今村昌弘 : ウィキペディア(Wikipedia)

は、日本の推理小説家。長崎県出身。代表作は『屍人荘の殺人』シリーズ。

略歴・人物

人物

長崎県諫早市生まれ、兵庫県神戸市育ち。

岡山大学医学部保健学科放射線技術科学専攻を卒業。

声優の入江麻衣子ははとこである。

受賞まで

大学卒業後、診療放射線技師として勤務しながら小説を書き続ける。29歳で退職し執筆に集中。

2017年、『屍人荘の殺人』で第27回鮎川哲也賞を受賞する【鮎川哲也賞】兵庫県在住の今村昌弘さん『屍人荘の殺人』が受賞 - 本のページ(2017年4月15日)第27回鮎川哲也賞が決定いたしました - 東京創元社。受賞作について、推理作家の北村薫は、「奇想と本格ミステリの融合が、実に見事。この頭の働きには、素直に脱帽するしかありません」と評している。同作は「このミステリーがすごい!2018」第1位、「2018 週刊文春ミステリーベスト10」第1位、「2018 本格ミステリ・ベスト10」第1位、第15回本屋大賞第3位、第18回本格ミステリ大賞など、デビュー作ながら高く評価された。2019年には映画化された。

受賞時点の紹介では「フリーター」「兵庫県在住」と記されている。

ミステリ・ランキング

  • 週刊文春ミステリーベスト10
    • 2017年 - 『屍人荘の殺人』1位
    • 2019年 - 『魔眼の匣の殺人』3位
    • 2021年 - 『兇人邸の殺人』3位
    • 2023年 - 『でぃすぺる』10位
  • このミステリーがすごい!
    • 2018年 - 『屍人荘の殺人』1位
    • 2020年 - 『魔眼の匣の殺人』3位
    • 2022年 - 『兇人邸の殺人』4位
    • 2024年 - 『でぃすぺる』28位
  • 本格ミステリ・ベスト10
    • 2018年 - 『屍人荘の殺人』1位
    • 2020年 - 『魔眼の匣の殺人』2位
    • 2022年 - 『兇人邸の殺人』3位
    • 2024年 - 『でぃすぺる』14位
  • ミステリが読みたい!
    • 2019年 - 『屍人荘の殺人』2位
    • 2020年 - 『魔眼の匣の殺人』3位
    • 2022年 - 『兇人邸の殺人』5位
    • 2024年 - 『でぃすぺる』19位
  • MRC大賞
    • 2023年 - 『でぃすぺる』10位

作品リスト

『屍人荘の殺人』シリーズ

  • 屍人荘の殺人(2017年10月 東京創元社 / 2019年9月 創元推理文庫 )
  • 魔眼の匣の殺人(2019年2月 東京創元社 / 2022年8月創元推理文庫)
  • 兇人邸の殺人(2021年7月 東京創元社 )
  • 明智恭介の奔走(2024年6月 東京創元社 )
    • 収録作品:最初でも最後でもない事件 / とある日常の謎について / 泥酔肌着引き裂き事件 / 宗教学試験問題漏洩事件 / 手紙ばら撒きハイツ事件

その他の作品

  • ネメシスI(2021年3月 講談社タイガ )
  • でぃすぺる(2023年9月 文藝春秋 )

アンソロジー収録

「」内が今村昌弘の作品

  • Jミステリー2022 SPRING(2022年4月 光文社文庫 )「ある部屋にて」
  • 本格王2023(2023年6月 講談社文庫 )「ある部屋にて」

単行本未収録作品

  • 型取られた死体は語る(文藝春秋『オール讀物』2024年7・8月号)

テレビドラマ

  • ネメシス(2021年4月 - ) - 脚本協力

ゲーム

  • 歪んだ実験室の殺人(2024年1月 マダミスアプリ「ウズ」) - 原作・シナリオ

関連項目

  • 日本の小説家一覧
  • 推理作家一覧

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/08/13 04:02 UTC (変更履歴
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