古里尚丈 : ウィキペディア(Wikipedia)
古里 尚丈(ふるさと なおたけ、1961年5月3日 - )は、日本のアニメーションプロデューサー。株式会社おっどあいくりえいてぃぶ代表取締役。青森県上北郡七戸町出身。血液型A型。あだ名は「サンライズのミスター子供番組」。
プロフィール
写真関係の専門学校を卒業後、1982年に日本アニメーションに制作進行として入社。スタジオジブリで『天空の城ラピュタ』の制作進行を経て、1988年にサンライズに入社。「勇者シリーズ」の『勇者エクスカイザー』から『黄金勇者ゴルドラン』中盤まで、設定制作や制作デスク、APを務め、『ゴルドラン』の終盤からメインプロデューサーに就任。
1996年から1999年まで、OVA版『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』シリーズ制作のために第10スタジオを設立。1998年にTV向け作品として『星方武侠アウトロースター』を、翌年には同一世界観を用いた『星方天使エンジェルリンクス』をプロデュースした。2000年には『GEAR戦士電童』、2001年から2003年には『激闘!クラッシュギアTURBO』、2003年には『出撃!マシンロボレスキュー』といった子供向け番組路線を4年間プロデュース。なお『出撃!マシンロボレスキュー』をもって第8スタジオに転籍することとなる。
2004年には「舞-HiMEプロジェクト」のプロトタイプでありシリーズ第1弾の『舞-HiME』を、2005年には『舞-乙HiME』をプロデュース。
その後、『舞-乙HiME』の続編OVA『舞-乙HiME Zwei』を制作。また2007年にはバンダイナムコグループ統合後、サンライズでは初めてナムコ作品のアニメ化となる『アイドルマスター XENOGLOSSIA』を制作する他、4年ぶりの子供向け番組新企画路線を企画中としていた(これが後の『ファイ・ブレイン 神のパズル』のことだったのかは不明)。
2011年の2月をもってサンライズを退社し、おっどあいくりえいてぃぶを設立。その後『ファイ・ブレイン 神のパズル』、『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』でプロデューサーを担当した(共にサンライズ作品)。
逸話
嫌煙家であり、近くでタバコを吸われるのがつらいと語っている。ただし、タバコや煙がつらいのであって喫煙者を嫌っているわけではない(場所を限定されて吸う人たちに同情のコメントを出している)とのこと。以前、系列会社のサンライズインタラクティブによく足を運んでいたが(本人は「遊びにいった」とコメント)、その理由の一つは、サンライズ時代からの仕事仲間である塚田廷式(つかだたかのり)がタバコを吸わないので、事務所に煙や臭いがない過ごしやすい環境にあったためだと『サンライズラヂオEX。』出演時に自己分析している。
アニメ監督の福田己津央とはOVA版『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』の時期から非常に深い関係を築いており、自身の手がける作品で何度も福田と組んでいる。又、福田の妻で脚本家の両澤千晶が唯一、福田が監督ではない作品として参加した『星方武侠アウトロースター』は古里がプロデューサーを務めている。
参加作品
テレビアニメ
劇場アニメ
OVA
Webアニメ
- 愛姫アニメーション(2019年、アソシエイトプロデューサー)
ゲーム
- ザクセスヘブン(2015年、企画・原作)
雑誌企画
- メガミマガジン・放課後のラッキーりすぽーん(2019年、原案・原作)
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/07/06 02:59 UTC (変更履歴)
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