樋口英明 : ウィキペディア(Wikipedia)
樋口 英明(ひぐち ひであき、1952年8月11日 - )は、日本の裁判官である。福井地方裁判所部総括判事や、名古屋家庭裁判所部総括判事等を務めた。
人物・経歴
三重県出身。京都大学法学部卒業後、司法修習第35期修了。1983年4月12日、福岡地方裁判所判事補に任官。1985年4月より静岡・宮崎・和歌山・大阪・熊本・名古屋などの地方裁判所・家庭裁判所・簡易裁判所の判事補・判事を歴任。
- 2003年4月1日 - 2009年3月31日 大阪高等裁判所判事
- 2009年4月1日 - 2012年3月31日 名古屋地家裁半田支部長
- 2012年4月1日 - 2015年3月31日 福井地家裁判事部総括判事・福井簡裁判事裁判官検索 樋口英明 新日本法規出版
- 2015年4月1日 - 2017年8月10日 名古屋家裁部総括判事・名古屋簡裁判事
- 2017年8月11日 定年退官
裁判
- 2014年5月21日、関西電力大飯原発3・4号機の運転差し止めを命じる判決を下した。2015年4月14日、福井県と近畿地方の住民ら9人が関西電力高浜原発3・4号機の再稼働差し止めを求めた仮処分申請に対し、住民側の申し立てを認める決定を出した。尚、2015年4月に名古屋家裁に異動だったが、継続審理のために仮処分決定を出した。なお、この差し止めを命じる第一審判決は、控訴審において、2018年7月4日に名古屋高等裁判所金沢支部(内藤正之裁判長)により取り消された大飯原発、運転差し止め命令を取り消し 名古屋高裁支部朝日新聞デジタル2018年7月4日15時18分。
著書
- 『私が原発を止めた理由』(旬報社、2021年)
- 『南海トラフ巨大地震でも原発は大丈夫と言う人々』(旬報社、2023年)
- 『原発を止めた裁判官による 保守のための原発入門』(岩波書店、2024年)
出典
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/10/23 01:09 UTC (変更履歴)
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