後藤文雄 : ウィキペディア(Wikipedia)

後藤文雄(ごとう ふみお、1929年9月13日 - )は日本のカトリック教会司祭、神言会士。

経歴

1929年、新潟県長岡市の浄土真宗本願寺派の末寺の次男として生まれる講談社 2007年 p.13。1947年3月、県立長岡中学校(翌年に県立長岡高等学校に改称)を卒業後、代用教員講談社 2007年 p.103。1950年、岐阜県多治見市の神言神学院に入学。

1955年、南山大学哲学科を卒業後、神学研修を積み、1960年、司祭として叙階を受ける。同期の叙階は他に三好迪ら3人がいたが、3人は後に司祭を辞めて還俗している。

カトリック南山教会、カトリック吉祥寺教会主任司祭など、神言会運営の教会にて司祭を歴任。1981年から1994年まで、14人のカンボジア難民の子どもを次々に里子として引き受け、養育。

1995年からカンボジアの奥地で小学校を建設するボランティアを開始。講談社 2007年 p.224-2262014年までで18校を建設。

2003年「AMATAK(アマタック)カンボジアと共に生きる会」を設立、2005年にNPO法人として認証を受けた。2006年に米百俵賞受賞。2007年、第19回毎日国際交流賞を受賞。

2018年、半生を描いたドキュメンタリー映画、「Father」が公開。

高齢のため定年となり、主要な役割を終えて引退したが、吉祥寺教会にて補佐司祭として活動。信徒講座の他、日曜にミサを1回、担当している。

2020年10月、司祭叙階60周年(ダイヤモンド)となる。

ドキュメンタリー

  • こころの時代「裏も表も我が人生」(2020年12月13日、NHK Eテレ)

出典

著書

  • 『カンボジア発 ともに生きる世界』女子パウロ会 2001年 ISBN 4-7896-0537-X
  • 『よし! 学校をつくろう 神父ゴッちやんの履歴書』講談社 2007年 ISBN 978-4-06-214443-8

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/03/31 05:41 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「後藤文雄」の人物情報へ