ジョン・スタージェス : ウィキペディア(Wikipedia)
ジョン・スタージェス(John Sturges, 1911年1月3日 - 1992年8月18日)はアメリカ合衆国イリノイ州出身の映画監督。『荒野の七人』(1960)、『大脱走』(1963)などのアクション映画で活躍した。
略歴
映画編集者としてそのキャリアをスタートさせた。第二次世界大戦中は従軍し、そこでドキュメンタリー映画などを数多く制作。1946年に映画監督としてデビュー。はじめはB級映画だったが、次第に大きなプロジェクトを手がけるようになり、1955年の『日本人の勲章』ではアカデミー賞にノミネートされている。
1950年代と1960年代は西部劇やアクション映画で活躍した。
1959年の『戦雲』では日本の神戸生まれの育ちの日系アメリカ人俳優のマコ岩松と、1962年の『忘れえぬ慕情』ではナンシー梅木(ミヨシウメキ)と、日本人と仕事をすることもあり、代表作の一本『荒野の七人』は黒澤明の『七人の侍』のリメイクである。
1971年公開の『栄光のル・マン』で監督を依頼されていたが、主演のスティーヴ・マックィーンと対立して降板している。
1977年の『鷲は舞いおりた』を最後に引退。
1992年に心臓発作で亡くなった。享年81。
主な作品
- ミステリー・ストリート Mystery Street(1950)
- ジョニー・オハラの真実/暗闇に響く銃声 The People Against O'Hara(1951)
- 人妻の危機 Jeopardy(1953)
- ブラボー砦の脱出 Escape from Fort Bravo(1953)
- 日本人の勲章 Bad Day at Black Rock(1955)
- 海底の黄金 Underwater!(1955)
- 六番目の男 Backlash(1956)
- OK牧場の決斗 Gunfight at the O.K. Corral(1957)
- ゴーストタウンの決斗 The Law and Jake Wade(1958)
- 老人と海 The Old Man and the Sea(1958)
- ガンヒルの決斗 Last Train From Gun Hill(1959)
- 戦雲 Never So Few(1959)
- 荒野の七人 The Magnificent Seven(1960)
- 愛するゆえに By Love Possessed(1961)
- 荒野の3軍曹 Sergeants 3(1962)
- 大脱走 The Great Escape(1963)
- 忘れえぬ慕情 A Girl Named Tamiko(1963)
- サタンバグ The Satan Bug(1965)
- ビッグトレイル The Hallelujah Trai (1965)
- 墓石と決闘 Hour of the Gun(1967)
- 北極の基地/潜航大作戦 Ice Station Zebra(1968)
- 宇宙からの脱出 Marooned(1969)
- シノーラ Joe Kidd(1972)
- さらばバルデス Chino(1973)
- マックQ McQ(1973)
- 鷲は舞いおりた The Eagle Has Landed(1976)
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/12/05 07:31 UTC (変更履歴)
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.