小林誠 : ウィキペディア(Wikipedia)
小林 誠(こばやし まこと、1960年11月20日 - )は、日本の政治学者。専門は、国際政治学。
愛知県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大学大学院法学政治学研究科およびメキシコ大学院大学で学ぶ。立命館大学国際関係学部専任講師・助教授・教授、横浜市立大学国際総合科学部教授(6か月)を経て、現在お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科教授。
著書
共編著
- (関下稔・山形英郎・南野泰義・森岡真史)『プロブレマティーク国際関係』(東信堂, 1996年)
- (遠藤誠治)『グローバル・ポリティクス――世界の再構造化と新しい政治学』(有信堂, 2000年)
- (関下稔)『統合と分離の国際政治経済学――グローバリゼーションの現代的位相』(ナカニシヤ出版, 2004年)
訳書
- ロバート・コヘイン『覇権後の国際政治経済学』(晃洋書房, 1998年)
- ヴッパタール研究所編『地球が生き残るための条件』(家の光協会, 2002年)
- デイヴィッド・ヘルド『デモクラシーと世界秩序――地球市民の政治学』(NTT出版, 2002年)
論文
雑誌論文
- 「キューバの従属的発展とアメリカ合衆国のヘゲモニー――バティスタ独裁政権(1952-58)の一考察」『國家學會雑誌』102巻9・10号(1989年)
- 「国際関係学の葬送のために(上・下)」『立命館国際研究』8巻3号/8巻4号(1995-1996年)
- 「現代国際理論の問題構成――旅程1:国際社会から世界社会へ」『立命館国際研究』9巻4号(1997年)
- 「アンティリアリズムのパワー・サイト――国際政治における国家と社会」『国際法外交雑誌』97巻6号(1999年)
- 「システム特性としてのグローバル・テロリズム――柔らかい恐怖について」『現代思想』31巻3号(2003年)
- 「ポストナショナルな世界配置について――イラク戦争後の帝国と国家」『アソシエ』15号(2005年)
- 「人道的介入のスタンダード――国際関係の倫理化と『国際共同体』の言説」『アソシエ』16号(2005年)
単行本所収論文
- 「ナショナルプロジェクトとしての開発――その終焉のために」片岡幸彦編『人類・開発・NGO――「脱開発」は私たちの未来を描けるか』(新評論, 1997年)
- 「グローバリゼーションと政治変容――加速し広域化する権力」片岡幸彦編『地球村の思想――グローバリゼーションから真の世界化へ』(新評論, 2001年)
- 「外交政策の再構築」進藤榮一編『公共政策への招待』(日本経済評論社, 2003年)
- 「終焉のイニシアティヴ――『東北アジア地域冷戦』の呪縛を超えて」徐勝・松野周治・夏剛編『東北アジア時代への提言――戦争の危機から平和構築へ』(平凡社, 2003年)
- 「拡散する暴力、転移する権力――『人間の安全保障』の臨界点」佐藤誠・安藤次男編『人間の安全保障――世界危機への挑戦』(東信堂, 2004年)
- 「自衛のための戦争、人道のための戦争」安藤次男・奥田宏司・原毅彦・本名純編『ニューフロンティア国際関係』(東信堂, 2006年)
- 「グローバリゼーションと国際政治――権力の領域化と脱領域化」大久保史郎編『講座人間の安全保障と国際組織犯罪(1)グローバリゼーションと人間の安全保障』(日本評論社, 2007年)
- 「ハードな戦争とソフトな戦争――グローバリゼーションの中の日本外交」進藤榮一・水戸考道編『戦後日本政治と平和外交――21世紀アジア共生時代の視座』(法律文化社, 2007年)
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