸捜査網(12ch)
- 第53話「花のお江戸の喧嘩鳶」(1972年)
- 第133話「恐怖の辻斬り」(1974年)
- 第177話「恐怖の訪問者」(1975年) - 鈴木新之助
- 高校教師 第21話「あの娘は教室で死んだ」(1974年、12ch) - 田村雄一
- 特別機動捜査隊(NET)
- 第640話「闇」(1974年) - 児玉健二
- 第743話「火遊びの女」(1976年) - 浜田徹
- 第752話「我が輩は犬である」(1976年) - 竹田
- 第782話「わたしの父さん」(1976年 - 1977年) - 佐田刑事
- 非情のライセンス 第2シリーズ 第27話「兇悪の炎」(1975年、NET) - ジョージ川井
- 剣と風と子守唄 第9話「やっこ武士道」(1975年、NTV)
- ザ・カゲスター (1976年、NET) - 主演・姿影夫 / カゲスター
- 快傑ズバット 第14話「白羽の矢 涙の別れ」(1977年、12ch) - 神田繁樹
- ジグザグブルース 第6話「女形涙の晴れ舞台」(1977年、ANB)
- 特捜最前線(ANB)
- 第10話「母・その愛の標的」(1977年)
- 第27話「跳弾 その愛のゆくえ」(1977年)
- ご存知!女ねずみ小僧 第15話「怪談・髪切り包丁」(1977年、CX) - 市太郎
- 人形佐七捕物帳 第19話「贋金を裂く仮親子」(1977年、ANB) - 浅吉
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍(ANB)
- 第5話「大奥に咲いた春」(1978年) - 弥七
- 第35話「爆薬を抱いた花嫁」(1978年) - 作太郎
- 新幹線公安官 第2シリーズ 第8話「片道切符の旅路」(1978年、ANB) - 岸田節夫
- 銭形平次 第617話「おゆき」(1978年、CX) - 与吉
- コメットさん 第26話「星に願いを」(1978年、TBS) - 木村正夫
- 伝七捕物帳 第11話「姉弟しぐれ」(1979年、ANB)
映画
- 学園祭の夜 甘い経験(1970年、東宝)
- 喜劇 三億円大作戦(1971年、東宝) - 修
- 制服の胸のここには(1972年、東宝)
- 愛こんにちは(1974年、東宝)- 星島徹
- しあわせの一番星(1974年、松竹) - 古賀治郎
- ジャンボーグA&ジャイアント(1974年、円谷プロ+チャイヨー・プロ) - 立花ナオキ
- ザ・カゲスター(1976年、東映) - 主演・姿影夫 / カゲスター
音楽
シングル
- 山河遥かなり / 哀しみはたそがれの中で(1971年、キャピトル)
- 青春の子守唄 / 幸せの昼下り(1972年、キャピトル)
- ジャンボーグA / 輝けPAT(1973年、東芝) - 『ジャンボーグA』主題歌カバー
出典
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