林家つる子 : ウィキペディア(Wikipedia)
林家 つる子(はやしや つるこ、1987年6月5日 - )は、日本の女性落語家、タレント。本名は みなみ。落語協会所属の真打。出囃子は藤音頭。血液型はO型。
経歴
群馬県高崎市出身。群馬県立高崎女子高等学校、中央大学文学部人文社会学科卒業林家 つる子 落語協会。専攻は中国言語文化。。
大学では落語研究会に所属。大学2年生の時に全日本学生落語選手権・策伝大賞で決勝進出、審査員特別賞を受賞しFLASH 2023年4月25日号「美人落語家&講談師 私のデート勝負服」p.27、4年次には全国女性落語大会(ちりとてちん杯)で優勝する。
大学卒業時に落語家になりたいと決意して両親の許可を得た上で、落語研究会の顧問でもある黒田絵美子(中央大学教授)に相談。柳家さん喬を紹介してもらって相談の上、2010年に九代林家正蔵に入門した。
2015年11月に二ツ目昇進。
2016年に「ミスiD」にエントリーし、「I love japan賞」を受賞する。なお紹介したのは大学落研時代の友人であった銀杏亭魚折で、「冗談で紹介したらエントリーしていた」という。
2019年に第11回前橋若手落語家選手権を優勝し、2021年3月には第20回さがみはら若手落語家選手権を演目「しじみ売り」で優勝した。2021年11月に行われた令和3年度NHK新人落語大賞の本選、2022年10月に行われた令和4年度NHK新人落語大賞の本選に2年連続で進出した。
2024年3月下席より、三遊亭わん丈と共に抜擢で真打に昇進した。つる子は女性落語では初の抜擢真打であり、香盤は12人抜きとなる令和6年 春 真打昇進決定 - 一般社団法人 落語協会 2023年4月1日。
人物
大学では落語研究会に所属していたが、元々落語の知識は無く、最初は演劇系のサークルに入りたかったが、勧誘してくれた先輩たちの落語を聴いて素直に面白いと思い、落語研究会に入る。学生時代の高座名は「中央亭可愛(ちゅうおうていかわい)」。
2018年春に、立川がじら、柳家小もん、三遊亭ぐんまと共に群馬県出身の若手落語家4名で同県の全35市町村で公演を催す趣旨の落語家ユニット「上州事変」を結成し、群馬県民の日である10月28日に群馬会館にて旗揚げ公演を実施上州事変公式サイト。また同年、演芸男装ユニット「輝美男五(きびだんご)」に「弓鶴」の名前で参加した。
芸風に於いては、同じ協会の柳亭こみちとともに、どうしても男目線で描かれがちの落語の噺を再構成し、女目線で語る取り組みを二ツ目時代から続けている。
また同じ協会の林家あんこ、春風亭一花ともに女性二ツ目ユニット「おきゃんでぃーず」を結成。2022年まで活動した。
氣志團のファンである。
受賞歴
- 2007年 第4回全日本学生落語選手権・策伝大賞 審査員特別賞(中央亭可愛として)
- 2009年 第2回ちりとてちん杯 全国女性落語大会 知事賞(ちりとてちん賞)(中央亭可愛として)
- 2019年 第11回前橋若手落語家選手権 優勝
- 2021年 第20回さがみはら若手落語家選手権 優勝
- 2022年 第33回北とぴあ若手落語家競演会 奨励賞
メディア
テレビ
- レギュラー番組
- 笑点(日テレ、地上波)・笑点特大号(BS日テレ、衛星波) 女流大喜利・若手大喜利(不定期)
- 笑点流合同真打昇進披露口上(日テレ、2024年4月14日)
- 日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu(BSフジ、2021年10月11日 - ) - ナレーターとして
- 真相報道 バンキシャ!(日テレ) - コメンテーターとして
ラジオ
- Air Place(ラジオ高崎、月曜パーソナリティ番組改編のお知らせ ラジオ高崎)
- パンサー向井の#ふらっと(TBSラジオ、2022年5月10日 - 、火曜レポーター)
- 立飛グループpresents 東京042〜多摩もりあげ宣言〜(TBSラジオ、2023年1月7日 - 、パーソナリティ)※土屋礼央と共に担当。
広告・CM
- 良品計画「無印良品新宿靖国通り店リニューアルオープン」(2023年10月)- 新宿末廣亭で撮影。
寄稿
- 「自分で自分を笑わせる」(月刊PHP、2023年1月号)
注釈
出典
外部リンク
- - 公式サイト
- 上州事変
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/12/01 08:01 UTC (変更履歴)
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.