アンディ・フェアウェザー・ロウ : ウィキペディア(Wikipedia)

アンディ・フェアウェザー・ロウ(Andy Fairweather Low, 1946年8月2日 - )はイギリス・ウェールズ出身のギタリスト。代表曲は、全英12位を記録したベッシー・スミスのカバー曲「Gin House Blues」。

エコーを効かせたフィンガー・ピッキングでの独特な演奏が特徴。

概説

1966年にエイメン・コーナー(Amen Corner)のヴォーカリストとしてデビュー。1969年「(If Paradise Is) Half as Nice」が英国でNo.1を獲得した。

1970年、エイメン・コーナーは2つに分裂。フェアウェザー・ロウはデニス・バイロン(ドラムス)、ブルー・ウィーヴァー(オルガン)、クライブ・テイラー(ベース・ギター)、ニール・ジョーンズ(ギター)とフェア・ウェザー(Fair Weather)を結成。彼等は同年、シングル「Natural Sinner」で全英6位を記録したが、アルバムを1枚残して解散。

フェアウェザー・ロウはフェア・ウェザー解散後に引退を表明するが、1974年にカム・バック。ソロ活動を行いながら、ロイ・ウッドやデイヴ・エドモンズ、リチャード・トンプソン、ザ・フーアルバム『フー・アー・ユー』(1978年)と『イッツ・ハード』(1982年)の制作に参加した。等多くのミュージシャンやバンドのレコーディング・セッションに参加。1983年には、元スモール・フェイセスのロニー・レーンの呼びかけで開催されたARMSコンサートに参加。

1991年からは、エリック・クラプトンのサポート・ギタリストとして抜擢され、ワールド・ツアーやレコーディングに参加。1991年のジョージ・ハリスンとエリック・クラプトンの来日公演でも、独特のフィンガー・ピッキングを披露した。

1993年、ピート・タウンゼントの北アメリカ・ツアーに参加。

1999年から2002年にかけて、元ピンク・フロイドロジャー・ウォーターズのワールド・ツアーに、ギタリスト及びベーシストとして参加。

現在に至るまで、ギタリストとしてもシンガー・ソング・ライターとしても精力的な活動を続けている。

ディスコグラフィ

Amen Corner' Singles (在籍時)

  • Gin House Blues (1967年、 全英12位)
  • The World of Broken Hearts (1967年、 全英24位)
  • Bend Me, Shape Me (1968年、 全英3位)
  • High in The Sky (1968年、 全英6位)
  • (If Paradise Is) Half as Nice (1969年、 全英1位)
  • Hello Susie (1969年、 全英4位)
  • Get Back (1969年)

Amen Corner' Albums (在籍時)

  • Round Amen Corner (1968年)
  • The National Welsh Coast Live Explosive Company (1969年)
  • Farewell To The Real Magnificent Seven (1969年、 ライブ・アルバム)

Fair Weather' Albums

  • Beginning From An End (1970年)

Solo Albums

  • Spider Jiving (1974年)
  • La Booga Rooga (1975年)
  • Be Bop 'N' Holla (1976年)
  • Andy Fairweather Low (1976年)
  • Mega Shebang (1980年)
  • Sweet Soulful Music (2006年)

注釈

出典

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/05/13 17:45 UTC (変更履歴
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