佐藤大 : ウィキペディア(Wikipedia)
佐藤 大(さとう だい、1969年 - )は、日本の男性脚本家、音楽家。埼玉県出身。
来歴
深夜ラジオのハガキ職人だったころに放送作家への憧れを抱いたのが物書きとしての原点と語るshop33とその後の物語 第七回 佐藤大 Vol.4 - next33 blog。東放学園に在学していた19歳の時に、特別講師として同校を訪れた秋元康と知り合い、彼が主宰するソールド・アウトと契約。放送作家を経て、沢田研二の「この僕が消える時」で念願だった作詞家としてデビューする。その後も近藤真彦や『ドラゴンボールZ』劇場版主題歌を手掛けるなど、すぐに作詞家として成功。21歳頃にソールド・アウトから離れるShop33とその後の物語 第七回 佐藤大 Vol.2 - next33 blog。作詞家として得た報酬で海外を遊び回るうちにイギリスでクラブカルチャーと出会い、多大なる刺激を受ける。
1992年、クラブ文化とゲーム文化を結びつけたイベント「東京ゲーマーズナイトグルーヴ」(TGNG)をオーガナイズSHIFT 日本語版 | PEOPLE | フロッグ・ネーション【RETRO51】「須田剛一×佐藤大=ゲーム第一世代」による「ノーコン・キッド」特濃対談 | インサイド。マンガ、アニメ、ゲームなどのいわゆるオタク的文化とクラブシーンとの二つのサブカルチャーの架け橋的な活動を行った。イベントを訪れた田尻智(のちに『ポケットモンスター』を開発)との出会いをきっかけに、一時期ゲームフリークに在籍、ゲームソフト『パルスマン』の広告宣伝に携わる。砂原良徳と組んだテクノユニット「ステレオタイプ」では、方法論としてテクノを中心に据えているが、それだけにとらわれない小林亜星、影山ヒロノブなど様々なジャンルのクリエイターとのコラボレーションを目的としていた。『パルスマン』のアレンジアルバムも同ユニット名義でリリースされた。
1993年、渡辺健吾(KEN=GO→)と共にテクノレーベル「フロッグマンレコーズ」設立。のちに佐藤が在籍する企画会社「フロッグネーション」は同レーベルから発展する形で設立された佐藤大氏と鵜之澤伸氏の対談 | 【VIPO】映像産業振興機構。2007年8月をもってフロッグネーションを退任し、脚本制作会社「ストーリーライダーズ」を立ち上げる。
1997年、『永久家族』でアニメ脚本家デビュー佐藤大①『AKIRA』 | Febri。その後『カウボーイビバップ』、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』などの脚本を経て、2005年の『交響詩篇エウレカセブン』にて初めてシリーズ構成を手掛ける。同作はもともとオリジナルのロボットゲームとして企画が立ち上がり、それが膨らみアニメ作品となったが、佐藤はそのゲーム企画の時点からシナリオライターとして関わっていた。2013年のテレビドラマ『ノーコン・キッド 〜ぼくらのゲーム史〜』では原案・シリーズ構成を手掛ける。2023年には田尻が開発した『ポケットモンスター』を原作とした新作テレビアニメでシリーズ構成を担当する。
その他
2007年11月より、自身がナビゲーターを務めるpodcast番組『FLOOR net podcast 佐藤大のプラマイゼロ』が不定期配信され、彼の価値観を知ることの出来る貴重なメディアとなっている。
参加作品
アニメーション
ゲーム
漫画
小説
共著
実写映画
出演番組
- FLOORnet podcast 佐藤大のプラマイゼロ(2007年 - )
連載
- FLOORnet 佐藤大のプラマイゼロ(2006年 - )
舞台
- 山田花子芸能生活20周年記念公演『海は青〜seeblue〜』(2008年)
テレビドラマ
- ライオン丸G(2006年) 企画協力
- ノーコン・キッド 〜ぼくらのゲーム史〜(2013年) 原案・脚本
- 闇の伴走者(2015年) 脚本
- 天才てれびくんhello,(2020年) シリーズ構成・世界観設定
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/10/25 20:21 UTC (変更履歴)
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.