鈴木隆司 : ウィキペディア(Wikipedia)
鈴木 隆司(すずき たかし)は、日本の眼科医師、馬主。兵庫県神戸市出身『週刊競馬ブック』2011年10月23日号 211-213頁。兵庫県神戸市灘区の鈴木眼科クリニック院長を務める。川崎医科大学医学部卒。
馬主活動
日本中央競馬会(JRA)に登録する馬主としても知られる。勝負服の柄は黒、白縦縞、袖赤一本輪で、阪神タイガースとイタリアのサッカーチーム・ユベントスのユニフォームがモチーフになっているほか、「博打打ちなので白黒はっきりしたい」ということや、妻のラッキーカラーが赤であることも配色の理由であるという。冠名には娘の名前より「カレン」を用いる。
幼い頃から馬が好きで、母親に園田競馬場によく連れていってもらっていた。その後騎手を志すも、小学校6年生の時点で身長が160cm近く伸びたこともあり断念。その後馬主になろうと思い始め、そのために医師を目指したという。
エピソード
- 鈴木の所有馬を応援する「桜馬会」があり、小学校時代の同級生が会長を務めているという。
- 岡山県の病院で勤務していた1990年に結婚したが、ボーナスが出る前で結納に必要なお金が足りず、給料を同年の宝塚記念の枠連につぎ込んだ。結果馬券は的中し、帯封がついた結納金を納めることができた。
- 冠名の由来となっている娘は競馬には興味がないというが、鈴木の影響でファンファーレがどこの競馬場のものなのかは幼少期から把握していたという。
来歴
- 1998年または2000年 - 馬主資格取得それぞれの出典において、馬主資格を取得したとされる年が異なっている。。
- 2000年 - 10月15日の2歳新馬をカレンカブリオールが制し、初勝利。
- 2011年 - 阪神牝馬ステークスをカレンチャンが制し、重賞初制覇。さらに、この年のスプリンターズステークスを同馬が制し、GI級競走初制覇。なお、このレースがGI初挑戦であった。
主な所有馬
GI級競走優勝馬
- カレンチャン(2011年阪神牝馬ステークス、函館スプリントステークス、キーンランドカップ、スプリンターズステークス、2012年高松宮記念、スプリンターズステークス2着)
- カレンブラックヒル(2012年ニュージーランドトロフィー、NHKマイルカップ、毎日王冠、2014年ダービー卿チャレンジトロフィー、2015年小倉大賞典)
重賞競走優勝馬
- カレンミロティック(2013年金鯱賞、2014年宝塚記念2着、2016年天皇賞・春2着)
その他の所有馬
- カレンブーケドール(2019年スイートピーステークス、優駿牝馬2着、秋華賞2着、ジャパンカップ2着、2020年京都記念2着、オールカマー2着、2021年日経賞2着、天皇賞・春3着)
- カレンモエ(2021年京阪杯2着、2022年オーシャンステークス2着、函館スプリントステークス2着)
- カレンシュトラウス(2022年メイステークス)
注釈
出典
参考文献
- 『週刊競馬ブック』2011年10月23日号
- 芦谷有香「芦谷有香のオーナーサロン vol.387 カレンチャンでスプリンターズSを制した鈴木隆司氏インタビュー」
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/09/07 20:25 UTC (変更履歴)
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