シェリル・ラッド : ウィキペディア(Wikipedia)

シェリル・ラッド(Cheryl Ladd、1951年7月12日 - )は、アメリカ合衆国の女優、歌手である。1976年 - 1981年にアメリカABCで放送されたテレビドラマ『チャーリーズ・エンジェル』でシーズン2から起用され、クリス・マンロー役を演じたことで知られる。

シェーンなどで知られるアラン・ラッドの息子、デイビッド・ラッドは元夫で、2人の間に生まれたジョーダン・ラッドも女優であるJordan Ladd Biography (1975–)。1979年に離婚後も、Ladd姓を名乗った。1981年に、レコードプロデューサーのブライアン・ラッセルと再婚した。

人物・経歴

サウスダコタ州ヒューロンに生まれる。父はシカゴ・ノースウェスタン鉄道の機関士[http://www.filmreference.com/film/69/Cheryl-Ladd.html ] at で、4人兄弟の次女。姉、メリー・アン、弟、ブライアン、セス。

7歳の時にダンスを習い始め、スターを夢見た。母親だけがたった一人、彼女の芸能界入りを応援した。以後、ダンスと歌を熱心に勉強し、ハイスクール時代には、夏休みにプロのバンドに参加して全米ツアーをした。卒業と同時にツアーに積極的に参加、ハリウッドでバンドと別れ、演劇学校に入学した。

初めての仕事はチェリー・ムーアの芸名で、アニメーション『ドラドラ子猫とチャカチャカ娘』のメロディ・バレンタイン(日本版ではミミイ)役の歌唱担当。その後、CMや雑誌のモデルを経て、テレビ界からも出演依頼が来るようになった。

1976年からABCで放送が開始され人気番組となっていた『チャーリーズ・エンジェル』シーズン2へのレギュラー出演をファラ・フォーセット・メジャースが拒否したため、ファラの妹役のオーディションを受け合格しレギュラーに加入。最終のシーズン5まで出演した。

身長163cmと欧米人女性としては小柄ながら抜群のプロポーションと健康的な笑顔で日本でも人気となり、CMにも起用されている。

1998年のTV映画『チャット・ルーム/インターネット美少女誘拐事件』では、ジョーダン・ラッドと親子で共演している。

日本語への吹き替え版は小山茉美がほとんどを担当している。

出演作品

映画

公開年邦題原題役名備考
1971 壮烈!怒りのリベンジャーChrome and Hot Leather ケイティ
1973 女子大生悪魔の体験入学Satan's School for Girls ジョディ・ケラー テレビ映画シェリル・ストッペルムーア名義
1975 悪魔の海底黄金The Treasure of Jamaica Reef ザッピー
1983 ケンタッキー・ウーマンKentucky Woman マギー・テルフォード テレビ映画
グレース・ケリー物語Grace Kelly グレース・ケリー テレビ映画
情事のあとでNow and Forever ジェシカ・クラーク
1984 パープル・ハーツ/愛の勲章Purple Hearts デボラ・ソロモン
1985 追憶のオリエント急行・あの愛をもう一度Romance on the Orient Express リリー・パーカー テレビ映画
1988 ブルー・グラスBluegrass モード・セイジ・ブリーン テレビ映画
1989 ミレニアム/1000年紀Millennium ルイーズ・ボルティモア
1990 ファントムJekyll & Hyde サラ・クロフォード テレビ映画
リサ/真夜中の殺人コールLisa キャサリン
エア・パニック1501Crash: The Mystery of Flight 1501 ダイアン テレビ映画
1991 美しき選択Changes メラニー・アダムス テレビ映画
1992 ボディヒートPoison Ivy ジョージー・クーパー
1993 家族の条件Broken Promises: Taking Emily Back パム テレビ映画
1995 ダンス・ウィズ・デンジャーDancing with Danger メアリー テレビ映画
1996 薔薇の誘惑Vows of Deception ルシンダ/ルーシー・アン・マイケルズ テレビ映画
1998 チャット・ルーム/インターネット美少女誘拐事件Every Moter's Worst Fear コニー テレビ映画
ヒプノマニア 洗脳催眠Perfect Little Angels エレイン・フリードマン テレビ映画
1999 フランダースの犬A Dog Of Flanders アンナ
2007 ウォーク・ハード ロックへの階段Walk Hard: The Dewey Cox Story シェリル・ラッド クレジットなし

テレビシリーズ

公開年邦題原題役名備考
1970-1971ドラドラ子猫とチャカチャカ娘''Josie and the Pussycats メロディ・バレンタイン エピソード
1972 プローブ捜査指令Search エイミー・ラヴ 3エピソードシェリル・ストッペルムーア名義
1974 青春ロック ハッピー・デイズHappy Days シンディ 1エピソード
1975 華麗な探偵ピート&マックSwitch ジル 1エピソード
1977 女刑事ペパー Police Woman ケイト 1エピソード
ポリス・ストーリーPolice Story バフィー 1エピソード
1977-1981 チャーリーズ・エンジェルCharlie's Angels クリス・マンロー 87エピソード
1985 歪んだ愛/レイプの報酬A Death in California ホープ・マスターズ ミニシリーズ
1994-1996 ''One West Waikiki ホリー 20エピソード
1999-2000 ふたりの男とひとりの女Two Guys, a Girl and a Pizza Place バーグの母親 2エピソード
2003 チャームドCharmed ドリス・ベネット 1エピソード
2003-2008 ラスベガスLas Vegas ジリアン・デライン 29エピソード
2009 CSI: Miami アマンダ・コリンズ エピソード
2011 NCIS ~ネイビー犯罪捜査班NCIS: Naval Criminal Investigative Service メアリー・コートニー 1エピソード
CHUCK/チャックChuck エマ 1エピソード
2016アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件The People v. O. J. Simpson: American Crime Storyリネル・シャピロミニシリーズ

ディスコグラフィ

シングル

  • アメリカ・ビルボード誌"Billboard Hot 100"でのチャートインが1曲に対して、日本のオリコンシングルチャートでは5曲がチャートインした。それらの中には、「チャーリーズ・エンジェル」の日本でのエンディングテーマが含まれている。

以下は日本で発売されたもの。

  • 1978年「天使のためいき (Think It Over)」US:#34
  • 1978年「恋の雨音 (Walking in the Rain)」
  • 1979年「ダンス・フォーエヴァー」※ JP:#84
  • 1980年「ダンシング・アメリカン (Where is Someone to Love Me)」※※ JP:#20
  • 1980年「恋の雨音 (Walking in the Rain)」※再発売 JP:#66
  • 1981年「テイク・ア・チャンス」※※ JP:#22
  • 1982年「ラヴァー・トゥナイト(行きずりの人) (Just Another Lover Tonight)」※ JP:#67
    • ※: 「チャーリーズ・エンジェル」エンディングテーマ
    • ※※: サントリー「V.S.O.P.」「V.S.O.デラックス」CFソング

アルバム

以下は日本で発売されたもの。

  • 1978年「天使のためいき (Cheryl Ladd)」US:#129
  • 1979年「ダンス・フォーエヴァー」US:#179
  • 1980年「そよ風のエンジェル (the Best of Cheryl Ladd)」JP:#3(ジャケット写真はNHK「レッツゴー・ヤング」に出演し、「ダンス・フォーエヴァー」を歌唱したときのもの。)
  • 1981年「テイク・ア・チャンス」JP:#19
  • 1982年「愛はビューティフル (You Make it Beautiful)」
  • 1982年「ベストオブ シェリル・ラッド (the Best of Cheryl Ladd)」

関連項目

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/10/16 10:24 UTC (変更履歴
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