きら : ウィキペディア(Wikipedia)

キラ(, )は、ギリシア神話の女性である。トロイア王ラーオメドーンの娘で、ティートーノス、ラムポス、クリュティオス、ヒケターオーン、プリアモス、ヘーシオネー、アステュオケーと兄弟アポロドーロス、3巻12・3。。テューモイテースとの間にムーニッポスを生んだが、一説にキラはヘカベーと姉妹で、プリアモスとの間にムーニッポスを生んだともいわれる。

しかしプリアモスはトロイアを滅ぼす赤子が生まれるという予言を聞いて、勘違いしてキラとムーニッポスを殺した高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.110a。。夫のテューモイテースはこれをうらみ、トロイア戦争のとき木馬を引き入れたという高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.168a。。

参考文献

  • アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年)
  • 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店(1960年)

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2022/10/18 04:18 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「きら」の人物情報へ