マーク・グリーニー : ウィキペディア(Wikipedia)

マーク・グリーニー(Mark Greaney、1967年 - )は、アメリカ合衆国の小説家。ミステリーおよびスリラー小説を手掛け、トム・クランシーの共著者としても知られている。テネシー州メンフィス在住。

略歴

メンフィス大学卒業。バーテンダーや医療機器会社の社員として働きながら執筆活動を開始し、ボスニア内戦の余波を題材とした『Goon Squad』をエージェントに渡したところ、主要人物である「グレイマン」ことコート・ジェントリーを主人公とした作品を書くよう促される。

2009年、デビュー作の『暗殺者グレイマン』が世界的ベストセラーとなり、2010年バリー賞・スリラー賞部門にノミネート。続く第2作『暗殺者の正義』も、2011年の同部門に、更に第3作『暗殺者の鎮魂』も2012年の同部門にノミネートされている。

2011年からはトム・クランシーの人気小説シリーズ“ジャック・ライアン・シリーズ”を共著者として手掛け、クランシーの死後、シリーズの登場人物である“ドミニク・カルーソー”を主人公とした『機密奪還』を発表。『米朝開戦』から『イスラム最終戦争』までは、単独で同シリーズを執筆した。(次作『Point of Contact』以降はマーク・キャメロン、ドン・ベントレーら複数の作家がシリーズを書き継いでいる。)

2022年7月には、Netflixで『暗殺者グレイマン』に基づいた映画『グレイマン』が配信されている。

作品リスト

グレイマン・シリーズ

#邦題原題刊行年USA刊行年月Japan訳者出版社 Japan
1暗殺者グレイマンThe Gray Man2009年2012年9月伏見威蕃ハヤカワ文庫NV
2暗殺者の正義On Target2010年2013年4月
3暗殺者の鎮魂Ballistic2011年2013年10月
4暗殺者の復讐Dead Eye2013年2014年5月
5暗殺者の反撃Back Blast2016年2016年7月
6暗殺者の飛躍Gunmetal Gray2017年2017年8月
7暗殺者の潜入Agent in Place2018年2018年8月
8暗殺者の追跡Mission Critical2019年2019年8月
9暗殺者の悔恨One Minute Out2020年2020年11月
10暗殺者の献身Relentless2021年2021年9月
11暗殺者の回想Sierra Six2022年2022年10月
12暗殺者の屈辱Burner2023年2023年12月
13暗殺者の矜持The Chaos Agent2024年2024年12月

ジャック・ライアン・シリーズ

#邦題原題刊行年USA刊行年月Japan訳者出版社 Japan
1ライアンの代価Locked On2011年2012年11月田村源二新潮文庫
2米中開戦Threat Vector2012年2013年12月
3米露開戦Command Authority2013年2014年12月
4機密奪還Support and Defend2014年2017年3月
5米朝開戦Full Force and Effect2014年2016年2月
6欧州開戦Commander in Chief2015年2018年4月
7イスラム最終戦争True Faith and Allegiance2016年2019年5月

その他長編

#邦題原題刊行年USA刊行年月Japan訳者出版社 Japan
1レッド・メタル作戦発動(上・下)Red Metal2019年2020年4月伏見威蕃ハヤカワ文庫NVH・リプリー・ローリングス四世との共著
1アーマード 生還不能(上・下)Unnamed sequel2021年2023年6月伏見威蕃ハヤカワ文庫NV

出典

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/12/24 09:07 UTC (変更履歴
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