菅原浩志 : ウィキペディア(Wikipedia)
菅原 浩志(すがわら ひろし、1955年 - )は、日本の映画監督・脚本家・プロデューサー。北海道夕張郡長沼町生まれ北海道新聞、1997年6月23日夕刊1頁「北海道ひと紀行 工藤栄一・相米慎二・菅原浩志」北海道新聞、2017年6月7日朝刊空知版19頁「<まち 人>深川発*菅原浩志さん*納内ゆかりの映画監督。札幌市出身。クレジットには菅原 比呂志名義も存在する。
来歴
北海道札幌啓成高等学校卒業後、『ゴッドファーザー』のフランシス・フォード・コッポラ監督が映画を学んだカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)芸術学部映画テレビ学科に留学。そこで映画製作・演出を学び、クームルーデ賞(優秀賞)を受賞し卒業する。その後、アメリカ映画界で活動。
帰国後、『里見八犬伝』(1983年)等のプロデューサーを務め、1988年に『ぼくらの七日間戦争』で監督デビュー。ブルーリボン作品賞、くまもと映画祭監督賞を受賞し、「日本映画100本」の一本に選ばれる。『ほたるの星』(2004年)は第16回東京国際映画祭コンペティションに公式参加した後、世界各国で公開。2004年秋には、皇室主催の園遊会に招待された。浅丘ルリ子主演の『早咲きの花』(2006年)は、第19回東京国際映画祭、豪州シドニー映画祭で公式上映され、国内外で高く評価されている。北海道東川町が舞台の『写真甲子園 0.5秒の夏』(2017年)は第30回東京国際映画祭でワールドプレミア上映され、2019年アラブ・アフリカ世界で最も有名なカルタゴ映画祭から正式招待された。2021年、短編映画『北の残照』とドキュメンタリー映画『ヌプリコロカムイノミ』を監督。2023年には『カムイのうた』を監督。
周南公立大学客員教授。環境省主催のホタレンジャー審査員。豊橋まつり総合プロデューサー。
フィルモグラフィー
監督
- ぼくらの七日間戦争(1988年)兼脚本
- That's カンニング! 史上最大の作戦?(1996年)
- マグニチュード 明日への架け橋(1997年)兼脚本
- ときめきメモリアル(1997年)
- ドリームメーカー(1999年)兼脚本
- DRUG(2001年)※教育映画
- ほたるの星(2004年)兼脚本
- 早咲きの花(2006年)兼脚本
- 写真甲子園 0.5秒の夏(2018年)兼脚本 ※北海道先行上映(2017年)
- 北の残照(2021年)※短編映画
- ヌプリコロカムイノミ(2021年)※ドキュメンタリー
- カムイのうた(2023年)兼脚本
プロデューサー
- 里見八犬伝(1983年)
- 愛情物語(1984年)
- 天国にいちばん近い島(1985年)
- 二代目はクリスチャン(1985年)
- キャバレー(1986年)
- 三文オペラ(1989年)
- 将軍(1990年)
- ルビー・カイロ(1993年)
プロダクションマネージャー
- 天と地と(1990年)
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/06/19 15:41 UTC (変更履歴)
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