カウテール・ベン・ハニア : ウィキペディア(Wikipedia)
カウテール・ベン・ハニア(كوثر بن هنية, Kaouther Ben Hania, 1977年8月27日 - )はチュニジアの映画監督、脚本家である。
経歴
1977年、チュニジアのシディブジッドに生まれる。チュニジアの映画学校に通ったあと、フランス・パリのLa Fémisとソルボンヌ大学で映画製作を学んだ。
2014年の長編デビュー作のドキュメンタリー映画『The Challat of Tunis』は、第67回カンヌ国際映画祭のACID部門に選出された。さらに2017年には、『Beauty and the Dogs』が第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で上映されている。
2020年、第77回ヴェネツィア国際映画祭のオリゾンティ部門において、『皮膚を売った男』がプレミア上映された。本作は第93回アカデミー賞国際長編映画賞のチュニジア代表に選出され、ノミネートを果たした。
2023年、第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で『』が上映される。本作は高く評価され、同映画祭ではドキュメンタリー映画賞であるルイユ・ドールを受賞した。また、同年度のセザール賞においても、ドキュメンタリー映画賞を受賞している。さらに、第96回アカデミー賞では長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされ、自身2度目となるオスカーノミネートを達成した。
フィルモグラフィー
年 | 作品名 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|
2010 | Les imams vont à l'école | ドキュメンタリー映画 | ||
2013 | Le Challat de Tunis | ドキュメンタリー映画 | ||
2016 | Zaineb Takrahou Ethelj | |||
2017 | Beauty and the Dogs | على كف عفريت | ||
2020 | 皮膚を売った男 | الرجل الذي باع ظهره | 第93回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート | |
2023 | بنات ألفة | ドキュメンタリー映画 | 第96回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞ノミネート | |
2025 | ヒンド・ラジャブの声 | The Voice of Hind Rajab |
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/09/07 02:43 UTC (変更履歴)
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