ジェームズ・マンゴールド : ウィキペディア(Wikipedia)

ジェームズ・マンゴールド(James Mangold, 1963年12月16日 - )は、アメリカ合衆国の映画監督、脚本家。

経歴

1963年12月16日、ニューヨーク州ニューヨーク市に生まれる。カリフォルニア芸術大学ではアレクサンダー・マッケンドリックに師事し、コロンビア大学ではミロス・フォアマンに師事した。

1995年に『君に逢いたくて』で映画監督デビューを果たしたのち、『17歳のカルテ』(1999年)や『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(2005年)を手がけ、前者ではアンジェリーナ・ジョリーに、後者ではリース・ウィザースプーンに、それぞれアカデミー賞をもたらした。2007年の西部劇『3時10分、決断のとき』では、1957年に公開された『決断の3時10分』をリメイクし、第80回アカデミー賞でも2部門にノミネートされる等、西部劇が衰退していく中では異例のヒットと評価を獲得した。

2013年に公開されたウルヴァリン三部作の2作目『』で監督に就任し、日本でのロケを敢行。真田広之といった日本人俳優も数多く出演した。また、本作の続編にしてウルヴァリン三部作の最終章でもある『LOGAN/ローガン』(2017年)では監督に加えて脚本も務め、スーパーヒーロー映画としては史上初となるアカデミー脚色賞ノミネートを獲得した。

2019年の監督作『フォードvsフェラーリ』も第92回アカデミー賞において作品賞をはじめとする4部門にノミネートされ、2部門を受賞。2024年の『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』では、自身としては初となるアカデミー監督賞候補ともなった。

製作作品

映画

題名役割備考
1988オリバー ニューヨーク子猫ものがたりOliver & Company脚本ジム・コックス、ティモシー・A・ディズニーと共同脚本
1995君に逢いたくてHeavy監督・脚本
1997コップランドCop Land
199917歳のカルテGirl, Interruptedリサ・ルーマー、アンナ・ハミルトン=フェラントと共同脚本
2001ニューヨークの恋人Kate & Leopoldスティーブン・ロジャースと共同脚本
2003アイデンティティーIdentity監督
2005ウォーク・ザ・ライン/君につづく道Walk the Line監督・脚本ギル・デニスと共同脚本
20073時10分、決断のとき3:10 to Yuma監督
2010ナイト&デイKnight and Day
2013The Wolverine
2017LOGAN/ローガンLogan監督・脚本・製作総指揮マイケル・グリーン、スコット・フランクと共同脚本デヴィッド・ジェームズ・ケリーと共同原案
グレイテスト・ショーマンThe Greatest Showman製作総指揮再撮影の監督(クレジットなし)
2019フォードvsフェラーリFord v. Ferrari監督・脚本・製作ジェイソン・ケラー、ジェズ・バターワース、ジョン・ヘンリー・バターワースト共同脚本
2023インディ・ジョーンズと運命のダイヤルIndiana Jones and the Dial of Destiny監督・脚本
2024名もなき者/A COMPLETE UNKNOWNA Complete Unknown監督・脚本・製作
TBAStar Wars: Dawn Of The Jedi監督・脚本ボー・ウィリモン共同脚本
Swamp Thing
The Force監督

テレビシリーズ

題名役割備考
2006-2008Men in Trees監督・製作総指揮パイロット版監督
2012-2013VEGAS/ベガスVegas
2015-2016ノンストップ・スリラー「暴走地区-ZOO-」Zoo
2019-2022CITY ON A HILL/罪におぼれた街City on a Hill製作総指揮

外部リンク

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