池上高志 : ウィキペディア(Wikipedia)

池上 高志(いけがみ たかし、1961年2月15日 - )は、東京大学大学院情報学環教授。

人物

複雑系と人工生命などを専門とし、1998年以降には、身体性の知覚、進化ロボットの研究を展開。2005年以降は、油滴の自発運動の化学実験を開始。近年は、アート関連の活動池上高志「構造としてのアート」 http://aar.art-it.asia/u/admin_edit1/PI2hdivAxVDCnq5f31Xpなども行なっている。テレビ出演の際、爆笑問題の田中から、「アーチスト、ロッカーみたいな感じの風貌」爆問学問 FILE075:「博士が愛した『イノチ』」 http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20090616.htmlと言われた。父の池上英雄は理工学者、名古屋大学名誉教授。

経歴

  • 1961年 長野県に生まれる
  • 1979年3月 愛知県立旭丘高等学校卒業
  • 1984年3月 東京大学理学部物理学科卒業
  • 1989年3月 東京大学大学院理学系研究科物理学修了。理学博士(学位論文:「Model immune network : : the role of antigen-antibody complexes(免疫ネットワークのモデル :) 」博士論文書誌データベース。
  • 1989-90年 日本学術振興会特別研究員(PD)京都大学基礎物理学研究所
  • 1989年5月-8月 アメリカ・LosAlamos 国立研究所visiting fellow
  • 1990年4月-1994年2月 神戸大学自然科学研究科助手
  • 1994年3月より 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻助教授
  • 1994年7-8月 オランダ・Utrecht大学理論生物学・招聘研究員
  • 1998年3-6月,7-9月 フランス・Sony Computer Science 研究所・招聘研究員
  • 2002年7-9月 スイス・EPFL(スイス工科大学)・特別招聘研究員
  • 2008年 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系教授
  • 2010年 東京大学大学院情報学環教授

著作物

主な論文Takashi Ikegami's Web Page | Publication http://sacral.c.u-tokyo.ac.jp/~ikeg/ikegikeg/publications_j.html

  • Bedau, Mark A., John S. McCaskill, Norman H. Packard, Steen Rasmussen, Chris Adami, David G. Green, Takashi Ikegami, Kunihiko Kaneko, and Thomas S. Ray. (2001) Open Problems in Artificial Life. Artificial Life 6(4): 363-376.
  • Hashimoto, T. and Ikegami, T., Emergence of Net-grammar in Communicationg Agents BioSystems 38 pp.1--14. 1996.
  • Kaneko, K. and Ikegami, T. Homeochaos: Dynamical stability of Symbiotic Network with Population Dynamics and Evolving Mutation Rates, Physica D 56 pp.406--429. 1992.

書籍

  • 『動きが生命をつくる―生命と意識への構成論的アプローチ』 (青土社 2007), 単著
  • 『複雑系の進化的シナリオ―生命の発展様式 (複雑系双書)』 金子邦彦、津田一郎らとの共著(1998)

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2021/09/07 16:19 UTC (変更履歴
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