鈴木理恵子 : ウィキペディア(Wikipedia)
鈴木 理恵子(すずき りえこ)は、日本のヴァイオリニスト。所属事務所はASPEN。神奈川県横浜市出身。夫はピアニストの若林顕。
経歴
桐朋学園大学を卒業。篠崎功子、J.ギンゴールド他に師事した。23歳で新日本フィルハーモニー交響楽団副コンサートマスターに就任する。在籍中の1995年、チェコ・フィルハーモニー室内合奏団と共にアントニオ・ヴィヴァルディの『四季』を収録。1997年、新日本フィルハーモニー交響楽団を退団し、ソリストでの活動を中心としていく。1998年、スウェーデンのマルメ歌劇場の客演コンサートマスターに定期的に招待されるようになる。また、2004年より2014年2月まで、読売日本交響楽団の客員コンサートマスターを務めた。2005年から2009年にかけてタイや中国にてリサイタルを行ったり、インドネシア、カンボジア、インド等、アジア各国の音楽祭に招かれたりしており、一部では無伴奏のリサイタルを行った。また、後進の育成にも力を入れており、ニュージーランド、インドネシア、中国など多くの国の国立音楽院などで度々室内楽のマスタークラスを行っている。2008年には、音楽と様々なアートによる「ビヨンド・ザ・ボーダー音楽祭」をプロデュースし、その後も不定期ながら継続して開催している。近年は夫でもあるピアニスト若林顕とのデュオを中心に活動し、コンサートやCDをリリースしている。2017年、コンサートイマジンからASPENへ移籍。
ディスコグラフィー
- 理恵子の四季(1995年、チェコ・フィルハーモニー室内合奏団、Pony Canyon)
- 夏の夜の夢(1999年、ビクターエンタテインメント)
- from the orient(2002年、ビクターエンタテインメント)
- Winter Garden(2006年、WonderLand Records)
- Chopin Fantasy(2010年、tamayura)
- ブラームス ヴァイオリン・ソナタ全集(2013年、若林顕、King international)
- シューベルティアーナ(2014年、若林顕、Octavia Records)
- モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ集Vol.1(2015年、若林顕、Octavia Records)
プロデュース
- ビヨンド・ザ・ボーダー音楽祭(BTB音楽祭)
- 第1回(2008年、横浜美術館)
- 第2回(2009年、横浜みなとみらいホール)
- 第3回(2010年、掛川市文化会館シオーネ)
- 第4回(2014年、横浜みなとみらいホール)
- 第5回(2016年、横浜みなとみらいホール)
外部リンク
- アーティスト / 鈴木理恵子 - ASPEN公式プロフィール
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/12/03 20:57 UTC (変更履歴)
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