白根一男 : ウィキペディア(Wikipedia)
白根 一男(しらね かずお、本名: 小池 正一、1937年〈昭和12年〉10月5日 - )は、日本の演歌歌手である。
経歴
栃木県栃木市皆川町生まれ。高校在学中の1952年(昭和27年)にテイチクレコード第1回新人コンテストに出場し、優勝。
翌1953年(昭和28年)にテイチクから「夜霧の酒場」でデビュー。1955年(昭和30年)には、市川雷蔵主演の大映映画 『次男坊鴉』の主題歌「次男坊鴉」が大ヒットし一躍スターダムに。
1957年(昭和32年)には第8回NHK紅白歌合戦に出場、ヒット曲「面影いずこ」を歌唱。1959年(昭和34年)には創設間も無い東芝レコードへ看板歌手の一人として引き抜かれる形で移籍。
1961年(昭和36年)、楽曲 『はたちの詩集』がヒット曲となった。その後もコンスタントにヒットを出していたが、1965年(昭和40年)にファンへの結婚詐欺の疑いで書類送検され、人気が急落した。同事件はその後、その女性が以前にも美人局事件を起こしていたことが発覚、また証拠不十分として不起訴となった。
白根は、現在も継続的に新曲を発売するなど、意欲的に歌手活動を続けている。
エピソード
- デビュー当初は高校生であったことからステージには学生服で立っていた。
- 男性アイドル歌手として、10代で橋幸夫の股旅歌謡を歌う、学生服でのステージ(舟木一夫)、作曲もこなすなど、1960年代前半の青春歌謡の歌い手であった。
代表曲
- 「次男坊鴉」1955年
- 「東海道は日本晴れ」(作詞:八反ふじを、作曲:内藤貞夫)1956年
- 「花の渡り鳥」
- 「弥太郎笠」
- 「君恋ギター」
- 「母恋椿」
- 「面影いずこ」
- 「ラーメン節」
- 「夕映えの時計台」
- 「青春は雲の彼方に」
- 「はたちの詩集」
- 「夢あわせ」
NHK紅白歌合戦出場歴
年度/放送回 | 曲目 | 対戦相手 |
---|---|---|
1957年(昭和32年)/第8回 | 面影いずこ | 暁テル子 |
テレビドラマ出演
- 特別機動捜査隊 (NET)
- 第137話「ハンドル」(1964年)
- 第184話「醜聞」(1965年)
- 第365話「高原に消えた女」(1968年)
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2021/10/02 08:44 UTC (変更履歴)
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