大樹連司 : ウィキペディア(Wikipedia)
大樹 連司(おおき れんじ、1982年8月8日 - )は、日本の小説家、ライトノベル作家、脚本家。茨城県出身一迅社文庫 著者プロフィール より。本名の前島 賢(まえじま さとし)名義ではライター、評論家として活動。
略歴
自由の森学園高等学校自由の森学園関連の本、国際基督教大学教養学部卒業。
2000年よりNHK『真剣10代しゃべり場』第1期レギュラー。
東浩紀が2003年12月から2005年1月まで発行していたメールマガジン『波状言論』編集スタッフを経て、2004年にライターデビュー『セカイ系とは何か』著者紹介。
2005年、ユリイカ増刊号『オタクVSサブカル!』(青土社)掲載評論「僕をオタクにしてくれなかった岡田斗司夫へ」にて文筆活動を開始。
2007年より大樹連司名義でライトノベル作家としても活動を始める。
2008年より数年にわたり『ドラゴンマガジン』にてライトノベル紹介コラムを担当。
2014年10月、eBookJapanにて『ラノベ漂流20年!「前島賢の本棚晒し」』の連載を開始。2017年3月に終了。
2016年、大樹連司と前島賢が同一人物であることを明かした。
2017年より大樹連司名義でニトロプラスに所属(前島賢名義では個人として活動)。
2021年まで10年間、前島賢名義で朝日新聞にてライトノベルを中心とした書評『茶話 ラノベ』『エンタメ for around 20』を連載。
2024年、ニトロプラスを退社しフリーランスとなる。
人物
- 小学生の時に水野良『ロードス島戦記』、中村うさぎ『ゴクドーくん漫遊記』、神坂一『スレイヤーズ』の洗礼を受けたと語っている。
- 『S-Fマガジン』2015年10月号(伊藤計劃特集)に評論「ボンクラ青春SFとしての『虐殺器官』〜以後とか以前とか最初に言い出したのは誰なのかしら?〜」を寄稿。
著作
大樹連司名義(小説)
オリジナル小説
- 『勇者と探偵のゲーム』(2009年6月、一迅社文庫)
- 『ほうかごのロケッティア School escape velocity』(2009年12月、ガガガ文庫)
- 『星灼のイサナトリ』(2010年4月、一迅社文庫)
- 『お嬢様のメイドくん』(2010年12月、一迅社文庫)
- 『オブザデッド・マニアックス』(2011年5月、ガガガ文庫)
- 『ボンクラーズ、ドントクライ』(2012年1月、ガガガ文庫)
- 『おまえは私の聖剣です。』全3巻(2012年5月 - 2013年1月、GA文庫)
ノベライズ
- 『ぼくらの 〜alternative〜』全5巻(2007年5月 - 2008年6月、ガガガ文庫)
- 『スマガ』全3巻(2008年10月 - 2009年8月、ガガガ文庫)
- 『楽園追放2.0 楽園残響 -Godspeed You-』(2015年9月2015年8月、コミックマーケット88にて先行販売。、Nitroplus Books / 2016年1月、ハヤカワ文庫JA)
- 『GODZILLA 怪獣黙示録』(2017年10月、角川文庫)
- 『GODZILLA プロジェクト・メカゴジラ』(2018年4月、角川文庫)
アンソロジー等収録
「」内が大樹連司の作品
- 『スマガ&スマガスペシャル Perfect Graphics』(2009年12月、マックス) - 「スマガTG」
- 『日本SFの臨界点[恋愛篇] 死んだ恋人からの手紙』(編:伴名練、2020年7月、ハヤカワ文庫JA) - 「劇画・セカイ系」
その他媒体
- 「走れ、沖!」(『スマガ』&『スマガスペシャル』公式サイト)
- 『REVENGER』「No one knows what the future holds.」(2023年4月、『REVENGER』Blu-ray 上巻 封入特典)
- 『REVENGER』「A man dies, his name remains.」(2023年7月、『REVENGER』Blu-ray 下巻 封入特典)
同人(文芸)
いずれも共著。「」内が大樹連司の作品
- 『正常小説。』(2011年8月、ラノベ作家休憩所) - 「劇画・セカイ系」
- 『中性小説。』(2012年8月、ラノベ作家休憩所) - 「学園都市DDR」
- 『救世小説。』(2014年8月、ラノベ作家休憩所) - 「Unforgiven Stranger」
前島賢名義
- 『探偵小説のクリティカル・ターン』(編:限界小説研究会、2008年1月、南雲堂) - 共著。「『ひぐらしのなく頃に』の二つの顔――竜騎士07論」を執筆
- 『セカイ系とは何か ポスト・エヴァのオタク史』(2010年2月、ソフトバンク新書)
- 【改題】『セカイ系とは何か』(2014年4月、星海社文庫)
ゲーム
- BALDR SKY DiveX "DREAM WORLD"(2010年、戯画、シナリオ)
- 凍京NECRO<トウキョウ・ネクロ> SUICIDE MISSION(2019年 - 2022年、ニトロプラス・DMM GAMES、イベントシナリオ等)
アニメ
- アズールレーン(2019年 - 2020年、脚本・脚本協力)
- OBSOLETE(2019年 - 2020年、脚本)
- バブル(2022年、脚本)
- REVENGER(2023年、脚本)
関連項目
- 日本の小説家一覧
- ライトノベル作家一覧
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/07/25 10:26 UTC (変更履歴)
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