今村文彦 : ウィキペディア(Wikipedia)

今村 文彦(いまむら ふみひこ、1961年 - )は、日本の地震学者。東北大学災害科学国際研究所災害リスク研究部門津波工学研究分野教授で、災害科学国際研究所長を兼任した今村文彦 researchmap。復興庁復興推進委員会委員長、土木学会副会長。研究分野は津波工学、津波防災に関わる、津波の流体波動数値計算、歴史地震津波痕跡調査、避難シミュレーション、認知心理学(避難時の記憶と人間行動を分析)などに取り組む。

山梨県で生まれ育ち、日本海中部地震をきっかけに津波防災研究に進んだユーザ紹介第92回 今村文彦 1100年前の津波をシミュレーション 現代の減災にどう生かすか フォーラムエイト。

東電福島事故の群馬訴訟控訴審で東京電力側証人として出廷し、「土木学会手法 (2002)「原子力発電所の津波評価技術」(2002) 土木学会 原子力土木委員会は福島沖で将来津波が起きるかどうか、詳細な検討はしていない」と証言した 原子力損害賠償群馬弁護団。

略歴

  • 1980年3月 山梨県立甲府第一高等学校卒業
  • 1984年3月 東北大学工学部土木工学科卒業
  • 1989年
    • 3月 東北大学大学院工学研究科博士後期課程修了「数値計算による津波予警報の可能性に関する研究」 東北大学 博士論文、甲第4076号、1989,
    • 4月 東北大学助手
  • 1992年12月 東北大学工学部助教授
  • 1993年8月 アジア工科大学院土木工学部助教授
  • 1997年6月 京都大学防災研究所客員助教授
  • 2000年4月 海洋科学技術センター客員研究員
  • 2000年8月 東北大学大学院工学研究科教授
  • 2008年4月 日本自然災害学会会長
  • 2012年4月 東北大学災害科学国際研究所教授
  • 2013年9月 防災功労者防災担当大臣表彰受賞
  • 2014年3月 NHK放送文化賞受賞
  • 2014年4月 東北大学災害科学国際研究所所長
  • 2015年4月 文部科学大臣表彰科学技術賞(科学技術振興部門部門)受賞
  • 2015年6月 国土地理院功労者表彰受賞
  • 2016年9月 防災功労者内閣総理大臣表彰受賞
  • 2019年8月 3.11伝承ロード推進機構代表理事
  • 2020年4月 東北大学総長補佐、関西大学社会安全学部客員教授
  • 2020年6月 内閣府総合海洋政策本部参与
  • 2020年11月 濱口梧陵国際賞(国土交通大臣賞)受賞
  • 2021年4月 文部科学大臣表彰科学技術賞(科学技術振興部門)受賞
  • 2023年3月 東北大学災害科学国際研究所所長任期満了退任東北大災害研 今村文彦所長が今月末で退任へNHK03月14日、復興庁復興推進委員会委員長、内閣府南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ座長代理
  • 2023年4月 東北大学副理事(復興新生担当)、東北大学グリーン未来創造機構副機構長、中央大学客員研究員
  • 2023年6月 土木学会副会長(企画、国際担当)イマムラ フミヒコ 今村 文彦 Fumihiko Imamura東北大学 研究者紹介■ 令和 5年度土木学会役員土木学会
  • 2023年7月 国土交通省国立研究開発法人審議会委員

主要書籍

  • 首藤伸夫、今村文彦、越村俊一、佐竹健治、松冨英夫「」2007/11 朝倉書店 ISBN 978-4254160505

主要論文

関連項目

  • 北アメリカプレート
  • 濃尾地震
  • 根尾谷断層

外部リンク

  • 今村文彦 東北大学 災害科学国際研究所 IRIDeS
  • 今村文彦 津波工学研究室(東北大学大学院工学研究科

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/11/26 22:00 UTC (変更履歴
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