エステバン・チャベス : ウィキペディア(Wikipedia)
エステバン・チャベス(Esteban Chaves、1990年1月17日 - )は、コロンビア、ボゴタ出身の自転車競技(ロードレース)選手。
経歴
アマチュアから2013年までコロンビアのチームに所属。 2013年に事故で複雑骨折。翌年、オリカ・グリーンエッジと契約。 グランツールで総合優勝を狙える選手として活躍する。
2016年はジロ・デ・イタリアで総合2位、ブエルタ・ア・エスパーニャで総合3位と総合系ライダーとして飛躍の年となり、シーズンの締めくくりとなるジロ・ディ・ロンバルディアでは110年のレースの歴史の中で初の非ヨーロッパ人の優勝を記録した。また、モニュメント(5大クラシック)を制した初のコロンビア人選手となった。イル・ロンバルディア2016 - 最終戦ロンバルディアでチャベスがコロンビア人初のモニュメント制覇を達成
2017年、初出場したツール・ド・フランスでは病み上がりだったこともあり、総合62位で完走。
2018年、ジロ・デ・イタリア第6ステージで勝利を挙げるも大会終了後、伝染性単核球症と診断され、長期間レースに出場できない状態が続いた。
2019年、2月に開催されたボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナでレース復帰。6月のジロ・デ・イタリア第19ステージで、復帰後初勝利を収めた2級山岳でチャベスが復活の勝利 ロペスが挽回し、カラパスが首位を守る。
2022年、EFエデュケーション・イージーポストへ移籍。
特徴
身長164cmと小柄な体型で、山岳コースを得意とする総合系ライダー。
近年活躍が目立つコロンビア勢の内の一人(ナイロ・キンタナ、リゴベルト・ウラン、等)。遅れたチャベスをウランがアシストしたり、ウランの落車に対しチャベスがバイクを止めて心配したりと、チームは違えどコロンビア勢の絆の深さが見られる。
2016年ジロ最終ステージではポケットにバナナを入れて走り、レース中に補給する姿が癒されるとTwitterで話題になった。
レースではスポンサーであるスコットの軽量バイク、アディクトを使用。
主な戦績
2011年
- ツール・ド・ラブニール 優勝
2012年
- プルエバ・ビリャフランカ・デ・オルディシア 2位
- ブエルタ・ア・ブルゴス 総合3位、ヤングライダー賞、区間優勝(第5ステージ)
2014年
- ツール・ド・ランカウイ 総合4位
- ツアー・オブ・カリフォルニア 区間優勝(第6ステージ)
- ツール・ド・スイス 区間優勝(第8ステージ)
- ツアー・オブ・北京 総合3位、ヤングライダー賞
2015年
- ジロ・デ・イタリア 区間優勝 (第1ステージ・チームタイムトライアル)
- ブエルタ・ア・エスパーニャ 総合5位、区間優勝 (第2,6ステージ)
- イル・ロンバルディア 8位
- アブダビ・ツアー 総合優勝、ヤングライダー賞、区間優勝(第3ステージ)
2016年
- ジロ・デ・イタリア 総合2位、区間優勝(第14ステージ)
- ブエルタ・ア・エスパーニャ 総合3位
- イル・ロンバルディア 優勝
2018年
- ヘラルド・サンツアー 総合優勝(第3ステージ優勝)
- ジロ・デ・イタリア 区間優勝(第6ステージ)
2019年
- ジロ・デ・イタリア 区間優勝(第19ステージ)
2021年
- ボルタ・ア・カタルーニャ ポイント賞、 山岳賞(第4ステージ優勝)
2023年
- 選手権 優勝(個人ロードレース)
グランツールの総合成績
グランツール | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ジロ・デ・イタリア | — | 55 | 2 | — | 72 | 40 | — | — | — |
ツール・ド・フランス | — | — | — | 62 | — | — | 23 | 13 | — |
ブエルタ・ア・エスパーニャ | 41 | 5 | 3 | 11 | — | 19 | 27 | — | DNF |
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/02/09 23:12 UTC (変更履歴)
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