マッド・アマノ : ウィキペディア(Wikipedia)
マッド・アマノ(1939年7月28日シネフィル - )は、東京都出身のグラフィックデザイナー、パロディスト。有限会社ビッグバン代表取締役。本名は。東京都立竹早高等学校を経て東京藝術大学美術学部卒。フォトモンタージュによるパロディ作品で知られる。現在は月刊誌『創』誌上において狂告の時代の後継ともいえる、風刺パロディ作品を連載している。自身は風刺やパロディ作品にについて「風刺は権力者との闘争の手段である。」と述べている。
人物
- 6歳の頃の1945年7月に疎開先の栃木県小山市にある親戚の家で空襲に遭うNHKホームページ「戦跡・薄れる記憶」。
- 1962年4月に日立製作所入社。
- 1978年に第24回文藝春秋漫画賞受賞。
- 1981年に写真週刊誌『FOCUS』(新潮社)に最後のページのコーナー「狂告の時代」を連載開始(-2001年10月に休刊)。
- 2000年に『たけしの誰でもピカソ』(テレビ東京)にゲスト出演。
著書
- パロディって何なのさ(文藝春秋・文春文庫、1982年)
- パロディ毒本(新潮社・新潮文庫、1982年、新版2000年)
- マッド・アマノのアメリカ広告通信(広松書店、1984年)
- 笑撃 同時代の正しい笑い方(PHP研究所、1985年)
- アメリカを動かせ! 意見広告とのつきあい方(東京書籍、1986年)
- アイデアが生まれる 不思議なアメリカの話(ダイナミックセラーズ出版、1989年)
- マッド・アマノの遊び商品USA アメリカの発想に学ぶ(日本生産性本部、1989年)
- パロディ主義 「怒り」と「嘲笑」の知能指数(ビー・エヌ・エヌ、1997年)
- マッド・アマノの日本再生33の大提言 奇想天外景気浮揚策(かんき出版、1999年)
- 新しい歴史狂科書 FOCUS狂告の時代 '81~'01 (新潮社、2002年)、巻末連載を集成
- リコール! 小泉鈍一郎 あの米国を想い この属国を創る(雷韻出版、2004年)
- リトルボーイとファットマン(七つ森書館、2005年)、パロディ絵本
- マッド・アマノの「謝罪の品格」(平凡社・平凡社新書、2008年)
- 世界でも珍しい「謝罪会見」という光景(アドレナライズ、2014年)、電子書籍版
- 原発のカラクリ 原子力で儲けるウラン・マフィアの正体(鹿砦社、2012年)
- 原発のカラクリ(アドレナライズ、2013年)、電子書籍版
- 共著
- パロディ角戦争(新潮文庫、1983年)- 筑紫哲也と
- 狂告の時代(サンマーク出版、1988年)- コダーマン、クソ高、スーダラ佐藤と
狂告の時代
『狂告の時代』(きょうこくのじだい)とは、写真週刊誌「FOCUS」(新潮社)に1981年10月の創刊から2001年10月の休刊まで、最終ページに掲載されていたマッド・アマノによるオマージュ写真の連載企画。政治家や芸能人、スポーツ選手などの顔写真を引用し、旬の時事問題を広告仕立てにするというものであった。
関連項目
- パロディ・モンタージュ写真事件 - マッド・アマノが著作権侵害で提訴された訴訟事件
- 白川義員 - パロディ・モンタージュ写真事件の原告
- 風刺
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/11/16 09:55 UTC (変更履歴)
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