花乃まりあ : ウィキペディア(Wikipedia)

花乃 まりあ(かの まりあ、1992年花乃まりあ 公式プロフィール フロム・ファーストプロダクション。10月12日 - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団花組トップ娘役。

東京都多摩市『宝塚おとめ 2016年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2016年、32頁。ISBN 978-4-908135-67-5。、恵泉女学園中学校出身。身長163cm。血液型O型。愛称は「かのちゃん」。

来歴

2008年、宝塚音楽学校入学。

2010年、宝塚歌劇団に96期生として入団。入団時の成績は19番。月組公演「THE SCARLET PIMPERNEL」で初舞台。その後、宙組に配属。

可憐な容姿と豊かな表現力で入団当初から注目を集め、2012年、凰稀かなめ実咲凜音トップコンビ大劇場お披露目となる「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」で、新人公演初ヒロイン。

2013年の「モンテ・クリスト伯」で2度目の新人公演ヒロイン。続く「the WILD Meets the WILD」でバウホール公演初ヒロイン。続く「風と共に去りぬ」で3度目の新人公演ヒロイン。

2014年3月1日付で花組へと組替え『2014年 宝塚Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2015年、80頁。ISBN 978-4-908135-34-7。。同年、蘭乃はな退団公演となる「エリザベート」で4度目の新人公演ヒロイン。同年11月17日付で花組トップ娘役に就任。明日海りおの2人目の相手役として、翌年の「カリスタの海に抱かれて/宝塚幻想曲」で新トップコンビ大劇場お披露目。

2017年2月5日、「雪華抄/金色の砂漠」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団花乃まりあサヨナラ特別番組「花のようにほほえんで…」 タカラヅカ・スカイ・ステージ。。

退団後は2018年の「越路吹雪物語」(テレビ朝日系)で、テレビドラマに初出演。宝塚OGでもある淡島千景役で本格女優デビュー。また同時期に退団した同期で元雪組トップ娘役・咲妃みゆと、初舞台以来となる共演を果たした。

2019年より情報番組「ZIP!」(日本テレビ系)で、特集コーナーの担当リポーターを務めるなど、活躍の幅を広げている。

2021年に一般男性と結婚したことを報告。

2024年には第1子の妊娠を発表した。

人物

パッチリした瞳の癒やし系美女として注目を集め、そのルックスからファンの間では「宝塚の綾瀬はるか」と呼ばれた。

宝塚歌劇団時代の主な舞台

初舞台

  • 2010年4 - 5月、月組『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』(宝塚大劇場のみ)

宙組時代

  • 2010年11 - 2011年1月、『誰がために鐘は鳴る』
  • 2011年5 - 8月、『美しき生涯』『ルナロッサ』
  • 2011年10 - 12月、『クラシコ・イタリアーノ』 - 新人公演:シルヴィア・ロッシ(本役:すみれ乃麗)『NICE GUY!!』
  • 2012年1 - 2月、『ロバート・キャパ 魂の記録』(バウホール・日本青年館) - エンマ
  • 2012年4 - 7月、『華やかなりし日々』 - 新人公演:ポーラ・オースティン(本役:すみれ乃麗)『クライマックス』
  • 2012年8 - 11月、『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』 - 新人公演:ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ(ヒルダ)(本役:実咲凜音新人公演初ヒロイン
  • 2013年1月、『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』(博多座) - ユリアン
  • 2013年3 - 6月、『モンテ・クリスト伯』 - 新人公演:メルセデス(本役:実咲凜音)『Amour de 99!!-99年の愛-』 新人公演ヒロイン
  • 2013年7 - 8月、『the WILD Meets the WILD』(バウホール) - エマ・トゥワイニング バウ初ヒロイン
  • 2013年9 - 12月、『風と共に去りぬ』 - 令嬢、新人公演:スカーレット(本役:朝夏まなと/七海ひろき新人公演ヒロイン
  • 2014年2月、『ロバート・キャパ 魂の記録』 - エンマ『シトラスの風II』(中日劇場)

花組時代

  • 2014年6月、『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』(中日劇場) - ロザリー/小公女
  • 2014年8 - 11月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - 女官、新人公演:エリザベート(本役:蘭乃はな) 新人公演ヒロイン、初エトワール

花組トップ娘役時代

  • 2015年1月、『Ernest in Love』(東京国際フォーラム) - グウェンドレン・フェアファックス トップお披露目公演
  • 2015年3 - 6月、『カリスタの海に抱かれて』 - アリシア・グランディー、新人公演:バルドー夫人(本役:梅咲衣舞)『宝塚幻想曲(タカラヅカ ファンタジア)』 大劇場トップお披露目公演
  • 2015年7 - 8月、『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』 - マリー・アントワネット『宝塚幻想曲(タカラヅカ ファンタジア)』(梅田芸術劇場・台北国家戯劇院)
  • 2015年10 - 11月、『新源氏物語』 - 藤壺の女御、新人公演:弘徽殿の女御(本役:京三紗)『Melodia-熱く美しき旋律-』(宝塚大劇場)
  • 2015年11 - 12月、『新源氏物語』 - 藤壺の女御、新人公演:中務の君(本役:鞠花ゆめ)『Melodia-熱く美しき旋律-』(東京宝塚劇場)
  • 2016年2 - 3月、『Ernest in Love』(梅田芸術劇場・中日劇場) - グウェンドレン・フェアファックス
  • 2016年4 - 7月、『ME AND MY GIRL』 - サリー・スミス
  • 2016年9月、『仮面のロマネスク』 - フランソワーズ・メルトゥイユ侯爵夫人『Melodia-熱く美しき旋律-』(全国ツアー)
  • 2016年11 - 2017年2月、『雪華抄(せっかしょう)』『金色(こんじき)の砂漠』 - タルハーミネ 退団公演、エトワール

出演イベント

  • 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
  • 2015年9月、第53回『宝塚舞踊会』第53回「宝塚舞踊会」('15年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  • 2016年4月、『ME AND MY GIRL』前夜祭
  • 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』

宝塚歌劇団退団後の主な活動

舞台

  • 2018年10 - 11月、『二十日鼠と人間』(東京グローブ座・森ノ宮ピロティホール) - カーリーの妻
  • 2019年7 - 8月、『フローズン・ビーチ』(全国公演) - 愛/萌
  • 2020年3月、『グッバイ・チャーリー』(博品館劇場) - ジェニファー
  • 2020年9 - 10月、『Gang Showman』(シアタークリエ) - パトリシア
  • 2020年11月、『ELF The Musical』(新国立劇場) - デビー
  • 2021年4月、『エリザベート TAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート』(東急シアターオーブ) - エリザベート
  • 2021年6 - 7月、『The Last 5 Years』(オルタナティブシアター・TTホール) - キャシー
  • 2022年2月、『恋のすべて』(東京建物 Brillia HALL) - コニー
  • 2022年4 - 5月、『The Parlor』(よみうり大手町ホール・兵庫県立芸術文化センター) - 草笛灯/円山千里
  • 2022年8 - 9月、『8人の女たち』(サンシャイン劇場・ドラマシティ)
  • 2022年12月、『イヴの時間』(博品館劇場)
  • 2023年4 - 5月、『ザ・ミュージック・マン』(日生劇場・御園座・梅田芸術劇場・マリナート・博多座) - マリアン・パルー
  • 2023年8 - 9月、『SHINE SHOW!』(シアタークリエ) - 琴浦あかね
  • 2025年4 - 5月、『フランケンシュタイン』(東京建物 Brillia HALL・愛知県芸術劇場・水戸市民会館・神戸国際会館) - ジュリア/カトリーヌ

ドラマ

  • 2018年2月、テレビ朝日系『越路吹雪物語』第22 - 29話 - 中川慶子
  • 2018年2月、日本テレビ系『もみ消して冬〜わが家の問題なかったことに〜』第5・7話 - 水上ルイーザ
  • 2018年4 - 6月、テレビ東京系『執事 西園寺の名推理』 - 水城希
  • 2019年4 - 6月、テレビ東京系『執事 西園寺の名推理2』第6 - 最終話 - 水城希
  • 2019年12月、フジテレビ系『悪魔の手毬唄〜金田一耕助、ふたたび〜』

情報番組

  • 2019年4月 - 2024年3月末2024年3月末~9月末までの約半年間は産前産後休業のため一時降板していた。、2024年10月 - 日本テレビ系『ZIP!』 - 特集コーナー担当リポーター

吹き替え

  • 2023年、『北極百貨店のコンシェルジュさん』 - クジャク彼女

受賞歴

  • 2016年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 娘役賞『2016年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2017年、77頁。ISBN 978-4-86649-005-2。

出典

参考文献

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/12/02 22:50 UTC (変更履歴
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