ジェフリー・ディーバー : ウィキペディア(Wikipedia)
ジェフリー・ディーヴァー(Jeffery Deaver, 1950年5月6日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ郊外出身の小説家。ミステリーおよび犯罪小説で知られている。
ニューヨーク・タイムズやロンドン・タイムズなどではベストセラー作家リストの常連で、25か国語に訳され150カ国で読まれている。
略歴
父親は広告コピーライター、専業主婦の母親、実妹ジュリー・R・ディーヴァーは青少年向け小説の作家である。
ミズーリ大学においてジャーナリズムで学士号を取得後、雑誌記者となるものの、仕事上の必要性からフォーダム大学のロースクールへ入学する。卒業後は、ウォール・ストリートの大手法律事務所で弁護士として勤務する。その長い通勤時間中、自分の好きなサスペンス小説を書き始め、1990年、40歳の時、専業作家となる。
作品リスト
シリーズ作品
- ルーン三部作
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|- !#!!邦題!!原題!!出版年USA!!出版年Japan!!訳者!!出版社 |- |1||汚れた街のシンデレラ||Manhattan is My Beat||1988年||1994年||飛田野裕子||早川書房 |- |2||死の開幕||Death of a Blue Movie Star||1990年||2006年||越前敏弥||講談社 |- |3|| ||Hard News||1991年|| || || |}
- ジョン・ペラム シリーズ
- {| class="wikitable" style="font-size:small"
|- !#!!邦題!!原題!!出版年USA!!出版年Japan!!訳者!!出版社 |- |1||シャロウ・グレイブズ||Shallow Graves||1992年||2003年||飛田野裕子||早川書房 |- |2||ブラディ・リバー・ブルース||Bloody River Blues||1993年||2003年||藤田佳澄||早川書房 |- |3||ヘルズ・キッチン||Hell's Kitchen||2002年||2002年||渋谷正子||早川書房 |}
- リンカーン・ライム シリーズ
- {| class="wikitable" style="font-size:small"
|- !#!!邦題!!原題!!出版年USA!!出版年Japan!!訳者!!出版社!!備考 |- |1||ボーン・コレクター||The Bone Collector||1997年||1999年|| rowspan="15" |池田真紀子|| rowspan="15" |文藝春秋||ネロ・ウルフ賞受賞デンゼル・ワシントン、アンジェリーナ・ジョリー主演で映画化 |- |2||コフィン・ダンサー||The Coffin Dancer||1998年||2000年|| |- |3||エンプティー・チェア||The Empty Chair||2000年||2001年|| |- |4||石の猿||The Stone Monkey||2002年||2003年|| |- |5||魔術師(イリュージョニスト)||The Vanished Man||2003年||2004年|| |- |6||12番目のカード||The Twelfth Card||2005年||2006年|| |- |7||ウォッチメイカー||The Cold Moon||2006年||2007年||キャサリン・ダンス初登場 |- |8||ソウル・コレクター||The Broken Window||2008年||2009年|| |- |9||バーニング・ワイヤー||The Burning Wire||2010年||2012年||キャサリン・ダンス登場 |- |10||ゴースト・スナイパー||The Kill Room||2013年||2014年|| |- |11||スキン・コレクター||The Skin Collector||2014年||2015年|| |- |12||スティール・キス |The Steel Kiss||2016年||2017年|| |- |13 |ブラック・スクリーム |The Burial Hour |2017年 |2018年 | |- |14 |カッティング・エッジ |The Cutting Edge |2018年 |2019年 | |- |15 |真夜中の密室 |The Midnight Lock |2021年 |2022年 | |- |16 | |The Watchmaker’s Hand |2023年 | | | | |}
- キャサリン・ダンス シリーズ
- {| class="wikitable" style="font-size:small"
|- !#!!邦題!!原題!!出版年USA!!出版年Japan!!訳者!!出版社 |- |1||スリーピング・ドール||The Sleeping Doll||2007年||2008年|| rowspan="4" |池田真紀子|| rowspan="4" |文藝春秋 |- |2||ロードサイド・クロス||Roadside Crosses||2010年||2010年 |- |3||シャドウ・ストーカー||XO||2012年||2013年 |- |4||煽動者 ||Solitude Creek||2015年||2016年 |}
- コルター・ショウ シリーズ
- {| class="wikitable" style="font-size:small"
|- !#!!邦題!!原題!!出版年USA!!出版年Japan!!訳者!!出版社 |- |1||ネヴァー・ゲーム||The Never Game||2019年||2020年|| rowspan="4" |池田真紀子|| rowspan="4" |文藝春秋 |- |2||魔の山||The Goodbye Man||2020年||2021年 |- |3||ファイナル・ツイスト||The Final Twist||2021年||2022年 |- |4||ハンティング・タイム||Hunting Time||2022年 |2023年 |}
シリーズ外・単独作品
# | 邦題 | 原題 | 出版年USA | 出版年Japan | 訳者 | 出版社 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | VooDoo | 1988年 | デビュー作 | ||||
2 | Always a Thief | 1989年 | |||||
3 | Mistress of Justice | 1992年 | |||||
4 | 死の教訓 | The Lesson of Her Death | 1993年 | 2002年 | 越前敏弥 | 講談社 | |
5 | 眠れぬイヴのために | Praying For Sleep | 1994年 | 1996年 | 飛田野裕子 | 早川書房 | |
6 | 静寂の叫び | A Maiden's Grave | 1995年 | 1997年 | 飛田野裕子 | 早川書房 | 「デッドサイレンス」としてテレビドラマ化 (1997) |
7 | 悪魔の涙 | The Devil's Teardrop | 1999年 | 2000年 | 土屋晃 | 文藝春秋 | テレビドラマ化 (2010) |
8 | 監禁 | Speaking In Tongues | 2000年 | 1998年 | 大倉貴子 | 早川書房 | |
9 | 青い虚空 | The Blue Nowhere | 2001年 | 2002年 | 土屋晃 | 文藝春秋 | |
10 | クリスマス・プレゼント | Twisted | 2003年 | 2005年 | 池田真紀子 | 文藝春秋 | 短編集(16編収録)収録作「ウィークエンダー」がCWA賞最優秀短編賞受賞表題作「クリスマス・プレゼント」はリンカーン・ライム シリーズ |
11 | 獣たちの庭園 | Garden Of Beasts | 2004年 | 2005年 | 土屋晃 | 文藝春秋 | イアン・フレミング・スチール・ダガー賞受賞 |
12 | ポーカー・レッスン | More Twisted | 2006年 | 2013年 | 池田真紀子 | 文藝春秋 | 短編集(16編収録)収録作「ロカールの原理」はリンカーン・ライム シリーズ |
13 | ショパンの手稿譜 | The Chopin Manuscript | 2007年 | 2010年 | 土屋晃 | ヴィレッジブックス | 他作家とのリレー長編 |
14 | 追撃の森 | The Bodies Left Behind | 2008年 | 2012年 | 土屋晃 | 文藝春秋 | |
15 | 限界点 | Edge | 2010年 | 2015年 | 土屋晃 | 文藝春秋 | |
16 | 007 白紙委任状 | Carte Blanche | 2011年 | 2011年 | 池田真紀子 | 文藝春秋 | 007シリーズ |
17 | 死者は眠らず | No Rest for the Dead | 2011年 | 2015年 | 北沢あかね | 講談社 | 他作家とのリレー長編 |
18 | オクトーバー・リスト | October List | 2013年 | 2021年 | 土屋晃 | 文藝春秋 | |
19 | フルスロットル トラブル・イン・マインドI / 死亡告示 トラブル・イン・マインドII | Trouble in Mind | 2014年 | 2022年 | 池田真紀子 | |文藝春秋 | |短編集(12編収録) |
20 | Where The Evidence Lies | 2016年 | |||||
21 | The Sequel | 2016年 | |||||
22 | ダブル・クロス | Double Cross | 2017年 | 2017年 | 池田真紀子 | AmazonCrossing | |
23 | Surprise Ending | 2017年 | |||||
24 | The Victims’ Club | 2018年 |
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/03/10 09:18 UTC (変更履歴)
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