林栄一 : ウィキペディア(Wikipedia)
林 栄一(はやし えいいち、1950年1月1日 - )は、日本のジャズ・サクソフォーン奏者。東京都出身。
来歴
高校時代(1967年頃)からアルト・サックスの腕前が評判となり、山下洋輔のバンドに飛び入り演奏して、以後交友を深める山下洋輔『ピアニストを笑うな!』(晶文社、1999年、ISBN 4-7949-5157-4)p.195。約十年、各地のキャバレー専属のハコバン(ビッグバンド)のメンバーとして腕を磨き、1980年代に山下と再会し、山下のバンドのメンバーとしてデビュー。
1990年、初の自己名義作品『MAZURU』発表。収録曲「ナーダム」は、後に渋さ知らズのレパートリーとなった。
1990年代中期には、片山広明との双頭バンド、デ・ガ・ショーで活動。なお、デ・ガ・ショーのセカンド・アルバムのライナーノーツを寄稿した忌野清志郎は、「俺も参加させろ!」と書き、後日、本当に共演する。その後、関島岳郎らとフォトンを結成し、篠田昌已へのトリビュート・アルバムを制作。アルバム『森の人』(2001年)では吉田達也と共演。『birds and bees』(2006年)は、サックスの多重録音を中心とした意欲作となった。
アルバム
リーダー・アルバム
- MAZURU(1990年)
- モンクス・ムード(1996年)
- MONA LISA〜山下洋輔プレゼンツ! 林栄一プレイズ・スタンダード(1997年)
- 音の粒(1997年)
- MAZURUの夢(2000年)
- 森の人(2001年)
- the crushed pellet(2003年) - 大友良英、豊住芳三郎との連名
- birds and bees(2006年)
- 鶴(2007年)
- 遊侠一匹(2009年)
デ・ガ・ショー
- デ・ガ・ショー(1994年)
- 続デ・ガ・ショー(1996年)
- Hospital(1997年)- 忌野清志郎と共演
- Live!(1998年)
Hopper's Duck
- FAR OUT(1996年)
CO2
- ZERO(1998年)
- tokai(2000年)
フォトン
- フォトン(1999年)
林栄一・内橋和久・外山明・古澤良治郎
- 2006.8.26.音や金時(2008年)
サイドマンとしての参加作品
- 山下洋輔 - 『寿限無』(1981年)、映画『ジャズ大名』サウンドトラック(1986年)、『Playground』(1993年)他多数
- 渋さ知らズ - 『DETTARAMEN』(1993年)
- 大西順子 - 『Piano Quintet Suite』(1995年)
- 片山広明 - 『Instant Groove』(1998年)
- 早川岳晴 - 『Kowloon』(2002年)
- 峰厚介 - 『ランデヴー』(2004年)
明田川荘之とのデュオ
- カリファ - デュオ・パートI(1997年)
- 長者の山 - デュオ・パートII(1998年)
オムニバス参加作品
- ×三星天洋(1999年)
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/11/20 11:53 UTC (変更履歴)
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